栄光ゼミナール 立教女学院中志望 6年生女子Mさんの場合
【生徒の現状・相談内容】
・中学受験まで残り３か月。
・４年生から栄光ゼミナールにご通塾。宿題をあまりしなかった。
・当初、進学で東京学芸大学附属竹早中学校に行くつもりだったため、４年生の夏以降に一旦塾を辞めて算数と国語だけ個別指導を受けていた。
・本人は、地理に対して習ってないから分からないという思い込みがある。苦手科目としてあった。
・合不合判定テストでも、社会（４６点）が取れていない。
・現在、過去問に取り組んでいるが社会だけは先生からＯＫが出ていない。
・覚える作業をしていない。言ってもやらない。
・志望校は立教女学院
・使用している社会のテキストは栄光ゼミナールの中学受験新演習テキスト。
【先生のお悩み解決アドバイス】
これからやる場合でしたら、過去問対策ですね。立教女学院の過去問を問うことをやって、問題の傾向に慣れていく。立教女学院は地理を問う問題が多いですので、その対策をするということです。今まで持っている知識をいかに出せるかという練習と、知識が抜けた時に知識で補強するという２つの点が大きな柱になると思います。
具体的に申しますと、過去問演習ということ。そして、現在使用されている新演習テキストは問題集になるかと思いますので、何か１冊これだけは絶対覚えておきたいという知識の参考書をお持ち頂く方が良いと思います。
私がお勧めしているのが、四谷大塚から出ています「４科のまとめ」というテキストです。コンパクトにやるならSAPIXの「社会コアプラス」であるとか、日能研だったらば「社会メモリーチェック」とかあるんですけども、私は四谷大塚の「４科のまとめ」というのが一番コンパクトだと思います。知識が一番、方角的に書いてありますし、地理・歴史・公民すべて入っています。普通にインターネットから買えますし、直接四谷大塚の中野校舎窓口でもお求めできます。
もし地理に対して苦手意識があるというならば、４科のまとめの地理という所が２５単元あります。ですから、例えば毎日２単元ずつやれば２週間で終わってしまいますので、それを３回転４回転することも出来ます。
地理じゃなくても、歴史であるとか公民の部分も抜けている知識の最終チェックとして、これから３回転４回転あるいは５回転することによってインプットが完成すると思います。ですので、過去問だけ解いているというだけでは不十分だと思います。同時に足らない知識を入れていかないといけないです。例えば１日１５分でもいいですから、４科のまとめを見てみるとか解いてみるとかして。その時間との闘いになってきますので、全部書かなくてもいいですからそれをずっと眺めて答えを頭に入れちゃうと。そういう習慣を付けるといいと思います。
その４科のまとめというのは、左右が１つの単元になっていまして、左側が穴埋め問題になっています。そして右側が１問１答のような形になっています。同じ知識に対して別の問いかけをして解けるかという風になっていますので、非常にコンパクトにまとまってお勧めしています。
【お悩み解決Ｑ＆Ａ】
Ｑ．
1対２の個別指導でやって頂く時に使われるのは過去問ですか？
Ａ．
過去問ですね。この時期は４科のまとめというのは家庭学習でやって頂きたいと思いますので。そして、宿題でここからここまで覚えていきなさいと指示しますので、それを覚えてきてもらって時間があるときはそのチェックもします。ですが、この時期は過去問を解いていくというのが中心になります。
Ｑ．
過去問となると今年は絶対出ないというような問題っていうのがあると思うんですが、そういう問題はカットしていってもいいですか？
Ａ．
その年の時事問題というのは、出来なくても問題ないと思います。ただし、歴史や地理などは毎年共通する部分がありますので、そこのしっかりできなかった箇所は繰り返し覚えないといけないと思います。
Ｑ．
要は自分で覚えてアウトプットしていかないといけないということですか？
Ａ．
そうですね。インプットとアウトプットの兼ね合いと言いますか。この時期はもうアウトプットの方にウェートが移っていくと思いますけども、アウトプットしつつ足らなかった部分をインプットしていくということだと思います。アウトプットだけでは知らなかった知識をどんどん入れていかないといけないので、プラス自分で足らないなと思ったら、４科のまとめあるいは新演習テキストとかで知識を入れていく作業を同時にしていかないとダメですね。