◆中学受験を控えた保護者様必読!!◆
プロ講師、プロの家庭教師による偏差値アップ!合格力アップ法!
『中学受験
中高一貫教育の中で学ぶこと
「私の場合 麻布の場合」』
第182号 2013-06-24
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中高一貫教育に何を求めますか?
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蒸し暑さを感じるこのごろ。
それもそのはず、夏休みまであとひと月。
6年生のご家庭はもちろんのこと、4,5年生のご家庭も、
苦手科目攻略だとか、偏差値アップだとか、クラスアップだとか、
それぞれ夏に期するものがあることでしょう。
夏休みを前にして気合が入るこの時期だからこそ、
もう一度、中学受験を決めた理由を親子で
話し合ってみるのもよいかもしれません。
どんな中高時代を送らせたいのか、送りたいのか。
何を学び取ってほしいのか、学びたいのか。
行動を起こす前に
改めて目的を明確化することは
モチベーションアップに効果的。
今回はそんなお話を、
スーパードクター講師として活躍中の
A講師にお伺いしました!
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A講師
麻布中高出身。
早稲田大学法学部に進学後、そのまま大学院に進まれ、
博士号を取得。法務博士。
「算数も国語も論理的関係は同じ!」の持論の下、
ドクターでは算数・国語を担当。
数多くの受験生をみごと志望校合格に導いてきた
スーパードクター講師です。
算数・国語ともに、「なぜそうなるか」から出発してど
の設問にも通用する普遍的な「考え方」「解き方」を指導。
根本を理解させるので、教えた生徒は確実に成績UP。
指導計画、家庭学習の管理はもちろんのこと、
生徒の動向や心理状態まで把握。
ご家庭との連絡は密にとり、
非常に細やかな対応をなさることでも定評あり!
生徒の笑顔が大好きな包容力ある講師として
ご家庭からの信頼も厚い、当塾が絶大な自信をもって
お勧めするカリスマ講師のお一人です!
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志望校が決まったのは6年生の春
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春野 A先生は麻布ご出身でしたね。
中学受験を決めたきっかけはありましたか?
A 当時の中学受験生は5年からの通塾が一般的でした。
すごくかわいい女の子がいて、その子が塾に通ってたんですね。
春野 で、お近づきになりたくて通塾を決めた、と。
A ありきたりですね。
春野 ええ、ありがちなお話ですね(笑)。
志望校を麻布と決めたのはいつでしょうか?
A 6年生のときの5月でしたかね、麻布の文化祭にふらっと行って。
本当は慶應普通部志望だったはずなんですが(笑)、
とにかく生徒が生き生きしていて
すっかり魅せられてしまったと言いましょうか…
春野 一目ぼれですね!
A ここだ!と思ったんです。
当時も、文化祭に金髪のお兄さんがいて、
文化祭の実行委員なんかやってるわけですよ。
私は小学生のときから、髪の色が何色だってその人の本質に
何ら触れないと思ってたんで、なんかいいなあ、と。
こういう(自由な)のっていいなあ、と思ってしまったんですね。
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麻布の文化とは
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春野 おとなびた小学生だったんですね。
実際に入学してみて、イメージと違った!
という点はありましたか?
A そうですね、もっと勉強させられると思ってた。
春野 実際は違ったと。
A 違いましたねえ。
先生方は大学のようにご自分の好きなことを授業していますし、
あまり進路指導も受けた記憶がない。
本当の意味で『自由』だったわけです。
春野 本当の意味での『自由』とは?
A 見守らない、『自由』。
要は、本当に放任の『自由』なわけです。
春野 制約がない、それだけに、どう動けばよいか迷いますね。
A まさしくそういった、厳しい『自由』です。
何も規範がないところを自分で考えて、自分で動かなければならない。
そして、その行動の結果は自分が受け止めなければならない。
そういう自立に向かうかない『自由』です。
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麻布で学んだこと
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春野 その中で学んだことってありますか?
A 自由の範囲を自分で決める、そのことの責任を学びましたね。
多くの人間がいる。みんながみんな自由であるためには、
互いを尊重し、自分の自由の範囲を決めていかないと、
誰かが不自由になってしまう。
不自由になるのは、もしかして自分かもしれない。
おのずと他者の考え、立場、そういったものに配慮することを覚える。
押しつけられた学びではない、
まさしく日々の中で生きた気づき、学びなんです。
春野 すばらしい気づきですね。
その後の人生を大きく変える気づきですね。
その後、A先生は法学部に進まれるわけですが、
『自由』の中での気づきが影響しているのでしょうね。
A そうなんです、かえってルールの意味を知りたくなった。
それで法学部。
意味わからないまま縛られるのはごめんだ、
って思いもあったような気がしますが(笑)。
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日々の積み重ねが将来を決める
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春野 将来の方向性が決まる瞬間ってありましたか?
A 志望校にしても、将来なりたいものにしても、
やっぱり日々の中での積み重ねの中で決まるって気がするんですよ。
何か、大きなきっかけとかあるわけじゃなく。
日々の生き方、自分が考えて生きる、自分が選択して生きる、
小さなそういう行為の積み重ねの中で、気づきが生まれ、
なにかの原動力に変わっていく。
春野 やはり、麻布の6年間の日々の迷い、選択、
実行する中での積み重ねが、明日のA先生を
作っていったんでしょうね。
そして、今のA先生の中にも
麻布文化6年間の累積があるわけですね。
A そうなんでしょうね。
中高6年間が今の自分の何か核のようなものになっている、
そういう実感はありますね。
中学受験生のみなさんも、それぞれの志望校めざして、
日々の生活を大切にしてほしいですね。
春野 まとめていただきましてありがとうございました!
これから天王山と呼ばれる夏に向かうみなさん。
考えてみてください。
実は天王山なんてないのかも。
受験の成否は日々の積み重ねの中にある。
まさに、今ここからがんばろう!
そんなことを感じさせてくださるA先生のお話でした!