堀江先生

堀江先生

プロフィール

灘中高・東大法学部卒
大手塾で全教科教材作成担当
受験指導歴30年以上

合格実績

筑駒、開成、麻布、武蔵、駒東、桜蔭、JG、雙葉など

インタビュー目次

【関東と関西の中学受験のちがいは?!】

先生は灘中学ご出身ということで、最後にお伺いしたいのですが、関東と関西の中学入試の違いってありますか?

そうですね。関西と一口に言いましても、灘と甲陽中学ってかなり出題傾向違いますし。
関東と関西の中学受験のちがいって、やはり単純には言えない部分も多いかと思いますが、ただ、開成中学とか麻布中学、桜蔭中学みたいな学校、開成なんか典型だと思いますけど、中学入試の段階から東大入試の問題に耐えられる子を選ぼうみたいな傾向が露骨な気がしますね。関東の上位の中高一貫校は、本当にその傾向が強いです。うん。

なるほど。関東の中高一貫校の入試問題は、最上位校になると東大入試で求められる力と似たような力を求めてくる、ということですね。
いや、驚きです。

もちろんそういう東大入試と同じ力を求めるっていう出題ができるのは、最上位の特定の学校でしょうけれども。大学入試まで見越して、能力の高い子、あるいはきっちり勉強できる子っていうのを、欲しがってるのかなっていうのは問題見てて感じます。はい。
ただ、一方で関西の場合、思考力というか、マニアックな出題も多いですから。たくさんの情報を整理して解答を導くタイプとは、やはり一線を画している、という感じはございます。はい。

先生も先ほどおっしゃいましたが、関西って一言で言っても、神戸に住んでいる子と大阪、奈良に住んでいる子、それぞれ受験できる学校って違うんですよね?

そうです、そうです。たとえば、神戸に住んでたら、灘とか甲陽とかそういう学校は行けますけど。東大寺学園いい学校だから併願したいと思っても、距離的に到底通いきれないですから。そうすると、受験できる学校の日程全部重なっちゃってるんで、関西の中学受験の場合、第1志望に通るか公立になっちゃうかみたいな感じですから、そういう意味では首都圏のほうが恵まれてるなと思いますよ。
首都圏ですと、2月でも1日、2日、3日っていろんな学校を併願できる。

そうですよね。確かに、そういう意味では、学校層も断然東京のほうが選べますね。

関西はそれができないんで。うん。

なるほど。