- 担当科目:
- 国語・算数・理科・社会
- 合格実績:
- 桜蔭、女子学院、フェリス、青山学院、共立、調布学園、雙葉、横浜共立、立教女学院、桐蔭学園、お茶の水女子大付属、学芸大付属、鷗友学園、大妻、鎌倉女学院、国府台女子学院、品川女子学院、香蘭女学校、昭和女子大付属、東京女子学園、玉川聖学院、文教大付属、目黒星美学園、和洋国府台、和洋九段、湘南学園、東邦大付属東邦、日大付属、森村学園、筑波大付属駒場、学芸大付属世田谷、青山学院、慶応義塾中等部、湘南学園、日大付属、山手学院、桐蔭学園、早稲田、浅野、麻布、開成、栄光、聖光学院、市川、海城、慶応義塾普通部、サレジオ学院、芝、高輪、法政付属、本郷、明治大学付属、立教、渋谷教育学園、渋谷、東海大付属浦安、他
気付いていますか? 受験対策は個々で違います!
1、初めてご家庭に訪問した時に、まずこちらに言われることで一番多いのが “こんなに成績が悪いとは思いませんでした” というご両親からのお話です。
週末にやっている単元ごとのテストはまあまあ良かったりして安心していたのに、6年生になって公開模試が始まるとあまりの偏差値の低さに驚く、という状況です。
毎週の試験では50~60近くの偏差値がたたき出されているのに公開模試だと30~40台になってしまう、よくあるご相談です。これでは行きたい学校にいかれないと考えて親御様は絶望してしまうようです。
何でこんなに違うのでしょうか?と問われることが多くあります。
理由は簡単です。公式に当てはめるものは解けるけど、言葉が変わると解けないのです。
子供に一つだけ、特に公式に当てはめてしまえば解けるような問題を与えてみます。
例えば食塩水の問題です。
5%が食塩水を100gと3%の食塩水300gを混ぜると何%になりますか?
という単純な問題にしてみます。
通われている塾によってやり方は様々ですが、どのお子様も習った公式にそのまま当てはめて答えを出します。天秤だったり線分図だったり、解き方はいろいろです。
では次に5%の食塩水100gに水を291g加えます。よく混ぜた後に食塩を9g加えてもう一度よく混ぜると何%になりますか?
という問題に変えてみます。偏差値が上がらない、とおっしゃっているお子様のほとんどが解けなかったり戸惑ったりします。
実際は同じはずなのですが、言葉が違って対応できないのでしょう。
特に週末のテストと公開模試との差が大きい生徒さんにはこのパターンが多く、教えてもらったものをただ覚えて解くのです。お子さんにきいてみると、”これとこれをかければ、たせば、引けば、割れば、出るって言われた”というような返答が多く返ってきます。内容を理解せずに公式を覚えて解くため、言葉が変わると簡単なものも解けなくなっているのです。
食塩水の問題は面積図でとくとわかりやすくなります。
図1
縦軸は濃度、横軸は食塩水、面積は塩の量です。
これで自由に足したり引いたりしましょう。
食塩水は二種類を加えれば塩も水も同じように足されていくのです。
食塩水を混ぜる、ということの意味を理解できているかどうかが鍵になります。
また、10%の食塩水と3%の食塩水を1:2で混ぜて・・・という問題になるとまったくわからなくなる生徒さんも多く見られます。
比が来るともうお手上げなのです。
でも心配は要りません。1:2を100gと200gと考えて解けばよいのです。発想力を養ってあげるようにします。
常に、何で?どうして?を考え、いろいろな問題に当たっていくことでこういう問題は解決していきます。
2、図形問題になるとお手上げです。
このようなご相談も多く受けます。図形問題を解く場合、問題用紙を反対から見たり横から見たり、そうすることで気付くことが多いものです。
図形が苦手、そうおっしゃるお子様の多くは、問題文の中の図形を見て解こうとしています。そうすると、だいたい半分に見えるから1:1にして・・・などと解いていく場合が多く見られます。問題文の図は、あくまで参考であって、ぴったりの大きさではないことを教えていきます。
その上で、自分のノートに図を書くようにします。自分で図を書くことで、図形の特徴を見つけ出せるようになります。
例えば、図形の比の問題のときに、書き出すことによって相似、合同が見つかったりするのです。これを繰り返していくと、自然に問題の図から様々な特徴を見つけ出せるようになります。
3、計算ミスが多いです。
これも多く受けるご相談です。
計算ミスをする生徒さんの多くは細かくて見にくい字で計算をしており、自分で見間違えたりしています。まずは大きくしっかりと計算をする癖をつけてください。実際の試験では余白がかなりあるのでそこで充分計算できます。また小数計算でミスをするお子様が多いですが、分数にして最後まで約分をしていく方法を取ると格段にミスが減っていきます。
特に円周率は最後の最後まで計算しないようにしましょう。最後に一回だけ3.14をかけて計算をする癖をつけるとミスが格段に減ります。
ミスが多い計算問題の中で以下のようなものがあります。
(3+2x□)-15+30=34
この計算をする際に、まず15と30を足して45にしてしまうのです。このミスは意外に多く見られます。このようなミスをするお子さんはこの問題は解けない、といってきます。
実際は34から30を引き、15を足してカッコを出す。
次に3を引いて2で割る、という方法を取るわけですが、15+30を先に足してしまいこれを34から引こうとしてしまいます。小学生はマイナスが出来ないので、34-45が引けない、といってくるのです。
このような計算を理解させるためには次のような簡単なものを理解させます。
3+2-4+5=6
これは簡単に出来ます。
この中で”-4″は他が”プラス”なのに”マイナス”でちょっと種類が違います。この子を無くすにはどうしようか?と考えさせます。
-4+4が0であることを理解させないといけません。鉛筆4本から4本を取るとなくなる、と教えます。これを踏まえて、-4をなくして、しかも左右のバランスを変えないには両方に4を足せばよい、ということを教えます。中学校の移項の基礎ですね。このことをしっかり理解するとこういう間違いが徐々になくなっていきます。毎日10分の計算練習が受験勉強の基礎であることをもう一度思い出してください。
国語が伸びない、本を読む暇がない
これもよくご相談を受けます。国語は急に伸びるものではないですが、じっくりと文章を読む習慣をつけてください。特に試験間近で本を読むのは難しいですが、入試問題集(厚手のいろいろな学校が載っているもの)の中で自分が受験する学校と似た系統の問題を端から解いていくと効率がよく問題に接することが出来ます。
理科の物理、化学が苦手です。
特に女の子に多く見られる問題です。 覚えるだけの生物、地学は出来るけど、物理、化学はだめ、という状況です。 物理が出来ない場合、平行して算数の比例を交えた図形問題が出来ないことが多いです。したがって算数の図形問題を強化しつつ、楽に解く天秤を用いた方法などを教えます。また受験する中学校によく出てくる問題を繰り返し解いて、何でこうなるのかということを理解させます。これにより、当日あそこでああ考えたから、これもこうしてみよう、などという方法が頭に浮かぶようになります。
難関校に後一歩なのですが・・・
後一歩があがらない、という相談も多く受けます。難関校受験者は基礎的な力は充分であることがほとんどです。したがって、後は考え方の工夫ができるかどうかにかかっています。
ちょっと難しい”中学への算数”などを利用して難問対策をどんどん行っていきます。特に受験校でよく出てくる傾向の問題を多くこなします。理科も同じように対応します。
毎日少しずつ、しっかりとこなすことで急激に伸びてきます。受験ぎりぎりになってもこの方法で伸びるお子さんが多く見られます。
子供が反抗して言うことを聞かない、いい子だけど反応がない
子供が反抗する、言うことを聞かない、親に話しかけない、うるさいといわれる、という内容のご相談を多く受けます。また、非常に良い子で言うことをしっかり聞きます、とおっしゃっている場合でも、お子さんと話をするといろいろお子様が悩んでいたりします。
子供も一人の人間であり、自分の意志を持っています。親の前ではいい子でいようとしたりもします。その結果、子ども自身がパニックになっている場合も見受けられます。
受験に関することであってもなくても、様々な相談を受けられるのが家庭教師の良いところだと考えています。
私の前で自分の心の中を吐露した後泣き崩れたお子様のケースもあります。どんなケースでも精神的フォローをしていけるのがプロ家庭教師の醍醐味だと思っています。
幸い医学的知識が豊富でもあり、さまざまなケースを今まで経験しています。
悩み事があったら何時間でもお話を聞きますので気楽にご相談ください。