みなさん、こんにちは。算数・理科担当のT.H.です。
昨日1月20日は二十四節季のひとつ「大寒」でした。
1年の中で一番寒いとされる時期に突入です。
受験生の皆さんは少しの外出でも体を冷やさないように、体調管理に気を配ってくださいね。
もう毎日「寒い~⛄」のですが、
今年の冬は「エルニーニョ現象」の影響で暖冬になると言われています。
エルニーニョとはどんな現象かというと、、、
日本の上空には西よりの風「偏西風」が1年じゅう吹いていて、気象の変化に大きく関わっていることはよく知っていると思いますが、もっと南の赤道付近には「貿易風」とよばれる東よりの風が吹いています。
この貿易風が弱まった時におこるのがエルニーニョ現象です。
通常は貿易風の影響でインドネシア周辺の温かい海水は太平洋に出ていけないのですが、
貿易風が弱まると、温かい海水が太平洋中央方向(ペルー沖)に広がります。
温かい⇒上昇気流の発生ですから、太平洋沖に低気圧が発生し、その周辺には高気圧ができます。
この高気圧によって日本では西高東低の冬型気圧配置がくずれ、北からの冷たい空気が流れ込みにくくなります。だからエルニーニョが起こると暖冬になることが多いわけですね。
・エルニーニョ ⇒ 夏: 冷夏 冬: 暖冬
・ラニーニャ ⇒ 夏: 猛暑 冬: 寒冬 (エルニーニョの逆。ペルー沖の海水温が低いとき)
・ラニーニャ ⇒ 夏: 猛暑 冬: 寒冬 (エルニーニョの逆。ペルー沖の海水温が低いとき)
いくら暖冬といっても、冬は寒いもの!
体調を崩しやすく、インフルエンザも流行します。
試験勉強に必死なのはわかりますが、しっかりと睡眠をとって万全の体調で最後まで頑張りましょう!