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「時事問題」対策

こんにちは。代々木校のD.Nです。

今年も残りわずかとなりました。
12月は「師が走る」と書いて「師走」といいますが、その由来をご存知ですか?
12月は中学受験の直前期で塾の講師が走るほど忙しいということではありません。諸説ありますが、年末にお経を上げるためにお坊さんが東西に忙しく走る様子から「師走」となったそうです。

12月になると代々木校には「受験生への応援メッセージ」つきのシクラメンが届きます。とある方から毎年頂戴しているのですが、これを見るといよいよ受験シーズンがやってきたという気持ちになります。
冬期講習の時間割もほぼ確定し、6年生はただ目標に向かって励むだけです。一切の精神的な負担を排除し、学習だけに専念できる環境を整えてあげたいですね。
そして、あとに続く5年生以下のみなさんには、ぜひ6年生のこの時期の頑張る姿を見てもらい、来年、再来年の自身の姿を想像してくれればと思っています。

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さて、この時期、社会や理科の「時事問題」対策が気になることと思いますので、今月は「時事問題」対策についてお話いたします。

中学受験の時事問題で勘違いされやすいのは、時事問題から大量に出題されるのではないかというご心配です。中学受験では時事問題は大問の題材にはなりますが、時事問題から設問が次から次に出題されるということはありません。出題されても総設問数全体の中で1~2問程度です。社会の場合ですと、時事問題は社会の大問の題材やリード文(導入文)のネタとして扱われることが多く、むしろ、それに関連した地理・歴史・公民の基礎知識が問われることのほうが圧倒的に多いのです。理科の時事問題の場合でも話は同様です。理科の題材として時事問題が取り上げられ、それに関連した生物・地学・化学・物理の基礎知識が問われます。ですから、時事問題対策とは理社の基礎知識を今一度しっかり確認することとも言えます。

とは言え、「時事問題」を知っていることで大問のリード文が読みやすくなりますし、1~2問でも出題される時事問題の設問で得点になります。過剰に心配する必要はありませんが、時事問題の対策をしっかりしておいて損にはなりません。

2016年の理社の時事問題の予想ベスト10

1位 公職選挙法の改正 18歳以上に選挙権
2位 明治日本の産業革命遺産 3年連続世界文化遺産に登録 軍艦島(端島)
3位 マイナンバー制度 
4位 安全保障関連法 集団的自衛権
5位 日本人がノーベル賞 大村智さん(化学賞)と梶田隆章さん(物理学賞)
6位 新幹線 北陸新幹線・北海道新幹線
7位 川内原子力発電所(鹿児島県)の再稼動 原子力規制委員会(環境省)
8位 伊勢志摩サミット 英虞湾の賢島(三重県)で開催
9位 イスラム国(IS)とテロ
10位 国際宇宙ステーション(ISS) 日本の無人補給機「こうのとり」

直前期にやり残しのない充実した学習をして自信を持って入試本番に臨めるようにがんばりましょう!


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