広尾学園中学校説明会レポート(2020年7月11日)
本日はオンラインで行われた広尾学園中学校の学校説明会を、受験ドクターのR.I講師がご紹介いたします。
まず目をひくのが、教室も廊下も一般的な学校では見られないほど大きなガラス窓が使われている点です。とても開放感があり、生徒さんたちの活性化に役立ちそうな印象をもちました。
つぎに、近年では私立中学・高校では豪華設備が当たり前になりつつある理科室ですが、本校も、生物・化学・物理の各科目のサイエンスラボ(実験室)が完備されています。
また、ICT(情報通信技術)ルームには、3Dプリンターやレーザーカッターまで備え付けられているとのことです。
いずれの設備も目をひくものばかりで、生徒さんたちの学校生活・学習意欲を充足するには十分な設備であると感じました。
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 4番出口すぐ
都営バス 【品97】 品川駅前-新宿駅西口
【黒77】 目黒駅前-千駄ヶ谷駅前
日赤医療センター下・広尾学園前下車すぐ
2020年7月11日に行われた広尾学園中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は広尾学園中学校ではなく、受験ドクターまでお願い致します。
©広尾学園中学校
校長ご挨拶
学園の特徴
広尾学園を知ったのが、東大在職中に推薦入試において男女1名ずつの合格者を輩出した学校としてご認識。その後、本校学校長に就任され、「多様性」を追求する学校を推進している。
理事長ご挨拶
池田 富一理事長からご挨拶がありました。
沿革
かの板垣退助の妻、板垣絹子によって創設。現在、105名の専任教師と56名の非常勤講師にて構成されている。中2生までに中学校課程を修了。週一回のサイエンスラボ授業を取り入れ、積極的に理科系統の学習にふれるよう心掛けている。英語教育について、中3までに英検2級取得。スピーキングテスト・ヤングアメリカンズとの交流を取り入れ、日常の中で英語が使える学生の育成を目指している。医進・サイエンスコースでは、学外での分野交流を奨励し、直近では、ips細胞研究の第一人者、山中伸弥先生との交流会も開催された。また、高校生では、研究活動と称して、専門性の高い研究活動を奨励し、早い段階から医学・理系の学生養成に力を入れている。
英語について、数少ないSAT(アメリカの英語共通テスト)の試験会場に認定されており、おのずと英語を習得・上達したいという雰囲気が醸成されている。インターナショナルコースは、AG(アドバンス・グループ)とSG(スタンダード・グループ)にわかれ、中学入学時点での英語未習のハンデを高校入学時点で問題とならないようカリキュラムを編成されている。
高校2年進級時に、文理・国内外のコース決定。
教育理念について
金子暁副校長より、教育理念についてお話がありました。
教育理念
中心はあくまでも授業。最も重視・留意しているのが基礎学力。朝の学習にて小テストをおこない、苦手・弱点分野を分析し、繰り返すことで苦手分野の克服をはかっている。
MIT(マサチューセッツ工科大学)のHP掲載の講義を翻訳活動した生徒のグループまで誕生。さらにイェール大学においても同様の活動。
順天堂大学病院にて病理診断の講座に参加させていただいている。大阪医科大学へも同様の活動に参加。
また、Google本社会長シュミット氏が来校し、交流会を開催。
このように、分野を問わずその道の一流を目にさせる、体験させる活動を推進する。
年間行事として、1学期に中学スポーツフェスティバル、けやき祭、林間学校、というように日常生活とのバランスが取れるよう、各種行事にも全力で取り組むことを奨励している。
入試について
従来通りで大きな変更点はなし。午後受験につき、例年15:00開始だったものを15:30に変更する。
医進・サイエンスコースについて
広報室長の志賀和敏先生より、医進・サイエンスコースについてお話がありました。
医進・サイエンスコースについて
昨今は、医進・サイエンスコースからのみならず、本科生からの医学部合格者が出始めている。高大連携講座として、多くの医学関連の講座を設定している。
また、医大入試に対して、小論文や面接の個別指導、私大医学部入試対策講座も開講。
海外の大学受験指導も他校にみられないほどのレベルで充実していると自負している。