フェリス女学院説明会レポート(2019年11月16日)
本日はフェリス女学院へ、受験ドクター 算数、国語講師のI.Sが行ってきました。
卒業生である建築家の隈研吾デザインの新校舎がとても印象的。
木造二階建てで、木とコンクリートが調和したデザインが、暖かみがあり開放的な雰囲気を漂わせている。
教室の窓も大きく広く、外からでもどのような授業を行っているかがわかる。
教室から光がもれているように感じたのは鮮烈な体験だった。
校舎が小さくコンパクトにまとまっている一方で、学校の敷地自体はとても広い。
東京ドームの2.4倍の敷地に、図書館を備えた聖堂棟や、全校生徒を収容できる大講堂、2つの体育館などがある。
サッカー部専用のグラウンド、7面のテニスコートなどがあり、運動面での環境も良い。
豊かな自然に囲まれており、入試についてなどでは野外観察が実施しやすい。
IT教育など、最先端のテクノロジーの導入はまだこれからといった印象もあるが、古き良き伝統校の香りがある。
〇「時代を切り開く女性」。(以前は「自立した女性」と表現していた)自由に伸び伸びと。周囲に流されることなく。自らの人生を切り開いていく。
これからの時代に求められるものは「主体的に生きる」ということ。
〇フェリスは多様性に富んだ場所である。よく言われるように、元気な生徒ばかりなのかというと、そうではない。様々な人間がいる。違っていることが大切にされる場所である。
かといって、バラバラなのかというとそうではない。卒業生に「この6年間で学んだことは何ですか?何が良かったですか?」と聞くと、違いを超えて協力する関係を築けたことだと。
〇”for others” という言葉。他人のことに気を払いなさい、という意味。関東大震災をきっかけに生まれた。
フェリス生が仕事を選ぶとき、進路を選ぶとき、指針となる言葉。]
なぜかと問われれば、礼拝があるからではないかと思う。特に強調して伝えているわけではないが、自然とこうした考え方が染み込むこむのでは。
■根岸線 ・京浜東北線 ……………… 石川町駅 元町口 徒歩約7分 (横浜→石川町 約7分/大船→石川町 約24分)
■みなとみらい線 …………………… 元町・中華街駅 5出口(元町口) 徒歩約10分 (横浜→元町・中華街 約8分)
■神奈川中央交通バス(11系統) … 山手町バス停 徒歩約1分 桜木町駅前発(保土ヶ谷駅東口行、蒔田駅前・中村橋経由)(桜木町駅前から山手町まで約20分)
2019年11月16日に行われたフェリス女学院の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問はフェリス女学院ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©フェリス女学院
数学国語理科社会の4科目教員による座談会
教育の特徴についてお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
教育の特徴について
・文化祭は、椅子など貸し出し備品の管理なども生徒が行う。
・深い学びのために、科目を細分化している。(代数と幾何、国語精読と作文。のように)
・生徒からの声として、先生たちが楽しそう、と言われる。各教員が工夫して授業に臨んでいる。例えば、音声学を背景とした英語発音の授業。
・部活動は、中学と高校で分かれていない。そのため、上の学年がよく下の学年を見ている。学年を通じて教えあう雰囲気がある。
卒業生のインタビュー動画
・記者をしている方。友人と議論しあえる環境だった。
・野村信託銀行のトップを務めた方。リーダーシップを学んだ。
入試について
入試についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。
募集要項
面接は、午後3時には終わる。
更衣室はない。面接は、普段着で構わない。
入試の際に持ち込めるものについて。学校や神社の格言などが書かれた鉛筆は持ち込めない。
繰り上げ合格の連絡は、2月14日頃まで。
試験当日は、8時頃に到着される生徒が多い。
開門は7時30分だが、早く着きすぎると寒い中待っていないとならず、おすすめしない。
学校訪問を終えて
・学校は高台にあり、校庭からは首都高が見下ろせるなど、見晴らしの良い環境。
・図書館には、目立つ位置に「日本十進分類表」という、図書をジャンルごとに分類する規則の案内ポスターが、図書検索用パソコンの前に貼ってあった。名門校でもなかなか目立つ位置には貼っていない。デジタルに頼るだけではなく、アナログも同時に大切にしているよう。細かい点だが、図書を通じて「分類」という学問の本質を教育しようという姿勢が垣間見えた。
・特選図書のコーナーには、「中学数学から始める暗号入門」「特攻隊振武寮」「フェイクニュースを科学する」などが並んでいた。一般に女子が興味を持ちにくいテーマだが、なじみやすい切り口の書籍を選んで展示していることがうかがえた。