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合格発表の方法あれこれ

皆さま、こんにちは。今月の代々木校舎ブログはYが担当いたします。
桜がちょうど花開き始め、とても美しい季節となりました。
外を歩いていて、桜の花びらが1つ2つ舞い散るのを見て、
もののあわれを感じる今日この頃であります。
皆さまは桜ときいて何を連想しますか?
お花見、新学期、入学、桜並木のきれいだったあの街、恋愛などいろいろあるようです。
私は桜ときいたら、合格を連想します。

合格といえば合格発表。現在のご時世、合格発表は掲示板による発表とインターネットによる発表が主流です。
私自身、今年は開成中の入学試験の校門激励と合格発表に行きました。
合格発表では、掲示板の前で感極まって涙する受験生と母、抱き合って喜ぶ父と子。
喜びを分かち合う塾の先生と受験生。いろいろなドラマに出会えました。
インターネットによる合格発表もそれなりにドキドキするものですが、
やはり自分が受験した学校に再度赴き、合否結果を見るというのはいつの時代にも残っていてほしい光景ですね。

ところで、インターネットによる合否結果の発表が普及するより前は、
掲示板による合格発表以外にどのようなものがあったかご存知ですか?
正解は、「電報による合否結果のお知らせ」です。
電報による合否結果のお知らせは昭和30年代に早稲田大学がはじめたといわれています。
その電報には合格の時は「サクラサク(桜咲く)」、不合格の時は「サクラチル(桜散る)」と書かれていたようです。
全部の学校が共通ではなく、地域によって、学校によっていろいろな合否の伝え方があったようです。
例えば、奈良時代を象徴する奈良の大仏で有名な、東大寺の近くにある奈良大学では、
合格の時は「ダイブツヨロコブオメデトウ(大仏喜ぶおめでとう)」、
不合格の時は「ダイブツノメニナミダサイキコウ(大仏の目に涙、再起乞う)」だったそうです。
なかなかおもしろいですね。皆さまもぜひいろいろ調べてみてください。

桜の花は1年に1回、しかも短い期間だけ咲き、人々に感動を与えます。
散り終えた桜の木はまた翌年に美しい花を咲かせるための準備をします。
これは受験生にも通ずるものがありますね。
今は合格という美しい花を咲かせるための準備期間。
その準備期間にはゲリラ豪雨や落雷のようなさまざまな障害があるかもしれない。
しかし、それは美しい花を咲かせるための試練なのです。
そんな試練を乗り越えて、来年美しい花を咲かせてほしい。
そう強く思いながら、私は日々学習指導をしております。

代々木校では入り口に、今年見事サクラ咲いた受験生の合格短冊が掲示されています。
6年生の皆さん、来年は君たちの番です。絶対に来年「サクラサク」を勝ち取り、
本当の笑顔で喜びを分かち合いましょう。


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