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~「冬と受験と水蒸気」~

こんにちは、受験ドクターのNです。

12月、というとすぐ思い浮かぶのが「師走」という言葉。
最もメジャーな「月の異名」ですね。

この「師走」、話題にするときはしばしば「語源」の話になるのですが、
ここでは特にふれず、
「冬と受験」という視点で少しお話します。

もともと子供の頃から「夏は嫌い、冬は好き」だったのですが、

この仕事をするようになってから、
冬に対する印象が、あまりよいものではなくなってしまいました。
思うに、
寒くなってくるにしたがって、
「入試が近づいてきたなあ…」という気持ちになってくる。
入試直前の受験生のピリピリした空気を感じるわけですから、
季節感を味わうどころではありません。
しかも、毎年のことですが、
12月になると急に一日一日がはやく過ぎ去るように感じられませんか?
「ああ、もうすぐ今年も終わってしまう。
年が明ければ、あっという間に入試だ…!」
そんなこんなで、
「ああ、冬は嫌だなあ…」と感じていたのでしょう。

ところが、です。

個別指導で生徒さんを観察するようになってからは、どうも違うんですね。
集団指導のときにネガティヴに感じられていた受験生の緊張感が
意外に、そうでもない。
もちろん、個別指導を受ける生徒さんがのんびりしているわけではありません。
思うに、
生徒さんは自分のすぐ隣りに座る。
同じ方向を向いて、目線の高さもほぼ同じ。
「いっしょに勉強する」という気持ちになれるからでしょうか。

入試に向けた厳しい話を時折まじえながらも、
なんと言いましょうか、
静かに「残り○○日」という緊張感が高まっていくような。

空気はいたって「自然」。心はおだやか。
いまは「冬もなかなかいいものだなあ」という気持ちになれています。

となると、あとは風邪やインフルエンザの予防。

私、恥ずかしながら、こう思っていたんです。
「部屋をあったかくしておけばだいじょうぶ。」
でも、実は「温度」だけじゃなくて、
「湿度」もとっても重要なんですよね。

受験ドクターでは「加湿器」がフル稼働しています。
代々木校では、こんな感じのパワフルな加湿器が
合計3台、がんばって働いてくれています。

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そう言えば、自分が子供の頃は冬に教室のストーヴの上にヤカンが乗っかっていたなあ、なんて思い出します。

この蒸気の力が、黙々と学習に取り組む生徒さんを優しく守ってくれている。
そんなことを感じながら、今日もタンクの水をとりかえています。


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