勉強の秋――成功のカギは「選択と集中」
皆さん、こんにちは。
東京校校長の澤田重治です。
毎年のことですが、夏期講習会が終わると、
いよいよ受験生たちが受験生らしくなってきます。
今まではなかなかエンジンがかからなかったお子さんたちも、
ようやく真剣な目つきになり、取り組み方が変わってきます。
そうすると、一つだけ困ったことがあります。
成績というのは「相対値」ですので、
ライバルたちの学力が上がると、当然こちらも成績が伸びにくくなるのです。
今までと同じ努力では、今までと同じようには伸びなくなってしまいます。
そんな中でも成績を上げていくためには、学習の「質」を上げることが重要です。
学習効果は、「学習の質の高さ」と「学習量」の掛け算になるのですが、
誰もが頑張って勉強をし始めた今、学習量を増やして対抗するには限度があります。
だからこそ、質を高めなければ勝てなくなるのです。
では、「学習の質を高める」とは、具体的にはどのようにすれば良いのでしょうか?
そのカギは、『選択と集中』にあります。
この『選択と集中』という言葉は、私のかつての上司がよく使っていたものなのですが、
実によく本質をとらえている言葉だと思います。
ビジネスの世界では、よく「二八の法則」という話がされます。
いろいろな使い方をされているようですが、その一つに、
「優先順位の高い2割の仕事をすれば、すべての仕事をした場合の8割の成果が得られる」
という解釈があります。
そして、経験的に、私は学習にもこの法則が成り立つと感じています。
行うべき学習課題のうち、優先順位の高い2割の学習を行いさえすれば、
すべての課題を終わらせた場合の8割にあたる成果が得られるということです。
これこそ「質の高い学習」ではありませんか!
実際、同じように集中した状態で1時間の学習をしたとしても、
その内容によって効果は異なります。
つまり、「効果の高い学習」と「効果の低い学習」があることは明らかなのです。
そして、お子さんによって、優先順位の高い学習内容は異なるのです。
個別指導で、模試の結果では可能性が低いと出た学校への逆転合格が多い理由はここにあります。
講師がお子さんにとって最良の学習内容や学習方法を選択し、
その優先順位を示してあげることができれば、
あとはお子さんが集中して学習するだけで、最大の成果を上げられるのですから。
そう。直前期の学習では、圧倒的に個別指導に利があるのです。
さあ、受験ドクターに通う受験生の皆さん。
ここからが本当の勝負ですよ!
第一志望校の夢、簡単にはあきらめないでくださいね。
受験ドクターの講師は、最後まで皆さんと一緒に走り続けます。
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