第239号 2016-01-26
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●入試本番直前!前日の過ごし方教えます
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突然ですが、
講師先行予約、多くの予約をいただき、昨日1月25日〆切りました。
本日から通常の体験申込となります。
さて、
手塩にかけて育てた可愛い可愛い教え子たちが、
いよいよ2月の中学受験本番に挑戦します。
この時期、
指導の集大成で、
人力で及ぶところまではやった!
というところまで仕上げていきます。
まず、
合格は当たり前。
万が一のことがあれば、
即対応。
不合格の知らせは、
子どもの心中、
親御様の御心中を想うと
申し訳なさと哀しみと口惜しさでいっぱいになります。
だから、合格。
何がなんでも合格を勝ち取らせてあげたい。
1月期の熱い授業が続きます。
さて、
本日はそんな熱く頑張る受験生に向けて
気になる「本番前日の過ごし方」をお教えいたします!
志望校合格するには、この過ごし方がオススメ!
というの方法があるとしたら、
逆に
志望校合格するには、この過ごし方はしてはいけない!
という方法もあるはずで。
今回は、
「してはいけない」過ごし方
「望ましい」過ごし方
に分けて
お教えします!
いつもと違うことをする
「いつもと違うこと」というのは、
大変に疲れるものです。
前日に心身ともに疲れるのはもってのほか。
できるだけ「いつもの生活リズム」で。
でも、いつも夜中に寝ていたのに、
前日だけ早く寝るのは
「いつもと違うこと」?
ハイ。
せめて1週間前くらいから
、
入試前日と同じような過ごし方をいたしましょう。
ってことは、これをお読みの方、
今日からもう入試前日を同じ過ごし方ですよ!
受験前日の夕ご飯は消化のよいものがよい、
といわれていますが、
これも、「普通」が一番!
消化よく、と
お雑炊にしたら、
夜中におなかが空いて寝つけなかった、ということのないように、
いつも通りの食事で大丈夫です。
あまりにも脂っこいものだけ避けて。
実は、春野の次男は、
あちこちでも書きましたが、
前日にステーキやトンカツを食され、
試験最中に激しい腹痛に襲われて、
休み時間のトイレは長蛇の列、
終わるまで真っ青になりながら
試験を受けたというエピソードの持ち主です。
ええ、ええ。
まったくもって親が悪い。
そして
己のおなかの容量も考えずに食べてしまった息子もちょっと悪い。
合格をもらったからよかったようなものの、
落ちていたら、
私は少なくとも1か月、いや2週間くらいは自分を責めたでしょう。(ああ、よかった)
くどいようですが、
いつもの食事にいつもの量。
お風呂には必ず入る。
ゆるめのお風呂で湯船につかる。
夜は眠れなくても布団に入る。
少なくとも10時半までには布団に入りましょう。
親は、親だけは、
来るべき長丁場を想定して、
十分な行動シュミレーションを!
こう来たら、こう来る!
1日午後入試ダメだったら、
翌日の入試はA校ではなくX校を受けて…
など、
フレキシブルに動けるように、
願書は用意していますか。
そして、一番やってはいけないのが、
次のこれ!
子どもの自信をなくす言葉を言う
子どもの自信をなくす言葉。
「このままじゃ、落ちるよ」
「落ちたらどうしようね」
「落ちたら落ちたときだよ」
励ましや、不安の共有のつもりのこんな言葉でも
「ああ、お父さん、お母さんは、
私、ぼくが受かるのを信じてないんだ」
と思わせたら、
本番、自信をもって会場に臨むことが難しくなります。
小学生にとって、
この「自信」ほど本番を勝ち抜く大きな武器はありません。
「大丈夫。うちの子は、自信たっぷりよ」
いえいえ。
気を付けて。
この「自信」、間違ってほしくないのは、
お子さんが不安のあまり、
現実を逃避するために自信を口にしているかどうかの見極めです。
この本人も無自覚の「逃避の自信」を親が信じ込んでしまうと、
逆にお子さんにはものすごいプレッシャーになります。
お子さんの「自信ある」という
(本人も自覚していない)逃避の言葉に対して、
親の「信じてるからね!」は、
禁句です。
このときこそ
「最善を尽くしたら、それでいいよ」
という言葉が生きてくるのです。
いずれの場合も、
本人には言わずに、
親は常に最悪の事態を想定して動線を考えておくこと。
「もしものとき」を想定しておくことは、
子どもの合格を信じていないからではありません。
試験は水物。
運命の神様がちょっと悪戯するかもしれません。
親は、
子どもの落下を防ぐためにセーフティネットを張っておく。
そして、
お子さんには、
さも合格を信じているようにふるまうのです。
もちろん、ご家庭にもよりますが、
一般的に
この時期のお父さんは、
余計な口は挟まないほうがよいかもしれません。
父親の一言は、
キャンキャン吠える母親のそれよりも、
はるかに重みをもち、
それゆえ、傷つくもの。
黙って見守る。
これがこの時期のベターな選択かもしれませんね。
さて、「してはいけない」の逆は?
当然「したほうがいい、望ましい」です。
ですから、
① 普段通りに過ごす
② 否定的な言葉や期待する言葉を言わない
この2点が重要であることはお分かりになったかと…。
では、気になる前日の学習は?
望ましい前日の学習方法
① 新しい知識を詰め込まない
② 慣れないテキストは見ない
③ いつも使っているテキストを見返して、できるこををできると確認する
④ これまで解いた過去問を見て、頭の中で合格答案をなぞってみる
⑤ いつもと同じくらいの学習量は確保する
以上、5点を守ってください。
そして、
親御さんは、お子さんと一緒に
時間配分のシミュレーションを!
イメージトレーニングでスピードアップ!
昨年の過去問を一緒になぞりながら、
担当の先生に習った解く順番、捨て問、分野を確認します。
このとき、
お子さんに目をつぶらせて、
「試験開始」の声がありました。
答案用紙と問題用紙をひっくり返しました。
まず、受験番号を名前を書きます。
次にざっと答案用紙と問題を確認して、
昨年と変わっていないか、
変っていてもあわてない、みんな一緒。
変っていなかったら、
いつも通り、計算問題から(漢字から)解いて、
この間3分…
イメージトレーニングと同じです。
できるだけゆったりと、
落ち着いた声で
シミュレーションしてみましょう。
これだけで、
本番、
試験開始の「その時」に
お子さんの「まず、何をすべきか」が明確になって、
素早く行動に移れるのです。
小学生の受験です。
イメージはとても大切。
さて、前日の過ごし方、
長い長い長いメールを
ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございました!
お子様の綺麗な桜が咲くことを
心よりお祈り申し上げます!