みなさんこんにちは。受験Dr.の久米です。
今回は理科の水溶液、酸性・中性・アルカリ性の覚え方について説明します。
中学受験理科における水溶液の出題はものすごく多いです。
化学の中でも最頻出です。
また、理科の計算問題が苦手なお子さんにとって、水溶液は特に重要です。
なぜなら、計算がほとんど出てこないので、暗記すれば確実な得点源になるからです。
このコラムで酸性・中性・アルカリ性をしっかり覚えて、
水溶液を得意分野にしてしまいましょう!
はじめに、酸性とアルカリ性の水溶液の違いを説明します。
酸性の水溶液の特徴⇒なめると酸っぱくて、さわるとチクチクする
アルカリ性の水溶液の特徴⇒なめると苦くて、さわるとヌルヌルする
酸性の水溶液は、炭酸水をイメージしてください。
アルカリ性の水溶液は、石けん水をイメージしてください。
では、水溶液が何性かを調べるには、なめてみればよいのでしょうか?
いやいやいやとんでもない!
塩酸が人体にかかるとやけどをする危険がありますし、
水酸化ナトリウム水溶液はタンパク質を溶かしてしまいます。
水溶液の性質を調べ、酸性・中性・アルカリ性を測るには、
指示薬と呼ばれるものを使います。
次に、指示薬について説明します。
中学受験で出てくる指示薬は主に下の5つです。
①BTB液
②赤色リトマス紙
③青色リトマス紙
④フェノールフタレイン液
⑤紫キャベツ液
指示薬は酸性・中性・アルカリ性によって色が変化するもので、
水溶液に指示薬を入れると、色が変化し、何性かが分かります。
それぞれの指示薬と色について見ていきましょう。
①BTB液 酸性⇒黄色、中性⇒緑色、アルカリ性⇒青色
BTB液は語呂合わせで「きみあお!」(君、青!)と覚えて下さい。
青い服を着てる人を指さしながらさけぶイメージです。
②赤色リトマス紙 酸性⇒赤色、中性⇒赤色、アルカリ性⇒青色
③青色リトマス紙 酸性⇒赤色、中性⇒青色、アルカリ性⇒青色
②と③のリトマス紙は、酸性は赤、中性はそのまま、アルカリ性は青と覚えましょう。
④フェノールフェタレイン液 酸性⇒無色、中性⇒無色、アルカリ性⇒赤色
フェノールフタレイン液の語呂合わせは2種類あります。
A:「ムームー赤ちゃん」 言葉をまだしゃべれない赤ちゃんがうなっているイメージです。
B:「赤い笛、あるかい?」…赤いフェ、アルカリ…フェノールフタレイン液が赤いとアルカリ性
A、Bの好きな方で覚えて下さい。
⑤紫キャベツ液
強酸性⇒赤色 弱酸性⇒ピンク色 中性⇒紫色 弱アルカリ性⇒緑色 強アルカリ性⇒黄色
紫キャベツ液の語呂合わせは下の女性の名前です。
名前は「赤品村美樹」
「あかぴんむらみき」で覚えましょう。
ここまで出てきた語呂合わせをまとめると、下の表になります。
それではまた。受験Dr.久米でした。