2019浅野中学校 |学校説明会レポート②



浅野中学学校説明会レポート(2019年10月18日)


本日は浅野中学校へ、受験ドクター 御三家算数最高責任者、亀井 章三が行ってきました。

打越アリーナ(体育館)
今回は正面に大型スクリーンを3面用意。約1000人の保護者が入っても、全体が広く感じました。
天井も高く、スポーツだけでなく様々な行事にも利用しやすいキレイな内装です。

合否のポイントは国語・算数2科目合計で160点~180点を取ること(240点満点)。算数は合格者と受験者の平均点の差も大きい。

JR新子安駅・京浜急行京急新子安駅より徒歩8分

2019年10月18日に行われた浅野中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は浅野中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©浅野中学校

プログラム

学校長のご挨拶

学校長より学校紹介のお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学校の紹介

浅野中学校は、9月に文化祭と体育祭を一緒におこなう、独特な学校行事があります。この形式を始めて今年で40回目になります。
今回は台風の影響で、時間を短縮して実施することになりましたが、準備の際には、40年前の生徒会役員や実行委員スタッフのOBが
訪問され、対談をすることができました。その中で、浅野中学の良さはしっかり継承され、なおかつより洗練された素晴らしいものになって
いるとおっしゃられたことがとても印象的でした。互いに競い合いながら確かな学力を身につけ、さらには生涯に渡る友人を見つけ出せる、
浅野中学はそのような学校であると思います。

入試について

教務部長より入試要項に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

2020年度中学入試について

今回は学校生活についてではなく、入試に特化した説明会になります。
①2020年度募集要項について 受験番号は出願した順に決まります。2月3日の試験終了後
の退出については、混雑を避けるためグループごとに分かれての退出となります。その際、受験番号の早い受験生から退出することになりますので、当日午後の予定がある場合は早めに出願されることをお勧めいたします。また、出願は受験料の決済完了で確定いたします。こちら1分でも遅れますと受理できませんのでお気を付けください。

試験の時間割・教科・配点について

試験当日は8時点呼です。試験開始までの間は受験票の確認になります。試験は国語→算数→社会→理科の順に行います。国語と算数は50分120点満点、社会と理科は40分80点満点 合計400点満点です。

合否の判定について

入学試験の4教科合計点で決定します。同点の場合は、算数、国語、理科の順で得点の高い方を上位とします。

入試での成績と入学後の成績について

統計と取ってみた結果、入学試験での成績と中学3年次の成績にはあまり相関はなく、むしろ中学に入学後最初の試験で成績が良い方は、中学3年になっても同じように良い成績を取られていることが見られる。合格点ギリギリで入学されたとしてもあまり気にされないでほしい。

入試について<国語>

今年の中1生に試験についての感想を聞く 漢字は全問正解する、要点をおさえた記述が書けるように練習する、など 国語は選択肢が長文になるため、本文同様、しっかり読み取れるか、ポイントを押さえられるかが合否に影響した。

入試について<算数>

圧倒的な計算力が大切 問題を解いていく過程の理解を心がけていくことが大切 難問ばかりではないので、今年の平均点は高かった。計算スペースや下書き用の図など、解きやすくするための配慮をしているので、丁寧に解いてもらいたい。

入試について<社会>

得点の幅が狭い。今年は地理の選択問題の正解率が低く合否を分けたものと思われます。浅野の社会の特徴は最後の論述問題です。ここにしっかり時間をかけて解いていった受験生が多かったようです。

入試について<理科>

4科目の中では一番受験生が難しく感じたようです。時事問題への関心、問題のリード文を丁寧に読むことが大切 計算問題は正解率が低いためしっかりと練習しておくと良いでしょう。

2020年度の入試変更点について

今までは、算数と理科が縦長の解答用紙、国語と社会が横長の解答用紙でしたが、2020年度から4科目すべて横長の解答用紙に統一します。

その他受験時の注意

漢字の止め・はねの採点はかなり許容します。試験はチャイムが鳴り始めると同時に開始、また終了のチャイムが鳴り始めると終了です。終了のチャイムが鳴っている時に記入した場合はすべて不正行為とみなしますので気をつけてください。試験中、咳がひどいなどで他の受験生の迷惑と判断される場合は別室での受験を指示することがあります。災害時は学校のホームページを必ずご確認ください。

学校訪問を終えて

今回は入試問題に特化した説明会でした。改めて出題の傾向や、合格していくために必要な得点の目安などを知ることができ、有意義な説明会でした。4科目の点数が同じ場合に、算数→国語→理科の順に順位をつけていることは、学校の先生からでなければ聞けない情報であり、参加された多くの保護者もしっかりメモを取られていました。開会前には学校生活を紹介する動画も流れていましたが、生徒や先生から受験生に向けてのメッセージに「浅野らしい」勉強・部活・学校行事に一生懸命励む生徒の表情を見ることができたのが、とても印象的でした。