広尾学園中学校説明会レポート(2018年12月15日)
本日は広尾学園中学校へ、受験ドクター I.Sが行ってきました。
新しく建設された校舎。全校生徒がタブレット端末を所持し、校舎内はWi-Fi完備されています。
これは「学びの場は教室内だけではない」という学校の理念に基づくものだそうです。
英語教育については非常に手厚く説明がありました。全校生徒が英検を取得。
インターナショナルコースだけでなく、本科コースであっても高いレベルの英語力を身に着けているそうです。
また、「ヤングアメリカン」という、英語で歌い踊り、自己を表現するというプログラムがあり、自己の表現も含めて、国際社会で通用する人間性を育てるという狙いが感じられました。
一方で、中学二年生の林間学校学習では、電気が通っておらず、携帯の電波も圏外となる古民家に宿泊するということも行われているそうです。
ICT一辺倒ではなく、こうした取り組みもおろそかにしていない事がうかがえました。
食堂などの解放スペースで生徒が自由にICT機器を駆使しながら学ぶことができます。
六本木ヒルズのgoogle社に出向いての課外学習では、世界最先端の企業でプログラミングや先進技術を体験することができるそうです。
説明会全編を通して、動画を非常に多く利用していました。
こうした部分にも、学校としてICTを推進している姿勢が表れていると思います。
校舎は新しく建てられています。
順心時代の校舎は表通りから見ると、高い塀と金属製の大きな門で囲まれ、閉鎖的な印象でしたが、現在は白を基調としてガラスが多用された先進的な外観の校舎に建て替えられており、グローバルな学校というイメージで生まれ変わっています。
校舎の向いにはランボルギーニとポルシェの販売店が店を構える、高級志向の街並みで、治安はとても良好です。
広尾という街は麻布・六本木が近く、大使館の集まる地域のため、西洋系の外国人の往来が多い印象です。
学校が広尾というグローバルな立地にあること自体が、教育上の強味であるように思います。
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 4番出口すぐ
都営バス 【品97】 品川駅前-新宿駅西口
【黒77】 目黒駅前-千駄ヶ谷駅前
日赤医療センター下・広尾学園前下車すぐ
平成30年12月15日に行われた広尾学園中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は広尾学園中学校ではなく、受験ドクターまでお願い致します。
©広尾学園中学校
理事長ご挨拶
広尾学園 池田 富一理事長よりご挨拶がありました。
各コースの特徴
学校の歴史は古く、昭和48年から帰国子女の教育研究指定校であった。
昨年の入学人数は、男女比が44:56.
問題解決力、コミュニケーション力、英語、ICTを育むことは全てのコースに共通する。
本科と医進は、中学の間はほぼ同じカリキュラム。中二で中学の課程は全て終わらせる。
クロームブック(タブレット端末)を全生徒が利用する。
理科の実験が週に一回ある。
〇医進サイエンスコースの特徴は、実験と研究の授業が多いことである。高校生になると、高度に専門的な内容の研究を行うようになる。
(大学の卒論のテーマだとしてもレベルの高いような内容に取り組んでいる生徒がいた)
〇インターナショナルコースは、アドバンスト(入学時から英語が高いレベル。帰国子女など)とスタンダード(英語未修者も含む)に分けられる。
アドバンストグループは、数学理科も英語で授業を行う。
スタンダードグループは、広尾学園独自のカリキュラムで英語教育を行う。他強化は本科コースと同じ。
美術と技術の授業は、スタンダードも英語で行われる。(最初は面食らうようだが、皆次第になれるそう)
スタンダードグループは中学課程のみに設置されている。高校からは、アドバンストに行くか、本科に行くかの選択になる。
副校長ご挨拶
金子 暁副校長よりご挨拶がありました。
個人別に苦手分野を分析し、弱点分野の問題を集めたプリントが生成されるシステムがある。
これにより、一人一人違うプリントに取り組む。
学内はWi-Fi完備であり、学びの場は教室内に限られない。
Google社に出向き、プログラミングを学ぶ行事がある。
中二で行われる林間学校は、携帯の電波が入らない場所で、コンセントもない古民家が宿泊場所となる。
電子機器を絶った生活を体験してもらう。ICT推進だけでなく、こうしたアナログな教育も行っている。
入試において、インターナショナルコースのスタンダードグループで出願しても、本科コースで出願しても、有利不利はない。合格定員は両コース合計~名、と決められているため。
例えば、インターナショナルコースの枠から漏れた場合には、本科コースでの合格として扱う、ということになる。