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さあ、夏期講習会です!

皆さん、こんにちは。
東京校校長の澤田重治です。

受験生にとっては「天王山」と言われる夏休みが近づいてきました。
1ヶ月以上にもなる夏休みは、その過ごし方によって大きな差ができますので、
もちろん、5年生以下のお子さんにとっても重要です。

今回は、そんな夏休みを有意義に使うためのコツをお話ししたいと思います。
受験生むけの表現が多くなりますが、5年生以下のお子さんにも当てはまる話です。
ぜひ参考にしていただければと思います。

① 手を広げすぎない

ある程度期間があるからこそ、あれもこれもと手を広げたくなるのですが、
過去に指導した経験からすると、すべきことを絞って取り組んだ方が効果は高いようです。

「その単元はできるようになっても、それ以外のところはできないじゃないか」
という反論が聞こえてきそうですが、私の言う「絞る」というのは、
必ずしも単元の話ばかりではありません。

もちろん、苦手な単元を一点突破するというやり方もあるのですが、
あれもこれも苦手でどこに絞ったら良いか……という方もいらっしゃるでしょう。

そんなお子さんの場合には、例えば、
「夏休みにこの問題集を1冊仕上げる!」というような目標ならいかがでしょうか。
基礎的な問題集でも良いので、間違い直しも含めて、何かをやり遂げてもらうのです。

夏休みという期限がある中に、全体量が明確な目標が存在することで、
「ゴールから逆算して今日やるべきことを決める」という学び方が身につきます。
実はこれがとても大切な要素で、そのような取り組み方ができるようになると、
2学期以降の学習の効率もグッと上がるのです。

② 計画にあそびを設ける

ゲームをする時間を作るという意味ではなく、余裕を持たせるということです。
つまり、車のハンドルやブレーキに設けてある「あそび」と同じですね。

その「あそび」は、計画通りに進められるなら、本当に「遊び」の時間にしても構いません。
それくらいのご褒美があった方が、お子さんもやる気になりやすいでしょう。

あまりギチギチの計画を立ててしまうと、遅れが生じたときにやる気を失ったり、
無理やり計画に追いつくために雑な学習になったりしてしまいます。

いかに夏休みが大切と言っても、夏休みを逃したら学習する機会がないわけではありません。
欲張りすぎずに、着実に志望校への距離を縮めていきましょう。

③ メリハリをつけた学習を心掛ける

いつもより学習時間が長くとれる分、連続して学習に取り組む時間が長くなりがちですが、
しっかりと休憩を入れ、気分を切り替えていかないと集中力は低下します。

集中するときは深く集中し、休む時はしっかり休む――学習の具体的な方法は違っても、
成績上位のお子さんは、みなメリハリのついた学習をしているものです。

この夏を通意義に過ごすために、お子さんが一番集中できる学習時間を探してみてください。

 

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