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模擬試験活用法 ここを見れば弱点が分かる!

こんにちは、受験ドクターの安部公一郎です。

受験まで残り3か月半となりました。
秋になると大規模模試が続きます。

サピックスオープン
合不合判定テスト
首都圏模試
全国公開模試 etc.

模試は受けっぱなしが一番よくありません。
どのように模試を活用していけばよいのか。

点数・偏差値・合格可能性、どれも気になりますね。
でも点数も偏差値も合格可能性もすべてはテストを受けた時点の過去の話。
ではテスト結果とどう向き合えば良いのか。

テストは自分の弱点を知らせてくれる一番の親友と考えて下さい。

テストは、終わってからの日々の学習への活用が大切なんです。
「分かってるよ。偏差値が悪かった教科を頑張ればいいんでしょ。」
それだけでは、折角の親友のアドバイスを活用できていません。

弱点の発見のために一番活用すべきなのは、ズバリ「正答率表」です。

どの模試でも、返却されたテスト結果の3ページ目か4ページ目に載っています。
一番上が最も正答率の高かった問題、一番下が最も正答率が低かった問題。
自分が正解した問題には○、間違った問題には×が付いています。

正答率が低い問題を正解していると嬉しいですね。
でも重要なのはそこではありません。

【正答率順に従って、上から得点できているか】

これです。これが一番重要なことです。

理想的なのは、

95%
90%
85%
80%
75%
70%
65%
60%
55%
50%
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%

綺麗ですねぇ。
正答率35%以上の問題を漏らさず取っています。
15%の〇は考慮する必要はありません。たまたまです。

大切なのは、正答率が高いみんなが得点できている問題を落としていない。
基本に抜け落ちがない、
すなわち、正しい勉強法が行われているということです。
このままの勉強法を続けて下さい。必ずや力が付いていきます。

一方、以下のような正誤分布は非常に危険です。

95%
90%
85%
80%
75%
70%
65%
60%
55%
50%
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%

〇☓がランダムに登場しています。
基本事項が抜け落ちている上に、
どの〇までを実力として信用していいのか分かりません。

一生懸命勉強しているのに、このような正誤分布になる場合は、
「日々の勉強方法が間違っている」可能性があります。
まずは、1冊の問題集を穴がないように完璧に仕上げましょう。

もう一つ、知識は入っているが、
テスト中にしっかり問題文を読んでいないという可能性があります。
正答率が高いのに間違った問題が、
本当に解けなかったのか、問題を読み違えたのか確認して下さい。

これから毎月行われる大規模模試。
結果に一喜一憂することなく、正答率表を活用して、
日々の勉強の指針にしていって下さいね。

yoyogi

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