1月入試の心構え
こんにちは。受験ドクター東京校の長門です。
いよいよ師走!2019年もあと残り数週間となりました。
先日は教室の大掃除を行い、床もピカピカになっております。
東京校も入試前の準備は整いました!
ピカピカになった東京校の床!
師走は、我々講師のみならず、
受験生やご父母の皆様も大変忙しい時期となります。
くれぐれも体調管理に気をつけていただき、
万全の体調で2020年を迎えてください!
◆1月入試の心構えについて
さて、いよいよ年が明ければ、入試本番となります!
2月から始まる東京都内や神奈川県内に第一志望校がある生徒さんが多いと思いますが、
1月入試はどの生徒さんも受験することになると思います。
そこで、今回はこの「1月入試」の「心構え」について、
少し「視点を変えて」、いくつかアドバイスしてみたいと思います。
ご参考にしていただければ幸いです!
●「1月入試」の意味
まずは、「1月入試」の意味についてです。
これは、もう皆さんご存じかと思います。いわゆる「試験慣れ」的な要素です。
ただし、「試験慣れ」の最大のテーマは、
「第一志望校の入試日に最高の力を発揮できる環境作り」です。
そして、この「最高の力」を発揮するステップはお子さん一人ひとりで異なります。
「1つの合格」で自信をつける生徒さん
「1つの合格」で油断してしまう生徒さん
「1つの不合格」で自信を失う生徒さん
「1つの不合格」で目が覚め、覚醒する生徒さん
どの作戦をどんな順番で組むことが、
お子さんの力を最大に発揮できる作戦になるか?
これが「併願作戦」の中の「1月入試」の意味合いになります。
例年、受験を振り返った際に
「1月のあの不合格がなかったら、2月に合格してなかったと思う」と
述懐する生徒さんが多くいます。
「思わぬ不合格」であれば動揺してしまうかもしれませんが、
戦略的な作戦での「不合格」は、むしろ本人の力や意識を高めることもあります。
このような「作戦」を練って、一番行きたい中学の入試で
「最大の力」を発揮するステップを踏むことが、「1月入試」は大切になります。
ですので、決して「1つの不合格」を悲観することはありません!
大事なことは、すべてを「第一志望入試」につなげることなのです。
●「1月入試」の結果について
もう1点、「入試結果」についてお話させていただきます。
これは今お話しました「1つの不合格」がたとえ「戦略的」なものでなかったとしても
全く悲観することはないと言える理由にもなります。
どういうことか?!
たとえ話をしてみましょう。
実力が拮抗しているプロ野球チームが2チームあったとします。
この両チームが1年間で24試合をしたら、どんな勝敗になると予想しますか?
そうですよね、おそらく皆さんは「12勝12敗」になると予想されたと思います。
当然の結果ですよね。
では、次です。
実力が拮抗している2人の受験生が、4校の中学を受験しました。
定員は、都合上「1名」とします。さて、結果はどうなると予想しますか?
そうです。これも理論上は「2勝2敗」になるということです。
これも、当然の結果ですよね。
ということで、本題に戻します(笑)。
このような結果を見てもわかるように、
1月入試で「不合格」になることは、「実力がない」ということではありません。
それは、いまお話した「実力が伯仲している生徒同士の戦い」だからです。
そして、実はこれも当然のことなのですが
「同じ志望校」を目指している生徒は、「同じような併願作戦」を組みます。
ということは、実はどの学校も、「同じような顔ぶれの受験生たち」で戦っているのです。
と言うことは…「実力が伯仲」していますので、
本来は「2つ合格」「2つ不合格」が基本になるわけです!
この事実を知らないと、
「1つの不合格」で、必要以上に「自信」をなくしてしまい、
不要の「心配」をすることになってしまいます。
でも、そんなとき、上記を理解していることで
「次はこちらが勝つ番だ!」と思えるはずです。
なぜなら、「2勝2敗」になるわけですからね。
◆最後に
入試は単なる「学力」だけでなく、「心」の戦いも大きな要因になります。
そんな「気持ち」の部分を、どうぞ親御さんが支えていただければと思います!
いよいよ勝負の時です!
精一杯自分の力を発揮して、入試頑張ってくださいね!
以上、長門でした!
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