栄光学園中学校 / 学校説明会 / 実況中継
1、学校長のあいさつ
栄光学園が普段どのような様子で、そして何をやっているのかということを知っていただけたらと思っています。そして、共感していただけるならば、是非、お子様を、栄光学園の方へお預けいただけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。栄光学園はもうすでに、65年の、伝統を築き上げてきました。自立をベースにした教育理念、これはもう大概変わっておりません。しかし、この64年の中で変わっていくものがあります。それが、理念を実現するために、どういう手法、手段を取るか、ということです。これはやはり、昭和64年以降になってきますと、時代も随分変わってきます。社会環境も変わってきます。それに合わせながらということです。ただ、教育理念はずっと、そのような形でご覧いただけたらなと思います。
学園の目指す所、目的は『より誠実な人』『より良い社会人を育てていく』になっています。しかし、どこの学校でも、お互い、より誠実な人、より良い社会人、こんなことを目標と掲げています。では、栄光学園は他とどこが違うのか、どう違うのか。ということがポイントになってくると思います。そこの違いというのが、そのより良い社会人に導いていくために、どういう処方をとるか、ということだと思います。今お話しした、世界の教育理念を実現することによって終着点に導いていく、これは、栄光学園の教育理念の方法になっていると思います。
1、学校長のあいさつ
ただ、教育理念を実現していく、という事は、実は非常に難しい。大変な事です。実際に、これをどのように子供たちに、浸透させていくかに対して、ここで、我々が考えていくことは、この、家自体で大切にしていく言葉です。その中から、6つを選び、ひとり、一つ一つの言葉を、心に焼き付けてもらいます。そして、その一つ一つの言葉についてきている、それぞれの意味、その内容を併せて一緒に、覚えていくことです。ですから、内容をいきなり覚えていくなどより、まず、単語、その単語を覚えだすと、追いついていった意味を何となく思い出してくる。そういうことを狙って、キーワード、そしてそれに対応する色んな行動を、この6年間を通じて、子供たちに学習させていく。そして、それを身に焼き付けた形で卒業してもらう。そんなことを考えて、教育を進めていこうかと思っています。
その6つの言葉ですが、栄光学園を舞台にした、6角形の形が並んでいる、という絵がございます。ここに6つの言葉がでています。これが今我々が申しあげた、6つの言葉であり、実はこれを我々は、キーワードと呼んでいます。ですから、私が例えば、子供たちに校長としてなにか発信するときは、常にこの言葉を認識しています。言葉あるごとにこのキーワードと結び付けて、子供たちに『今こういうことを考えている』『こういうことを考えることが必要だよ』というような6年間、常に、そういう中で育っていくことによって、そのことが実際の大事な行動、などと一緒に心の中に焼き付けていければいいと思います。勿論、わずか6年間で、その言葉が完成するわけじゃありませんので、それを大事に育てていってもらいたい、ということも併せて子供たちに発信しております。ですから、栄光の、教育を理解していく上で、この6つのキーワードとは、およそどんなことなのか、ということも是非、お話しさせて頂きたいと思っております。
1、学校長のあいさつ
早速なのですが、今このキーワードをもう少しお時間を頂いて、簡単に説明させていただきたいと思います。まず、行動の原点というところ実はここに『man for other’s with other’s』という言葉があると思います。これが一つのキーワードになります。実は栄光学園というのは、この栄光の中で大変歴史的に有名で、その言葉が比較的皆さんの所にあると思います。行動の原点、要するに、考え方をしっかりと持っていてほしいということです。行動というのはその原点に、man for other’s の考え方があってほしい、これが、行動の原点としてのキーワード。自分の力を喜んで、人々のために活かすことのできる人間、こう言うことが出来ると思います。献身という言葉でもご理解いただけるかも知れません。
要するに、人々と色んな中で協調したり、人を助けていく、協力できる人。更にここ数年、強調しているのは、このothersという部分なんです。これを単純に言えば、自分が今いる社会、あるいは環境の中で『弱い児童、貧しい児童に光をあてて考えてください。そういう人たちの力になれる、そういう人たちと寄り添える、そういう部分も目指してください』という形で、子供たちにはもう一歩、踏み込んだ形でチャレンジして頂いています。これは栄光学園の行動の原点ということですので、一番表面的に見える部分だと思います。次のキーワードはこれは当然この6年間といいますか、成人になって自分を確立していってもらわなければならない。中高の6年間が将来の人格形成と照らし合わせ、実は大変大きな、栄光を占める分だと思っております。
1、学校長のあいさつ
この中高6年間というのは、子供から大人に変わる6年間です。ですから、非常に教育も難しいんですけども、家庭での子供との接し方も難しい時期ですね。ですから、ここで、どういうような教育や、自分自身にこれを植え付けていくというのは、ある意味、難しい方法かもしれません。ですが、自分の将来を決める部分にも関わってくるんじゃないか、と。ですから、ここをどう取り組むか。どのようにこの時期に、子供たちにこれを示していくか。これは、非常に大きい。そして、自分を磨く部分で最も大きなものになっていくんじゃないかなと思っております。
その3つですが、まず上から順番にMAGISという言葉が出てきます。これは、自己教育能力。学び続ける人間、ということです。要は、自分が自分に与えられた可能性、それに満足するのではなくて、常により、ただ一個でも逃さないような、努力を惜しまないでください、と。ですから自己教育能力といいますが、常に自分をより高めてください。こういう気持ちを持ちましょう。ということですね、これが、1番。
2つ目は、AGERE CONTRAという言葉が出てきています。心の強さや自立、という言葉が出ていますが、この言葉も開かれた人間ということになると思います。この素直な気持ちというのは、要するについつい自己中心的・わがままな自分になってしまいがちです、と。特にこの6年間は、やはり自己中心的になっていく可能性が非常に大きい。考え方であったり、色んな習慣であったり、ついつい自分の方に自己中心的になってしまう。それを改めよう、それを素直な気持ち。という言葉で表しました。この、AGERE CONTRAという英語なんですけども、to get controlという単語として使うことが出来る。要するに、教育、あえて、その自己中心的な方に一歩背を向けて、逆に一歩前に踏み出しなさい、そういう言葉なんですね。
1、学校長のあいさつ
これも実は、この6年間の中で、非常に重い言葉でもあると思います。ただ、これをしっかりと考えさせて目的を持つということが、重要であると思います。色んな形で、色んなところで使える言葉です。そして次が、実行力。『確信したことを勇気をもって実行する人間』ということになっていますが、要は、決めたことはしっかり、責任を持ってやりなさい、やり遂げなさい、と。
更に、中1から高3まで、子供から大人に変わる。すなわち年々、精神的・体力的成長も、ものすごく大きな変化を遂げていく6年になります。そうするといま長い人生のなかでやらなきゃいけない事、というのが年ごとに次から次へと変わってきます。また、変わっていかなければならない。
我々がこのキーワードに、日本語でよく当てる言葉が、確信。やるべきことをやるべきと、きちんとやる。『今やるべきことは何なんだ、今やるべき時だろ』というような形です。その三つの事はより分かりやすく、そういう形で、子供たちに伝えております。やるべきことをやるべき時にきちんとやる。この3つのキーワードでもって、この6年間の中で自分を成長させていってもらえたらいいのかなと思っています。で、行動の原点、man for other’sに従った、行動ができるようにしてもらいたい、これがまず、キーワード4つめです。
しかしこの6年間は、先ほど申し上げた通り自己中心的になりがちです。わがままになっていきたい、そういう年頃です。そういう中で、何で自分はこんなキーワードに則すような事に耐えなければならないのか、あるいは自分もそういう気持ちに持ってかなければならないのか、これは、その年代の子供たちにとって大変重要なことです。非常に難しい、ということですね。そういうところを支える言葉として、キーワードが二つあります。
まず、自己を支えるというもの、というキーワードがるんですね。その一つが、宗教性ということになりますが、これ実は直訳致しますと、より多いなる神の栄光のために。と置き換えられます。実は、栄光学園の栄光は、ここが発信号になります。『より多いであろう、神の栄光のために、この栄光が、己の小ささを知り、より多いなる存在に対して尊敬の念を持つ人間』どういうことかといいますと、自分が生かされているんだ、ということを知りましょう。そしてそれに対し、謙虚さを持ちましょう。感謝の気持ちを持ちましょう。ということです。自分が完璧であると思えばもう、もはや、人間的な成長は見えません。
1、学校長のあいさつ
やはり、常に生に対し謙虚になるということで、今まで言った4つのキーワードに対する真面目な、真摯な気持ちが生まれる。頑張ろう。という気持ちをそこから発進させたい。そういう言葉を持っています。このキーワードを心に留めながら、要するに生に対する謙虚さを持ちながら、それを自覚することで自らを磨き、そして、栄光の下す行動の原点に従って行動ができるような人になってもらいたい。そういうことです。
そして、実はもう1つ。これは多く与えられたものの使命、ということなんですけれども、一人ひとりに今自分の持っている環境なり、恵まれている部分、これは多くを与えられているんだったらそれなりに、多くを確信していかなければならない、というそういう義務がある、そういう認識を持って分かって貰いたい、と。おそらく、今ここにお見えの、お子さんは、多分相当見ているんじゃないかと思います。身体的にも、能力的にも、学力的にも、そして、家庭環境も、それは多くを与えられた。だから、自分はその上であぐらをかいてもいいのか、ということではなくて、そこからしっかりと自分を、理解、それを社会に確言していく、そういう気持ちを持ってほしいな、ということで、この6つをキーワードとして接しています。
そして、この教育理念を実現することを考えていきたいと思っています。更に、学校の特徴であるというところをもう一つ表現させて頂きますと、この180名という規模。これは一般的に学校じゃ少ない方です。ただこの、180名という小さなグループで6年間、同じプログラムを当たっていきます。私、絶妙な数だと思います。本校4クラスしかありません。1つの家族を一人の教員が一日中、したがって、180人が、共同で同じことを体験するということを、単に、大きな行事だけではなくて、日常的な毎日毎日ある6時間のなかでしていく。これは、4クラスしかない学校だからこそ、出来ることなんじゃないかなと思います。
1、学校長のあいさつ
ですから私、同窓会へいきますとOB達によく言われています。もう凄くあの先生がどうだったこうだった、と。ただ単に修学旅行が、体育祭だけじゃない。そういうこともその輪を強めていく大きなものになっていく。栄光学園はそういう意味では本当に、友達の輪が凄く強い、そして、友達の関係が、将来を特に支えあっている、と私はそういう風に思っています。そういう意味でも、この6年間は仲間意識を育てるのに、大きなものをもっていると私は思っております。この多感期、自己の成長に大きな支えを、というのは、間違いありません。そういう意味でも是非ここで考えていただきたいのは、その子供が変わっていくこの時代に、何を柱として学校を選択するか、ということだと思います。私が話している感じで言いますと、今ご家庭を基本にして子供たちに接している、と。それを踏まえて、考えていただけたら、と思っております。
まあごらんの通り広大な敷地や、この学校の中で6年間に、更に、私が話しているようなことを踏まえて研究していただきたいと思います。そして、今日の説明会、よく見ていただけたらな、と思います。ご両親が共感し、そしてやはり、子供がどう思うのか、これが大切だと思います。ですので、お子さんと十分に相談の上で、もし、お子さんも満足して、ここで、6年間を過ごすと思ってくださったのならば是非、栄光にお預けいただきたいと思います。ちょっとお時間かかってしまいましたけれども、ますます、そういう部分は研究していただけたらと思ってます。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪現代文の先生のお話≫
おはようございます。高校3年生の現代文を担当しております、タンペイと申します。まず、ここで皆様とお会いできた喜びと、感謝をお伝えさせていただきたいと思っています。今、高校3年生をもっておりますけれども、私、2年前に中学1年生を持っておりましたので、そのことをここで、お話したいんですね。中学1年生は、非常に盛んです。例えば冬休みなんかですと、子供なだけに山があるんですけれども、そこに行ってしまって、授業中帰ってこない。というようなところです。またアクロバットなどが大好きで、アクロバットを皆でやって楽しんでいます。今年、高校3年生はどうなのかといいますと、実は、高校3年生の方がバット好きです。この昼休み中にも、空バットをして楽しんでいる子たちがいるんです。
ただ、中学1年生の場合は、ボールが変わっても何でも楽しいんですよね。で、空バットして、楽しむ。高校3年生までには少し変わっていきます。たまに、フラストレーション発散の場が強いんです。中1の子などだと、より簡単に勝てるんですけれども、高3の子はもう必死です。ぐるんと前進していて、また非常に鈍いことで伝わってきます。中1の方は言わば『ちいぱっぱちいぱっぱ』な世界で、小鳥のさえずりのような世界なんです。けれども、高校3年生の方は寡黙に、ひたすらボールに当てるというような感じで、響いてくるのは鈍いボールの音。あとは、わーわ、という声です。ただ、このように時間を使うことで、自分たちの普段の辛さというものを、察しているかと思います。まあ、辛さというと、高校3年生の今、この時期が非常に大事な時期でして、まさに、自分の進路決定の時期になってきています。さきほど、センター試験の申し込みというものを、この火曜日にすべて出しました。また、2次試験の一括申し込みもあるということで、今週行っています。今後、日曜日なども模試で潰れたりして、なかなか辛い生活が待っているんです。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪現代文の先生のお話≫
また更に、自分の志望校決定についても、この1、2カ月に行わなくてはいけない、ということで、そういうプレッシャーが今、かかってきている時期です。その中で、この間、体育祭が行われたんですね。で、担任としては、生徒たちが来ないんじゃないか、という不安があったんですけれども、高校3年生の子たちは学校に来てくれました。そしてその後、後輩の高校2年生が中心となってこの体育祭をその後、盛り上げてくれました。私D組の担任ですが、栄光学園の体育祭というのは、A組からD組までが、クラス対抗の形でやるんですけれども、私の我がD組は、午前中の種目ではかなり劣性でして、午後の大きな競技で勝たないと逆転できない状態になりました。そのあたり、高校3年生も察していまして、まずは棒倒しで勝負したんです。非常にいい雰囲気でした。
その後、大きな種目が来ません。けれども、ここで初戦は勝ったかに見えたんですが、その中で、反則がありまして。そこで、敗退となったんですね。高校3年生はその時に非常に悔しかったみたいで、ちょっと暴言などもあったり、また、悔しい思いを捨て切れず、その場から帰れなくなってしまったりしたんです。けれども、それを何とか「早く帰れ」と言って観客席に戻したんですが、そこでも、なかなか興奮が冷め上がらずに、子供たちは立っていたんです。で、私もちょっと、可哀想だと思ったので、そういうところにに先程もお話しした”子供たちは、すごく気持ちは強くて、非常に声の力は強い”と。、それは悪いことではなくて、彼の気持ちの表れ、なんです。それでは何を彼らが表しているかっていうと、最後の体育祭、この場所で終盤戦、こんなところで負けるのは嫌だ、と。先生どうにかしてもいいか、やらせてくれよ、ということを必死に懇願してきました。私自身このことを受け止めながら非常にうれしくて。実は受験にも関わらず、こんなに夢中になってくれているというのが、担任として嬉しかったんです。
そうした一時的な興奮があったんですけれども、その彼らは反省したのか、先生さっきはすみませんでした、とそういうことも最後にまたあったんです。そして、さっきのことは忘れたかのように良い対戦だったよなあ、と。話の中に10月2日は冬期予備校さんの結構大きな模試があったんです。彼らはその模試を受けに行くはずだったんですけれども、体育祭を中心に、欠席が目立ったということもありました。そんな高校3年生なんですけれども、本当に残りわずかですが、私自身、受験は通過点だと思っています。その後の彼の人生をエンジョイしてほしいな、と思っています。では、今日はどうも、ありがとうございました。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
どうもこんにちは。数学科のイモトと申します。よろしくお願いします。つい先ほど、1、2時間目まで授業をやって、こちらに来たのですけれども大慌てでして。授業だとスーツでやっていないので、スーツに着替えていたところで、上着を着たんです、これ、なんかちょっと大きいな、ちょっと大きいんですよ。名前が金子って書いてある。どこかで、校長先生とスーツが入れ替わっちゃった、と。栄光学園というのは、こんな、校長と一般教員が、一体となっていることを理解していただければ、と思います。僕は、中学1年生と、中学3年生をやっています。今日どんな話をしようか、というところなんですけれども、栄光学園ってどんな生徒なのかというのがいまいち掴めない。なんかすごく真面目なんじゃないか、とか。
よくある質問が、うちの子は結構元気なんですけども、栄光に入って大丈夫でしょうか、と。そんな元気じゃないわけではないんですけど…と思いながら、と。そういうこともあるんですけれども、栄光生の特徴というか、中1のエピソードをお話したいと思います。実は、まず一つ目、これは夏休みのことです。僕、ちょっと用があって、車で外に出たんです。外に急な坂あります。あそこを車で下っていったんです。車で下っていたら、部活終わりの生徒だと思うんですけれど、 中1の集団が下に立っているんですよ。だから、中1だ、何かしてるなあ、と通り過ぎて行ったんですけど。ああいう、ちっちゃい子って妙に目ざといところがあって、あ!先生!先生だ!と誰かが気づいて、後ろから集団で、わーーーーっと。かわいいなあ、と。思いながらちょうど道路工事をしていて。片側通行で止められちゃったんですよ。一度、流石に諦めかけたんですけれども、またわーーーーっと走り始めて。あいつらしぶとい!で、そこも追い付く前に、通過したんですけれど、諦めかけた頃には、交番の信号、あそこの信号でつかまって、またわーーーーっと。カルガモの親の気持ちって、こういうことなんだなあ、と思いました。とにかく、生徒を見ていて何が楽しいのかはとにかく、なんか楽しいんだと。なんでも楽しむ。やっぱり、なんでも楽しむっていうか、どんなことでも、なんか楽しいことに変えちゃう、みたいな。そういうパワーみたいなものを、毎日感じます。これ1つ目です。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
もう1つ。これ、数年前なんですけれども、中学のサッカー部の顧問をやっておりまして。あの生徒たちは、グラウンドがこれだけありますから、朝、昼、放課後とどんだけサッカーやるんだ、ってくらいずっとサッカーやるわけです。で、特に中学1年生。中学1年生っていうのは2ヶ月間ぐらい部活を待たされるんです。それで、その後、色々なタイミングで、やっと入部できた、っていうのが嬉しい。なので、サッカーをそれだけするんですけれども、放課後はちょっと遅くなっちゃったりするわけです。
そこで、サッカー部の顧問で、もう一人、結構おっかなめの顧問がいるんですけれども、それに見つかって怒られて。お前らもう使用しちゃいけないと言われて帰されたんですね。その次の日、授業終わった後、昼休み、なにか相談しているんですよ、「謝りにいかね?」と。「いや、早い方がいい」と。なにか色々相談しているんですよ。で「今行こうぜ。これ、制服に着替えた方がよくない?」それで、結局、制服には着替えなかったのですけれど、心なしか不安だったのか、職員室に入るちょっと後ろの方に、ついてきている。それで色々話聞くと、やっぱり、彼らは彼らで、「これ皆で行ったら、ちょっと職員室に迷惑じゃない?」「いや、でも一人だけで行ったらこれも謝ってないことになるよ」と。相談を色々していて。結局彼らはどうしたかっていうと、綺麗に背の順に並んだんです。なんていうか、よく解釈すれば、栄光生は常識にとらわれない大胆さを持っていると、そういう風に思っています。
僕が授業で、他校の色んな授業を見たいということで、何年か前に関西の方の学校を見て回ったことがあるんです。その時に、本当に凄く勉強になったし本当に勇気だったんですけれども…その授業、っていうこととは別に、なんかその授業を見ていて、凄く違和感があって、なんだろうな、なんだろうな、と。最初は分からなかったんですけれども、何校目か見たときに、あ、これか!と思ったんです。それが、授業終わるじゃないですか。終わったあとに生徒さん達が、さよなら~っていった後にその場で、伸びしてたたずんで、話したりとかする。これが、うちの学校の場合、授業が終わると、さよならー、っていってすっ飛んで出るんですよ、外に。それでもう、まあとにかく外で遊ぶんですね。外で遊ぶ。それでこれはきっと、グラウンドが広いからだろうと。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
実際、生徒達に栄光学園の好きなところは?と聞くと、まあ皆「広い広い広い広い、だから自由だ」みたいな。もうそういうのばっかりなんですね。ああ、広いからか、なんて思ってたんですけれども、最近よーく子供たちを観察していると、そうでもないなあ、と。なぜかというと外には出るんですよ。でも遊んでいる様子をみると、こんなにグラウンドが広いのに、校舎の角のちっちゃいスペースで遊んでいたり、垣根と体育館の、ほそーい隙間でダッシュして遊んでいたり、向こうの方が安全だろう、というね。だから、広いからじゃないなあって、思ったんですね。なんだろってよくよく考えてみると、広いって、『栄光の』広いって意味だと思うんですけれども、広い空とやっぱり囲まれた緑なんですね。よく考えたら、この学校っていうのは、どこに行っても広い空と言えるんですね。道が広くても結局空ってそんな見えないんですね。しかも、その空の下には緑ですね。そうすると、そのくらいの年齢いっちゃうと「癒される~」みたいな感じなんでしょうけども、子供たちがそんな癒される、とかじゃなくて、とにかく「外じゃない」って言われるんですね。
だから、広いとかどうこうっていうよりも、やっぱり外に出たくなるような環境、雰囲気っていうのが、この学校にはあるんだなーというのを、すごく感じます。ですし、それは実は凄いおっきいことなんじゃないか、と僕は思うんです。1日2日だったら良いんですけれども、当たり前なんですよね、6年間ずっとこういう外を見る生活が続くわけですから。例えばディズニーランドって、なんか作りが、こうやって意識して、どの国のディズニーランドも、敷地から外が見えない様にしているんだそうです。まさにうちもそうことなんですね。外が見えるといえば、うちの学校、更に仕掛けがあって、遠く、遠方に、恵泉女学園という小学校があって、そういうロマンチックな作りになっている。あと、違うところでいえば、ディズニーランドっていうのは全世界でミッキーマウスは一人ですけれども、栄光の場合1000人居ますから、ミッキーマウスが。かわいいミッキーマウス達が。環境が与える影響っていうのは凄くおっきいんだなーっていう風に思います。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
先ほどは二つ話しましたけれども、とにかくなんかこう楽しくしてる、なんでも楽しくしちゃう。それは恐らく何かっていうと、外に出る。あと何も特にないんですよね。なんかこう栄光学園の持っている、凄い機材があるとか、なんか建物があるっていうわけじゃないんです。ですが場が与えられているんでしょう。何か持っているわけじゃないんですが、持ってないっていうことは、凄く自由なことで。だからこそ、自分たちでなんか楽しむ、っていうのを自然に工夫するんですよね。
先ほど、ものにこだわらない、常識にとらわれない大胆さって言いましたけれども、それも半分冗談ですけれども、やはり、学校の雰囲気としてこれはこうしなさい、とか、あれはこうしなさい、とかっていうようなことじゃないんですね。基本的に、君たちはどうする?というような、問いかけをするのが、やっぱり教員の立場、なんかそういうDNAみたいなものが、学校の中にあるような気がします。僕も卒業生だったんですけれども、その当時やはり、神父さんのおっしゃっていた事があります。とある学生さんなんですけれども、いつも感じてたのは何かっていうと、周りが、99人白、って言っても、自分が黒って思ったら突き進む信念ですか、それを通しなさい、っていう姿勢を、その学生さん自身がすごく憧れっていうのを自分自身抱いてたと思うんです。そのDNAっていうのは今、神父さんの家族って減っているんですけれども、何かすごく学校の中に自然に残っている。そういう、環境っていうのを、生徒が育てているんじゃないかなあ、と。そして、環境が育てるっていう部分でも無理がないですから、凄く自然にのびのび育っているという風に、自分は感想として思っているわけです。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
また、授業についてですけども、授業についても栄光学園、自学自習ということを謳っています。皆さんご存知だと思います。ただ、自学自習って言いますと、言葉として色んな解釈が出来るんです。どうやら、それを質問される方からすると、自学自習って何もしないで放っておいて授業もやっとけば?みたいな、そういうとこで、使うんじゃないかって思われるんです。自学自習って何かっていうと、まあ自ら進んで学ぶ、ということなんです。ということは、彼らが自ら進んで勉強したくなるようにするっていうことなんです。これには色んな方法があります。モチベーション、あるいは、使う教材、色々対策の方あります。けれども、根底にあるのは何かっていったら、答えをこっちから教える、っていうことじゃない。そうではなくて、答えを彼らが導く、っていうところを支援したらいいいんだと思います。やるのは君たちだよ、と。その学習を自分でやることは凄く大事だということ。何故かって言ったら実はそこに学ぶ喜びっていうのがあるんです。
僕の場合、数学をやっていますけども、数学の場合、正解することを要求されると、下手するとわかんなくても、合ってた方がいいわけです。正解した方がいいので、やり方を覚える。正解!やった!ってなるんです。けれども本当はその本人、そこでは「本当は分かってないんだよなー」って自信を持ってないんです。もうちょっと硬い言葉で言うと、自分がやっている、自分が今やっていることに、誇りって持てない。そう思うんですよ。だけど、合っている・合っていないは置いておいて、とりあえず何かその先にあ、わかった!あ、なるほど!っていう声が沸いたときっていうのが、凄く嬉しいんです。そして、基本勉強は分かった!なるほど!ああ、そうか!ヒント言わないで!と、そういう風になった時っていうのが自分にとっての誇り高いものになるだろうと思うんです。ですし、大人になって色んな仕事しなきゃいけない、色んな事を解決しなきゃいけない時に、解決をしたように見せる、とか、ごまかすという様なことっていうのは、しないと思うんですよ。まずは、ちゃんと分かるとかちゃんとできる、ちゃんと解決する、っていうのは、絶対その逆の方向にはなりえない。で、彼らが学ぶのは6年間じゃないし、その先、何年も学ばなきゃですから、やっぱり我々の役割って自分で、自ら学ぶ、ってこと。それがすごく大事だと思います。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪数学の先生のお話≫
それで、環境っていう話を先ほどしましたけれども、実は、その環境っていうのも、凄く大きな役割を与えているんではないかなー、って仕事しながら、痛感しております。今小学生は、一生懸命勉強していると思います。で、栄光としても、栄光を受けるって子は、うちの入試問題を一生懸命勉強してくれると思うんです。なので、学校としても、彼らが変な勉強をするような、そういうきっかけになるような問題は出したくないんです。彼らが、面白く、勉強って楽しいな、自ら進んでやっぱやりたい、って思えるような入試問題を出したいって思います。ただ4年くらい前、なんかこう、ものすごく難しい問題なんでしょうね、帰り道に泣いている子も居たようで、大いに反省しまして。彼らはやっぱりどのくらい出来るのか、っていうことを、しっかりこちらも勉強して、ここ数年、問題作りをしていると思います。ですし来年についても、そこは注意して、問題作っていきたいなと。
例えば中学3年生の子が暗そうにしているんですね。どうしたの、恋愛でもしてるか、って言ったら「先生!小学校からの幼馴染の女の子が引っ越しちゃって。告白しようと思うんですが、先生どう言ったらいい?」と。僕独身なんで、僕に聞いてどうなるんだ、って思ったんですけれど「行っちゃうんだろ?遠くに。そこは男らしく、俺と付き合うか、一生俺と逢わないか、どっちかに決めよう!とおとなしく言ったらどうだ!」って言ったら、そうか!かっこいいー!!とか言いながら走って行っちゃったんですね。何気ないことばっかりなんですけれど、学校での毎日っていうのは、彼らにとっても、自分にとっても本当に楽しいです。是非、これから一緒に楽しんでいけたらなーっと心から思います。御清聴の方、どうもありがとうございました。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪国語の先生のお話≫
おはようございます。僕、この学校に来て2年目なんですけれども、教員としては8年目になります。昨年度は中学2年生の国語、今年度は高校1年生の国語を担当しています。10分から15分とのことで、ストップウォッチを持ってきてちょっと計ろうと思っています。要するに、ボタン押し忘れたということで。で、何の話をしようかな、とずっと思って、ずーっと考えたんですけれども、2年目ということで比較的、新人の目から見た大掛かりな栄光学園の話をしようかな、と。栄光学園ってこういう学校だなと思った事をお話しします。
一つ目が教員と生徒の距離が非常に近い!これは色々なやり方があると思うんですけれども、うちの学校は、教室、職員室の扉を、閉めない、気が付いたら生徒が隣にいる。そういうことなんです。生徒は自由に入ってきたりします。休み時間は大体いつも生徒の部屋。でなぜか、自分の席に生徒が座っている。そういうことはよくあります。生徒との距離が近いっていう話の中では、向こうも親しみを感じてくれているのかなーと。あだ名をつけられるんですね。僕もやっぱり中学校2年生を教えていて、そういうことがあって。教室の前の方に、その日の時間割を書く黒板があるんです。そこに、名前が書いてある。多分6月くらいだったと思うんですけれども、二ヶ月くらい経って、彼らも慣れてきて、そこの名前の所に、書いてある。EUMPと。何かな、と生徒に聞いてみたんです。そしたら、いや、先生のあだ名です。と。何それ、と。
なんか理由は教えてくれないんです。それから会うたんび会うたんびEUMP、EUMPと呼ぶんです、彼らは。僕はこう見えて、体育会系をやっていたので、ちょっと礼儀はしっかりやんなきゃいけないな、と思い、お前何言ってんだ、と。先生のことをEUMPと呼ぶな、と。EUMP先生と呼びなさい、と。先生をつけなきゃいけない、ということをね。でもそのEUMP先生と呼ぶ子がほとんどになったんです。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪国語の先生のお話≫
けれども、そのうちだんだん何だか、時々おかしい発想をする子も居るんです。先生、EUMP先生とか、言いにくいから、EUMPかーとかどうですか?かー、じゃ先生の代わりになりませんか?と。なりません!と。今じゃ高校一年生の担任が言いましたけれども、当時の中学校に、現中3の子たちは遠くの方へ向ってEUMP~と、先生も外れましたね。大体一年たつと、そういう風に成長するんだなーっと。言う風に思ってます。そんな感じで、生徒と教員との距離が近い、非常に生徒の自主性を尊重している学校だなー、という印象がありました。
先ほど体育祭の話とかも出てきましたけれども、体育祭とか栄光祭、文化祭とか、この学校の場合は、企画から運営まで、すべて生徒たちが、実行委員ですけれども、子供たち
がやる、と。じゃあ、教員は何してるの?何もしないんですね、何もしないというのが、誤解を受けるんですけれども、ただ見ていると。見守っていると、言うことですかね。彼らは自分たちで考えたことを作ったり、企画を、きちんと遂行出来るかどうかっていうことを、見守っている。でどうしても、僕たち、教員、親御さんもそうだと思うんですけれども、なんかおかしなことやってたり、間違ったことしていたら、口を出したくなるじゃないですか。そこをじっと我慢するのが自分の仕事だなって、思って居るんです。
でも彼らは、なんて言うんですか、引率したり、組織を作ることからスタートします。この間終わりましたけれども、体育祭の実行委員は、終わった後にも、会合開いて、反省をしてます。来年へ引き継ぎ、っていうことを教えるんだと思います。だからうちの学校は、そうやって、その年やったことを、実行委員に引き継いでいる。そういう伝統も、出来ているんだな、っていう風に思います。生徒の自主性が凄いあっていい学校だなー、って思う、っていう話をしたんですけれども、3つ目に入ります。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪国語の先生のお話≫
3つ目の僕の印象としては、非常にやりたいことを何でもやらせてくれる学校だなーと。それは例えば生徒の同好会というところから引っ張られてきます。生徒の方でやりたい、こういう活動をしたい。といったことを、教員側の方が受け入れて、という形で最近できた同好会としては、フットサル同好会。あとは、写真同好会。今年度は、英語部とかいうのが出来たりして、今度はそういう新しい活動、っていうものを生み出したりできるような、土台が出来上がっています。そういう、やりたいことをなるべくやらせてくれる、っていうのは、生徒だけではなくて実は教員もそうなんです。まあ先程色んな方がお話しましたけれども、やっぱり、直接感じられたと思うんですけれども、皆さんとてもユニークです。俺もなかなか自分なりのスタンスで活動していたり、ということを今2年目なんですけれども、やりたいことをやらせてもらっています。例えば授業において、僕が今、佐藤学という、東大の教授が提唱している、七色共同体っていう授業方法を自分で実践しているんです。どういう授業方法かといいますと、先程のイモト先生の話とも繋がるのですが、教員は答えを言わない。子供たちが考える。
で、子供たちの発言を繋いで、自分たちで共有して、共通理解を得ていく。だから、彼らも発言をつむぐことによって理解が深まる、という形の勉強をしています。授業の形態としては、黒板をあまり使いません。生徒同士のグループ活動をやったり、僕ルートから全体までの共有のためのコの字を作り配置します。そういった中で、お互いの目を見ながら、話し合いながら、言葉を直して積み上げていく。そういう形の授業をしています。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪国語の先生のお話≫
どうしても、こちらから話す時間をとれば、彼らは何か話聞かなきゃいけないのかなー、と思う。そういうのって、発想を妨げるもので、結局その自由な形で、まあ信頼を回復できるような形で、お互いを学び知るという、そういう授業をしております。ですから、彼らも、初めはやっぱり、全員が黒板を向いてっていう形に慣れ親しんで、6年以上来ていますので、かなり、不安とかあるんですけれども、やっぱり栄光生の適応能力が表れているんです。最近2学期に入ってきますと、段々お互いに発言をする、で、発言をする。それを元に、また自分の考えを作れるようになってく、っていうのに慣れて、レベルの高い授業が反映されるようになってきたかなー、と思っています。授業のことはそういう感じなんですけれども、あとは、同好会についてです。さっき、生徒の方から作った同好会の話をしたんですが、僕、教員の方から作った同好会がありまして、やっぱり2年目なんですけれども、ラグビーをやっていくような、ラグビー同好会を、今年の6月から始めました。なので、皆さんの前でこういうお話をしているかというと、是非、皆さんに。皆さんのお子さんがすることもある意味、こう活動していきたいな、という訳で、ラグビーへの勧誘のお話でした。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪英語の先生のお話≫
こんにちは。栄光学園で英語を担当してます。HHです。去年の学校説明会でも、この場でお話しさせていただいたんですけれども、栄光学園には、女子教員が、11人います。非常勤の先生も含めて、養護教諭も含めますと、13人いますね。今年から社会科に新しく、女の先生もいらっしゃって。今そこで、案内をされてるピンクの服を着てる方ですけれども。はじめて全教科に女子教員がいる、という環境になるんです。ご紹介してということで、新しくいらっしゃった先生が栄光学園で教員の歓迎会を行った時に、深い授業ってことで、授業に話をされていて、私、今、高校3年生を10年以上勤めていますけれども、初めて、正にそういう気分で、毎度、教室に向かっています。
イモト先生が先ほど、毎日学校が楽しくてしょうがないと、おっしゃってたんですけれど、私はつらくてしょうがないです。毎日毎日が、ドキドキドキドキ。なんていうんですか、試験を受けているような気分です。少し、全体的な話をさせて頂くと、英語科は各学年で二人の教員がいまして。英語Ⅰ、英語Ⅱに分かれて、授業をさせていただいているんです。英語Ⅰで大体文法的なこと、構造的なことであるとか、語彙力を付けたりします。そして、英Ⅱではですね、その付けた能力を実際に使ってみよう、というようなことをしています。ただ、私、英語Ⅱの担当なんですけれども、高校3年生の団体で、色々英語Ⅰで難しい長文読解ですとか、受験問題の過去問を解いた後に、じゃあlet’s use English!とかって言っても、乗ってくれないんですね。なかなか具体的な影響がないので。なので、去年は高2だったので、色々プレゼンテーションやったり、グループ漫画をやったり、スピーチさせたりって色々やっていたんです。けれども、今年は、どうしようかなって思って、一学期は本当に生徒の学力を見ながら、色々思いながら過ごしていました。
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≪英語の先生のお話≫
そんな中、高校3年生は夏期講習があるんです。8月の中旬にかけて、色んな講座が開かれて、行われたんですけれども、私もいくつか担当しまして。100分で行うっていうことなんですけれども、私は割と、英Ⅰの先生が長文読解であるとか、文法的なことをやって下さっているので、大体10分くらいは継続して英語を聞けるというような、こうなると聴力ではなくて、体力、となってくると思うんですけれども、そういう風にしていきたいなと思って。夏休みに100分あるので、どんどん聴かせようと思って割と早いものを、たくさん聞かせて、生徒もそれなりにいい集中力で、ついてきてくれて。講習が終わるころには、あ、よかったな、とか、うまくできたかもしれない、なんて思いながらさよならーって返したんですけれども…そのあと、ハッと教室を見たら、もの凄く汚いんです。ものすごいって言ったら私の目から見て、私きれい好きなんですけれども、とっても汚いんです。
机の教室の隅のほうには、机が置いてあって、その上にはペットボトルが置いてあって、あと、缶がまた積んであったりして、そういうことがあったんですね。それを見たときに、ああ、ここで必死になって、一生懸命授業をしてたけれども、ゴミを広げるとか、ゴミはちゃんと捨てていくとか、自分はそういう基本的なことを何一つ、言わないままこの3日間過ごしてたんだな、って思って。なんか衝撃的で結局、残っていた生徒たちが、ああヤバイヤバイヤバイって言いながら、捨ててくれたんですけれども。または、これ僕たちじゃないですよ。なんていうようなことを言いながら、結局は処理してくれたんですけれども。自分の中で、なんだかこう切なくなってしまって。その夏期講習の時をきっかけにこの子たちは一体何を学びたいんだろう、ということ以上に、やっぱり自分が、目の前にいる子供たちがどういう風になって欲しいのか、っていうことを意識しながら、教室に向かわなければいけないなー、と。今は少しそこら辺の意識を変えて、毎日、授業をしています。でもやっぱり授業はしんどくて、本当に、男子校の女性教員は不死身じゃないとやっていけない、と思うけれども、実際に授業の風景を少し撮ってきましたので、ご覧いただければな、と思います。
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≪英語の先生のお話≫
~以下ビデオ内容~
一番静かなクラスを、パソコンに入れました。ひたすら聞きます。アメリカの銃規制についての話題を聞いているんですけれども。毎回、素材はただ単に聞かせて問題を解かせているんではなくて、その後、何かしら彼らが考えられるような素材を選ぶようにしています。ここでは、聞いた内容から発展して、銃規制というのが実際どういうものなのか。君たちは銃規制ってどう考えますか?ということを勉強しています。日本人なので、考えにくいですけれども。先ほども言ったように、できるだけ、賛否両論性のあるもの、この間はフロンテクノロジーとか、あとは宇宙開発とか、いろんな話題を探してくるようにしています。時々、英語の授業か社会の授業なのか分からなくなって、もっと自分も勉強していればよかったなって思います。
大体聞いたものはこの後、一斉に音読します。割と中1の頃から音読の活動を大事にしていまして。要するに、自分がスラスラ読めないものの意味が、耳から入ってきて理解できないだろうということです。音読はもうひたすら活動で、続けていることです。どの先生もそうだと思います。今度は、銃規制がテーマですので、そのイラストの内容を75字以内の内容で、英語でまとめて何かしら、まとまったものを書けと、いう活動に移っています。お父さんが息子に向かって大きくなったら何になりたい?と聞いていて、息子は僕はただ生きていたいんだ、と言う。その状況を英語でまとめて書きなさい、というものです。
また違うクラスです。これは成人式の場面なのですけれども、他にも七五三とかあるんですけれども。日本の事を聞かれたときに、黙らないで何かしら、とにかく何か喋ってくれってことです。お互い向き合って、一分間づつ成人式について今英語で喋っているところです。今、息抜きみたいな形で、スピーキングのエクササイズを。私この子たちは中学三年生から見てますので、ちょっとしたときに、これについて今から30秒話してみよう、とか。抵抗なく受け入れてくれる生徒たちですね。
~ビデオ内容終了~
私の話は以上になります。ありがとうございました。
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≪神父さんのお話≫
リーと申します。もう十分かと思いますけれども、もう5人目が話しますと、この人は真実なのか。そういうこともあると思うんですけれども、そうじゃないんですね。大体、こういうのは、3人ぐらいで、責任とってもらった方がいいと。腹八分と言いますけれども、私が、話をして、皆さんがお聞きになると、お腹がいっぱいになってしまうと、そんな感じがします。私は、校長や何人かの先生の話から出てきました、イエズス会の神父です。数少なくなってきた、絶滅危機種の一人、なんですけれども。
実は私が4月に、栄光学園に参りましたので、本来ここで、学園の説明をする立場にはないんですね。でも、ここでお話をしてください、と頼まれまして。しかも、時間無制限、だって言うんですよ。まあ、私は長い話を聞くのもするのも嫌いなもんですから、手短に話をしたいと思います。栄光学園には姉妹校がありまして、私はその姉妹校の方で、10年以上働いて参りました。4月にこちらにきて半年。ですから、栄光学園とはどんな学校なのかな、とはまた違った視点でお話しできるかとは思います。
今日、私たまたま、高2と高3の朝礼で、私話をする当番だったので、半年経って、この学校をどんな風に思っているか、印象としてどんな風に感じているか、そんな話をしたんです。それを一番最初に皆さんにもお話しようと思います。私の第一印象としては、ストレスの少ない学校、っていうところでした。何かといいますと、教師と、生徒の間に確執っていうのがあんまりないんですね。イエズス会の学校っていうのは大体しつけに厳しい所がありまして。髪の長さとか、制服の着方とか。また、つめ入りの制服を着ているという関係もあって、このホックをちゃんととめているか、とか。そんなことを細かく指導する、っていう所があったんです。ところが栄光学園の制服はまずホックがない。ですから、服も、赤、黄、緑、白、黒、何色でも構わないんです。
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≪神父さんのお話≫
それから中間体操なんかも本当に学校によって違うな、と思いますけれども、高2高3になると、広い校庭の中で、何をしてもいい。体を動かしていればいい。皆でそろってこの体操をしなきゃいけない、っていうようなものがないんです。それから、髪が少々長くても何にも言われない。大体この髪が耳にかかると切った方がいい、とかっていう風に今までやってきたものですから、髪の毛の長さで生徒と喧嘩するっていうことがないんです。この学校は。ですから、非常にストレスの少ない学校で、教師は教師のことをやり、生徒は生徒がやることを非常にスマートにやるだけ、そういう印象があります。
この間の体育祭見せてもらいましたけれども、実にスマートに運営していますね。3日しか練習しないんです。しかも、午後2時間だけ。しかし、一番最初は、体育祭の実行委員達が中学生に説明するんです。教室で。こうこう、こういう風に動くからね。と説明するんです。その説明したことを聞きながら、生徒がちゃんと想像し、イメージし、いざ練習となると、その通りに動くことが出来るんです。これは、栄光生ってすごいなー、と私は思うんです。その、ストレスの少なさと、それからスマートさと、やっぱり賢さ、っていうのを感じます。私は中1と中3方の倫理という授業をやっておりますけれども、やっぱり授業をしていても、生徒の理解力っていうのは非常に深いなあ、といつも感じています。そういう学校だな、と思うんです。
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≪神父さんのお話≫
それはそれとして、宗教ということに関してですけれど、一体何をしているんだろう、というところありますよね。宗教教育について一言、言っておかなければと思いますけれども、カトリックの学校、イエズス会の学校だから、何かカトリックの教えとか、そうしたものを押し付けられるとか、そういうようなことは一切ありません。倫理という教育の中で、人間として如何にあるべきか、というようなことは話をします。しかし、勝手にその教えをどうのこうのっていって、伝えていくようなことは特に授業の中でするわけではありません。
1995年から阪神淡路大震災が起こった年ですが、同時に3月に、サリン事件っていうのが起こりました。そのあたりから、日本人には、宗教っていうアレルギーっていうのがあります。今でも、宗教のなんとかっていうのが、こんな事件を起こした、となると、ますます多くの人が宗教から離れていく。では、この栄光学園。カトリックの宗教に基づくその学校で、どんな宗教教育を行うか。それは、宗教教育を行うっていうよりも、先ほど校長の方からお話があったように、6つのキーワードありましたけれども、そうした学校の理念とか理想とか、こうありたいっていうものを実現していく。もうそれしか言いようのないことなんだと思います。
ですから、栄光学園という所では、何かカトリックの心とか、イエズス会の思いとか、そうしたものを生徒と接していく。そういうことだと思います。何年か前に、こういう学校説明会で質問があって「一体宗教教育でどういうことなさっていますか」という質問を受けて、人間教育、人格の完成、そうしたものを求め、一人ひとりを大切にしていく。そうしたのが宗教教育なんです。って言ったら、すごく安心なさってその方。「いやー、安心しました。その程度ですね」とおっしゃるんです。実はその後うちの親戚で神父になりたい、というのが出てきて困ってるんです。とかいう話が出てきて、私は神父ですけれども、そういう、質問があったりしました。学校の雰囲気っていうものはとっても大事ですから、私たちこの栄光学園、イエズス会に基づく何か雰囲気作り、というのをして行こう、と思っています。
2、5名の教員による学園生活の紹介
≪神父さんのお話≫
ですから、今日学校説明会に来られて、皆さんがそういう雰囲気を味わっていただければ一番いいのかな、と思うんです。ただ、皆さんたくさんの学校に、足を運んでらっしゃると思うんです。たくさんというか、3つ4つとか、栄光学園に今2校目とか、3校目とかっていう方もいらっしゃるかと思うんです。その時に、何を見るかっていうと、やっぱり自分の子供がこの学校の土壌に合うかどうか、っていうのを何か感じていかなければならないだろうと。キャベツ畑とネギ畑は土が違います。自分の子はこの栄光学園という土に合うのか合わないのか。ある意味、子供って種です。非常に大きな可能性を秘めた種ですけれども、その種がどの土に植えられていくかによって、全然違ってくるってことありますよね。土が合わなければその子は芽を出しません。やっぱりこの土にこの種が埋まったら大きく大きく育っていく、っていうとこなんだと思います。
イエスの例え話に『種まく人の例え』っていうのがあって。ある人が種まきに行きました。ある種は道端に落ちた、ある種は石に落ちた、ある種は茨の中に落ちた、ある種は良い土地に落ちた。当然良い土地に落ちた種が30倍50倍100倍の実を結ぶ。そういう例えがありますけれども、まさに子供という可能性を秘めたこの種がどのような土に植えられていくのか。そして、栄光学園という土壌は自分の子供に合っているのかっていうことも、やっぱりチェックしていかなければならないんだろうな、と思います。そういう意味で色んな学校が、学校説明会というのをやっているわけですけれども、それに参加していきながら、それを見極めていくっていうのが、保護者の方々の大切な役割じゃないかな、と思うんです。
2、5の教員による学園生活の紹介
≪神父さんのお話≫
ある時、バスに乗っていまして、そしたら小学校6年生と思われるような子が塾に行ってるんです。そんな恰好をしていたんです。私はそういう子供を見てちょっと質問するのが好きですから「君たち今から塾?」「はい」男の子2人なんですけれども、その男の子2人に「ああそう、じゃあ中学受験するんだ」「はい、します」「第一志望どこ?」「何々学園とか、何々」「じゃあ第二志望は?」「お母さんが決めます」面白いですね。お母さんが決めます、と。そういう風なことが中学受験にはあります。中学受験は、親子受験と呼ばれますけれども、本当に親子が一つになって中学を目指していくっていうことになるんでしょうに、先程から是非、栄光学園に共感するならば、受験して栄光学園に任せてください。と意見が圧倒的にありますよね。聞いてる方は、じゃあ合格させてよ、と。ここら辺での両者の思いが一つになったら一番いいんだろう、と思います。まあそういう意味で、また親子で頑張って入学できたらいいな、と思います。私の話はそんなところで、どうぞご心配なくこの雰囲気に子供を送っていただければな、と思います。ありがとうございました。
3、入試説明
今年の、志願票や募集要項の説明です。今年は出願資格について変更になりました。今年の2月の入試までは、入学それから、在学資格として公共交通機関を使って自宅から英光学園まで80分で通学できる区域。という風にしておりました。これを改めたということです。今年の3月の震災で湘南新宿ラインがしばらく止まってしまいました。そうしますと、80分で通えるはずだった生徒が、90分だとか、あるいはもっと時間がかかる、ということいなってしまった。あるいは、湘南新宿ラインもかつて武蔵小杉ができまして、80分と通学区域が広がったりとかいうことになりました。公共交通機関を使って80分ということですと、公共交通機関の状況はこの後も色々と変わっていくと考えられるわけです。そこで、今までのやり方では、交通機関の状況変化によって、通学区域が広くなったり狭くなったり、というようなことになります。ですので、それよりはやはり、行政区分というような形で意識するのがよいのではないだろうか、という議論になったという過程です。
ただ、英光学園はそこまでして、何故この通学区域というものを定めているかということについて簡単にご説明させていただきたいと思います。基本的にはどういう考え方かというと、子供の教育というのは学校と家庭の連携、つまり、チームプレイがとても大事だといことです。お子さんが部活動が終わって、正門を出るのが17時半、或いはそれをちょっとすぎてしまうかもしれませんけれども、それでも、所謂通学区域の中であれば、19時くらいに家に着くわけです。19時くらいからお風呂に入るとか、家族と一緒に食事をするとか、今日学校で先生がこんな変なことしたよ、とか。友達がこんな面白いことしたよ、とか。色々家族と話をする。そして、家庭学習ももちろん大事です。そういった様な家庭生活ということを、大切にしていくためにはやはり、通学にかけられる時間というのは自ずと決まってくるんじゃないかな、と思うわけです。
3、入試説明
栄光では、チームプレイと申し上げましたけれども、地区会というのがありまして、栄光の教員たちがそれぞれ集まる、という会もありますし、様々な面で保護者の方々との連絡を続けていきます。そういうようなことで、通学区域というものを設けさせていただいている、ということです。ですから、下宿などは認めません。入学後に親元から離して下宿させる、というようなことは本校では今まで申し上げておりますように、家庭の役割は非常に大きい、と思いますので、認めておりません。親元からの通学、というものを条件とさせて頂いております。ただし、ご両親様が例えば、単身赴任でいらっしゃらないとか、それは全然問題はございません。
尚、学校との距離というものを入試の時に何か点数化して、合否を確定する、ということがあるんではないかという、というご質問を受けることがあります。ですが、そのようなことは全くございませんので、どうぞご安心ください。ですから、現在お住まいのところが、通学区域外である場合も、あろうかと思います。が、2012年4月現在、ということで、現在通学区域外にお住まいの方でも、現在のご住所で通学及び受験して頂いても全く問題はございません。その場合、合格して入学される4月1日までに通学区域内に変更していただく、ということをお願いしております。
3、入試説明
さて、次に、出願資格ということですけれども、受験番号1番というのを出したい、と親御さんの中で思われている方がいらっしゃると思います。例年かなり早い時間からいらっしゃる方がいらっしゃいますが、栄光では、受験番号は1番から16番までは、抽選でつけさせて頂いてます。勿論、先にお並びになった方、16人の方の中から、順番にではなくて、この中で、抽選でつけさせて頂きます、という風にしています。ですから、必ずしも、1番最初に夜中から来たからといって1番になるということではございませんので、はじめにご承知下さい。例年は11時くらいになるか、それほどお待たせせずに入学手続きが完了するかと思います。
それから、選考方法についてですが、入試については今年の2月に行われた選抜試験の方法と基本的に同じです。4科目の試験時間、採点は同じです。ただ、来年はどういう問題が出るのか、ということについては、本校からは特にお話はしておりませんが、例年小学校の学習状況を踏まえて無理のない出題になるようにと心掛けております。けれども、一方で、合格者を判定するための選抜試験ですから、ほとんどの子がみんな満点を取るような問題ですと、選抜が出来ません。ですので、その点はご了解頂きたいと思います。仮に、初めて見るような出題、或いは、これどっかでやったことある、という問題でも、慌てて答えることがないように、与えられた時間の中でじっくり問題を考えてくれればなあ、という風に思っております。
3、入試説明
次に、学科試験当日の注意ですけれども、2月2日に入学試験を行いますが、入試は本人1人で来ても大丈夫です。ただ、付き添いでいらっしゃって、試験終了まで、できれば栄光学園で待機したい、という方もいらっしゃいますので、そういった方たちがお待ち頂けるような部屋は用意いたします。ただ、何も特別な準備はできませんので、その点はどうぞご了解頂きたいと思います。尚、その付添いの方の為の駐車場はございません。ですので、学校付近の路上に駐車をされますと、大変ご迷惑になると思いますので、くれぐれもご遠慮いただきますようにお願いいたします。
それから、1時間目の試験が始まりますと、終了まで原則として、保護者の方とは会えません。休み時間も含めて会えません。ですから、忘れ物を途中でした時に渡すことはできません。尚、ただ、その他別の事情で付き添いが必要であるとか、注意が必要であるとか、という場合は事前に本校までご相談いただきたいと思います。対処していきたいと思っております。特に、インフルエンザの方の、疾患にかかっているという疑いがあるという場合には当日でも結構ですから、事前にお知らせをください。そうすることで、ほかの受験生への感染を防ぐことが出来ます。また、その生徒が、感染していると疑いがある場合は別室で受験して頂く、ということになりますので、お知らせ頂きたいと思います。
3、入試説明
それから、試験の時の問題用紙なんですが、各受験生に持ち帰ってもらいます。それとは別に、行われた問題用紙をご希望の方は、試験終了後に学校の事務室でもらうことが出来ます。合格発表は、既定合格者の受験番号を発表するということになります。入学納付金についてですけれども、払込みの細かい情報については出願の時のプリントに細かく記載がありますので、そちらをご覧ください。次に、入学志願票の左側の方に、入学志願者、受験生本人ですが、に記載をお願いしている欄がございます。例年よくいただくご質問なんですが、小学校の転校が3回以上あって欄に書ききれないのですが、どうしたらいいですか。ということなんですが、その場合、志願票新たにもう1枚、という必要は全くございません。分かるようにその欄の中に、初の小学校の名前を書き加えて頂ければ十分でございます。
また、写真を貼っていただくようにお願いしていますが、こういうことは小学校の制服だったらそれを着ていなければならない、ということではございません。それから、眼鏡についてのご質問、時々いただいているんですけれども、一般的に眼鏡の写真を貼ったら試験中に分からないんじゃないか、という心配は全くございませんので大丈夫です。眼鏡をかけた外したくらいでは、そんなに人相変わりませんので、ご心配頂かなくて結構です。我々の方でも、もしあれ?と思いましたら、試験が終わった後に、もう一回よく見せてくださいね、という風に言いますので、それで証拠出来ますので、大丈夫です。心配しないでください。写真の時には普通に髪の毛があったんですが、写真を取り換えた方がいいでしょうか?という質問もいただきますが、必要ございません。大丈夫です。
3、入試説明
それから、保護者の欄がございますけれども、緊急連絡先のご記入をお願いしております。緊急連絡先の方には、例えば、お勤め先であるとか、或いは携帯電話であるとか、ご自宅への連絡がつかない場合に確実に連絡が取れるところを書いていただきたいと思います。緊急連絡先は2件ご記入していただく欄がありますが、両方ともに、携帯電話の番号を書いていただいて、全く問題ございません。お差支えなければ、ご両親様の携帯電話を両方お書き頂きますと、より早く連絡が取れるかと思います。私どもからの緊急連絡としては、試験の当日、何か緊急なことがあったとか、或いは合格発表の日であるとか、それから、繰り上げ合格の場合、こちらから連絡をさせて頂いています。ですから、より確実に保護者の方と連絡できるような番号をお書き頂ければと思います。
それから一番下に備考という欄がありますが、記入事項がなければ特に書く必要はございません。記入の有無と合否は無関係ですから、ご安心ください。それから、志願票をもう1枚、という方がいらっしゃいますが、志願票に書き間違えがあっても、二重線で消して、新しいのをその上に書いていただければ、それでもう充分です。書き間違えがあると合否に関係があるんじゃないかと、ご心配になるかもしれませんが、それは全くございませんので、ご安心ください。ただ、出願期間の最終日までは、事務室の方で志願票を差し上げることが出来ますので、もし必要であれば、お渡しできるかと思います。わたくしの方からは以上です。どうもありがとうございました。