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SAPIX 下位生 5年生男子B君の場合(算数)

佐々木 裕子
受験相談・担当講師 佐々木 裕子先生 元日能研講師:【算数】のエキスパート!

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B君の現状
  • SAPIXに通っていて、春から新5年生。
  • 算数はよいときは偏差値50を超えるが、悪いと40台になる。

受験相談1

算数の偏差値はよければ50を超えますが、よくないと40台です。
SAPIXの宿題では、間違えやすい問題や計算を工夫してやる問題が解ききれておらず、計算自体が全然身についてないように思えます。

受験相談2

宿題については、下位クラスなのでレベルAからEまでを全部やるのではなく「こことここまでやっておいて」と指示があります。その分は一応できていますが、毎回宿題に追われてこなしているだけという状態です。

受験相談3

受験ドクターでは、どのように宿題を出されるのでしょうか。

受験相談4

家ではリビングで父親が付いて勉強しています。
最近は基礎トレーニングと計算力コンテストを父親に見てもらっていますが、SAPIXと教え方が違うので混乱することがあるようです。
また、同じ問題の繰り返しになると問題自体を覚えてしまい正解していることもあります。

受験相談5

受験ドクターに家庭教師をお願いすると、一週間のメニューを立てていただけるのでしょうか。
家庭教師の無料体験講義は1教科だけでしょうか。


受験相談1

算数の偏差値はよければ50を超えますが、よくないと40台です。
SAPIXの宿題では、間違えやすい問題や計算を工夫してやる問題が解ききれておらず、計算自体が全然身についてないように思えます。

佐々木講師のアドバイス1

たしかに計算は算数の要なので、特化してやったほうがいいというのはあります。
ただ、1から100まで問題をいっぱいやるというわけではなく、小数から分数、分数から小数というような、直さなければいけないポイントに的を絞るという意識を持つことが大事だと思います。
たとえば1/4を小数に直すとか、よく出るパターンがありますので、そういったポイントを確認しながら何回か繰り返して覚える。そうやって頭の中でできるものをどんどんやることがやはりスピードにもつながっていきます。

受験相談2

宿題については、下位クラスなのでレベルAからEまでを全部やるのではなく「こことここまでやっておいて」と指示があります。その分は一応できていますが、毎回宿題に追われてこなしているだけという状態です。

佐々木講師のアドバイス2

SAPIXは宿題の量が多いですし、DとかEとかになりますと、すごく難しい問題になってきます。
まずはA、Bをきちんと解けるかどうかということと、あとは時間をくぎってあげることも大切ですね。Aが30分、Bが45分ぐらいという目安で、あとはそれぞれのお子さまに合わせてあげるとよいと思います。
やはりわからないものをダラダラやっていても身につかないので、たとえば鶴亀算とか速さだったら「なにがポイントなの?」ということを押さえている問題をきちんとやることですね。
また、裏と表に同じ問題があるので、3日後ぐらいに「ちょっと忘れているかな?」と思ったら、できた問題できなかった問題にかかわらずとにかくもう1回繰り返すという一週間の流れを作ってあげることが大切です。

受験相談3

受験ドクターでは、どのように宿題を出されるのでしょうか。

佐々木講師のアドバイス3

講師によって違いはあると思いますが、1週間の表を渡して「月曜日にこれをやって」「火曜日にこれをやって」というふうに割り振って宿題を出しています。
入試で全体が出るからといって「全部やらなくちゃいけない」と思い込んでしまい、「どこからどこまでやればいいの?」とどんどん追い込まれてしまうことがあります。
そこを、入試をわかっている大人が「ここをまず絶対にやってね」とか「ここだけでいいんだよ」と言ってあげることも達成感が得られるのですごく大切ですね。

受験相談4

家ではリビングで父親が付いて勉強しています。
最近は基礎トレーニングと計算力コンテストを父親に見てもらっていますが、SAPIXと教え方が違うので混乱することがあるようです。
また、同じ問題の繰り返しになると問題自体を覚えてしまい正解していることもあります。

佐々木講師のアドバイス4

たしかにSAPIXの生徒は同じ問題を繰り返し解くので、問題自体を覚えて正解してしまうことがたまにあります。

上位校は根本原理をついてきます。最近は特に基本をしっかりわかっていてさらに正確に読み取りそれを記述できる力が問われています。今年の桜蔭の算数の入試問題などは平年と比べて簡単になり、平均80点、90点ぐらいになるのではないかといわれているほどです。

そこで差をつけるためには、基本をきちんと理解して、さらにそれを使えるようにしなくてはいけません。まだ新5年生ですので、難しい問題ばかりをやるというよりは、まずはAからCまでをきちんと理解することに時間をかけることが大切です。
AからCまでをわかるまでやってみるというのを1週間繰り返して、クリアできればDやEの問題に挑戦して「あ、こういうのもできるじゃん」というふうな方向でモチベーションを上げてあげるとよいですね。

ご家庭での算数の学習方法

ご家庭ではお父さまに教わっているということですが、過去に6年生の子で、お父さまが途中で焦って小学校では習わない方程式を教えてしまい、結局意味がわからずパニック状態になってしまったことがありました。
中学受験で方程式を解かせるという問題はほぼないんですね。それを使えるかではなくて、その意味がわかっているのかというところをついてきます。そうすると手が止まってしまうので危険な部分ですね。
まだ新5年生で時間はたっぷりありますので、じっくりと式の意味を言葉で理解させることに時間をかけてあげてください。

受験相談5

受験ドクターに家庭教師をお願いすると、一週間のメニューを立てていただけるのでしょうか。
家庭教師の無料体験講義は1教科だけでしょうか。

佐々木講師のアドバイス5

メニューについては、お子さまに合った日程や宿題の分量をその都度見て出していきます。
ノルマがあるわけではなく、わからないところがあれば、それを応用させた問題をもう1回やるなどして、ひとりひとりに合わせたリズムでやらせていただいております。
無料体験講義は各教科できますのでご相談ください。

佐々木 裕子
受験相談・担当講師 佐々木 裕子先生 元日能研講師:【算数】のエキスパート!

佐々木 裕子先生の詳細はこちら

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