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過去問攻略法 自宅演習の注意点

こんにちは、受験ドクターの安部公一郎です。

 受験まで残り2か月半となりました。
 日々の家庭学習の中心が過去問になってくる時期ですね。
 
 ただ自宅での過去問の進め方と言うのは、一筋縄ではいきません。
  
  Q1.どの学校からやるのか
  Q2.何年分やるのか
  Q3.最新年度は直前演習用にとっておいた方がいいのか
  Q4.制限時間は何分間でやるのか
  Q5.全教科同時にやるのか
  Q6.合格者平均が必要なのか
Q7.何回もやるのか 第一志望~第三志望 抑え校 お試し校
Q8.過去問のまとめノートの作り方 etc.

 過去問はやりっぱなしが一番よくありません。
 どのように過去問を進めていけばよいのか。

 Q1.どの学校からやるのか
第一志望校からやるのか、取り組みやすい学校からやるのかで悩みますね。
第一志望校をまず1回やってみて、
あまりにも点数が取れないようであれば、
より取り組みやすい第二志望・第三志望から進めていきましょう。

第一志望校でも十分点数取れているのなら、
そのまま第一志望校を進めて下さい。

Q2.何年分やるのか
第一志望校 10回分
というのが、一般的な目安になります。
10年分、2回試験実施校なら2回×5年分ということになります。
ただし、近年形式・傾向が大きく変わった学校は、
あまり古い年度をやる必要はありません。
また麻布・JG・慶応中等部など非常に特徴的な形式・傾向を持つ学校は、
10年分を超えて演習してもよいでしょう。

第二志望校 第三志望校 に関しては、5~8回分が目安です。
これも特徴的な形式・傾向がある場合は多めに、
特徴のない一般的な形式・傾向であれば、少な目でも大丈夫です。

抑え校は3回分。お試し受験校は直前に1~2回やればOKです。

よく言われることですが、
社会は4年以上前になると、データが古くなりますので、
丸付けの際は注意が必要です。

Q3.最新年度は直前演習用にとっておいた方がいいのか
直前1月にやるために、最新年度の過去問をとっておくというのはよくあります。

10月11月の時点でほぼ合格点が取れているのであれば、
直前期までとっておく必要はありません。

ただ現在なかなか合格点に達しない場合は、
直前に実力を測るために、一つだけ過去問をとっておくというのはありです。

この場合は、4教科通してやった方がいいので、
4教科とも残しておくようにしましょう。

 Q4.制限時間は何分間でやるのか
算国は制限時間が、45分とか50分とかが多いですね。
理社であれば、30分というのもあります。

自宅で過去問をやる場合は、
  1.制限時間通りやる
  2.時間を短くしてやる
どちらの方がいいのか。

【志望校によってかえる】
第一志望校の場合は、既定通りの時間でやる。
抑え校の場合は、時間を5分~10分短くしてやる。

【緊張度によってかえる】
試験会場でもあんまり緊張しないタイプは、既定通りの時間でやる。
試験会場だと緊張しがちな受験生は、時間を5分~10分短くしてやる。

というのが、本番でも安心できますね。

Q5~Q8に関しては、12月のブログでお話し致します。


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