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投稿日:2024年03月07日

テーマ: 理科

2025年度中学入試の時事問題? 指定野菜の分類を覚えよう!

こんにちは。
受験Dr.の理科大好き講師、澤田重治です。

突然ですが、今年の1月に「指定野菜」という聞きなれない言葉が
ニュースになったのを皆さんはご存知でしょうか?

「指定野菜」というのは、消費量が多く、国民生活に欠かせない重要な野菜として
農林水産省が指定している次の14種類の野菜のことです。

キャベツ  ② キュウリ  ③ サトイモ
ダイコン  ⑤ タマネギ  ⑥ トマト
ナス  ⑧ ニンジン  ⑨ ネギ
ハクサイ  ⑪ バレイショ(馬鈴薯/ジャガイモの一種)
ピーマン  ⑬ ホウレンソウ  ⑭ レタス

今回ニュースになったのは、その15種類目として、
2026年度から「ブロッコリー」が加えられることになったためです。

ブロッコリー

現在の14種類の中で最後に指定されたのはバレイショ(ジャガイモ)で、
それも1974年のことらしいですから、
何と52年ぶりに新しい仲間が増えるわけですね。

私自身も、たしかに昔に比べてブロッコリーを食べる機会は多くなった気がします。
皆さんの家庭ではどうでしょうか?

 

「指定野菜」は何科の植物?

ところで、こんな農林水産省お墨付きの「重要な野菜」について、
皆さんはその分類(科)をどれくらい知っているでしょうか?
こうなると大人でも難しいクイズになってしまいますね。

でも、中学受験の理科では、本で覚えたことだけではなく、
身のまわりのことにどれくらい興味を持っているかを
試すような問題がどんどん多くなってきています。

野菜について考える子どもたち

新たに指定される「ブロッコリー」を含めて、
この機会に「指定野菜」たちの分類を覚えておきましょう!

こちらが正解です。

キャベツ  ⇒  アブラナ科(アブラナ属)
キュウリ  ⇒  ウリ科(キュウリ属)
サトイモ  ⇒  サトイモ科(サトイモ属)
ダイコン  ⇒  アブラナ科(ダイコン属)
タマネギ  ⇒  ヒガンバナ科(ネギ属)
トマト  ⇒  ナス科(ナス属)
ナス  ⇒  ナス科(ナス属)
ニンジン  ⇒  セリ科(ニンジン属)
ネギ  ⇒  ヒガンバナ科(ネギ属)
ハクサイ  ⇒  アブラナ科(アブラナ属)
ジャガイモ  ⇒  ナス科(ナス属)
ピーマン  ⇒  ナス科(トウガラシ属)
ホウレンソウ  ⇒  ヒユ科アカザ亜科(ホウレンソウ属)
レタス  ⇒  キク科(アキノノゲシ属)
ブロッコリー  ⇒  アブラナ科(アブラナ属)

こうして見ると、新たに加わったブロッコリーを含めた15種類中では、
「アブラナ科」と「ナス科」が4種類ずつと、とても多いですね。
それに次ぐのが「ヒガンバナ科」の2種類(いずれもネギ類)となっています。

ナス

この辺りを軸にして、1種類ずつしかない例外的な野菜を足していくと
覚えやすいかもしれません。

また、話題性を考えるなら、特に今回新たに指定野菜に加わったブロッコリーや、
同じ仲間の「アブラナ科」の植物には注目をしておきたいところですね。

次回もまた、楽しくて中学受験の役に立つ、身近な理科の話をお届けします。
どうぞお楽しみに!

理科ドクター