みなさん、こんにちは。算数・理科講師のT.H.です。
だんだんと風が冷たくなり、そろそろ秋も終わりかな~と少し寂しくなってきました。
私は寒いのが苦手で、そろそろこたつを出そうかと迷っている今日この頃です。
毎年冬になると「あ~、冬眠したい!」なんて思いながら、こたつでゴロゴロしています。
ヒトにはこたつがありますが、自然界の冬越しは大変です。
冬眠する動物といえば、ほ乳類ではクマ、シマリス、コウモリ、ヤマネなどが、それ以外ではカエルやヘビなどが有名ですね。
10月に都内で遭遇したヒキガエル君です。(画質悪くてすみません)
このときはまだまだ元気でした。
触ると毒液を出して身を守るヒキガエルですが、足をもってびろーんと広げても出してくれませんでした。
疲れていたのかな(^-^;
じっくり観察していると、その後ろからパトカーに観察されていました。
何も悪いことしていないのに、なぜかビクビク(>_<)。
冬眠と言ってもほ乳類と両生類・は虫類では仕組みが全然違います。
カエルやヘビなどは変温動物なので、気温が低くなるとカラダが冷たくなって動けなくなってしまいます。なので、冬の間は比較的暖かい土や落ち葉の下で体を休めます。自分の意思で冬眠するわけではなく、強制的に動けなくなる仮死状態に近いですね。
それに対してクマやシマリスなどは冬が来る前にできるだけ栄養(脂肪)を蓄えて、自分の意思で体温や心拍数を下げて、冬眠に入ります。ほ乳類の体温はヒトと同じくらい、38℃前後の動物が多いですが、冬眠する時には3℃~5℃程度まで下がることがあるようです。例外としてクマは冬眠時にも体温が30℃程度を保っているので、すぐに目覚めて活動できます。冬眠中のクマを見かけても絶対に近づいてはいけません!
寒い冬を眠って過ごせるなんてとても素敵な生活のように感じてしまいますが、自然界の動物にとって冬眠は命がけの大作戦です。失敗すればそのまま凍死、餓死してしまいます。それでもエサの少ない厳しい冬を越すためにあみ出した苦肉の策なわけです。
われわれ人間は冬眠しなくてもいい幸せな生き物ですが、寒さで血行が悪くなると脳の働きが悪くなります。冬の寒さに備えて快適な学習環境の準備をし、ガシガシ勉強しましょう!