広尾学園中学校説明会レポート(2020年7月11日)
本日はオンラインで行われた広尾学園中学校の学校説明会を、受験ドクターの大石快葵講師がご紹介いたします。
2021年より文京区小石川に姉妹校が誕生し、広尾学園の教員が14名配属される。今年度から募集も行っている。
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 4番出口すぐ
都営バス 【品97】 品川駅前-新宿駅西口
【黒77】 目黒駅前-千駄ヶ谷駅前
日赤医療センター下・広尾学園前下車すぐ
2020年7月11日に行われた広尾学園中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は広尾学園中学校ではなく、受験ドクターまでお願い致します。
©広尾学園中学校
校長ご挨拶
学園の特徴
・多様性を追究する学校、本物の学びを追究していく。
・高校進学時にコース変更が可能な柔軟性を備えている。
・生徒は、高い目標・高いモチベーションで学校生活を送っていて学校行事やイベントにも積極的に参加している。
・教育目標である「自律・共生」には知性と品格を持った人になってほしい、また知性と品格を追究する学校でありたいという思いが込められている。
・来年、文京区に姉妹校が誕生し、今後さらに伸びる学校である。
理事長ご挨拶
池田 富一理事長からご挨拶がありました。
学校について
・歴史上の総理や日本を牽引していた人物たちが建てた伝統ある学校。
・「問題解決能力」「グローバル視野と英語力」「コミュニケーション力」「最先端ICTスキル」を重視している。
・姉妹校である小石川中学校も行っており、広尾学園から14名の教員に加え理事長など2名が小石川に赴任する。
・新しい時代に活躍できる人になってほしい。自分の将来を真剣に考える6年間にしてほしい。
生徒の学びについて
・新入生の内訳は、本科コース160名、医進サイエンスコース52名、インターナショナルコース76名。
・中学校2年生の終わりに中学校学習課程を修了する。そのための補習体制も整っている。
・ICT機器を準備して入学、iPadやChromebookを使用。
・年に2回、中間試験や期末試験の前に英語のスピーキングテストを実施。
・夏休みには4つの留学プログラム、夏期講習、C30学内イングリッシュアクション、ヤングアメリカンズがある。
医進・サイエンスコース(補足)
・学外へ出る機会が多く実際に研究者と対談をすることもある。
・高校生になると研究活動があり、自分でテーマを設定して研究する。
インターナショナルコース
・海外・国内の難関大学進学を目指す。英語以外は本科コースと同じ。MacBookを使用し、英検やTOFLEに加え、PSAT, SAT(アメリカの全国共通テスト、学校が試験会場)を受験する。
・AG(英検1級~2級) SG(英検4級~未修得)の二つのコースがある。
・日本人と外国人の担任がおり、朝と帰りのHRは英語で行う。
・試験範囲は本科コースと同じだが、SGクラスでも美術と技術家庭は英語で授業を行う。
・SGクラスは英検未修得者83%から始まるが、全員1年生の終わりには英検3級を取得。学外の英語コンテストにも積極的に参加する。
・高校にはSGがないため高校進学時は本科コースかAGクラスを選択。高校2年生で文理・国内外受験を選択。旧帝大を対象に大学ツアーを実施。海外も、カリフォルニア9校、ボストン14校の大学ツアーを実施。
教育理念について
金子暁副校長より、教育理念についてお話がありました。
学習プログラム
・授業中心。161名の教員全てに年間3回研修があり、質の高い教育を保っている。生徒は自分の興味のある分野を選択しチームで学習することもある。
・各授業の学習内容、進度、評価の詳細はオンラインシラバスに記載。
・基礎学力の定着度を重視。朝の学習で実力に合ったプリント問題を解き英語語彙力や計算力を高める。医進・サイエンスコースは土曜日朝に研究の情報をお互いに交換し合う。インターナショナルコースは0限に英語の授業がある。夏期休暇中は、中1は10日間の夏期講習がある。英検対策もある。
キャリア教育
・中1からハイレベル講座に参加できる。3月には各分野の第一線で活躍する研究者やエンジニア、医療関係者が来校するスーパーアカデミアがある。
部活動・施設
メインアリーナ・サブアリーナ、武道場、テニスコート、人工芝グラウンド、サイエンスラボ、ICTルーム、カウンセリングルーム、カフェレストラン(学食)。部活動の他に同好会もある。:00開始だったものを15:30に変更する。
学校行事
入試に関して
12/17 インターナショナルコース(AGクラス)英語
12/18 本科・インターナショナルコース(SGクラス)・医進サイエンスコース 国語・算数・面接 (出願時にどのコースで受験するか選択する)
・一般入試の大きな変更点はない。ただし、午後の試験時間は15:30開始と変更した。
質問と回答
広報室長の志賀和敏先生より、事前に出た質問に対する学校としての回答がありました。
質問と回答
事前に出た質問に対する学校としての回答
・医学部志望の場合は校外連携講座、小論文や面接対策を行う。私大は学校の特徴別に対策する。
本科コースでも医学部合格者は出る。
・海外大学受験指導は全て教員が行う。年間200~250の大学が情報提供をしてくれる。
・入学後に海外に赴任することになった場合は、最低1学期在籍していると再入学試験を受けられる。高校2年生の終わりまでには戻ってくること。
・SGコースは英語力なしでも問題ない。小学校の授業を経験しているだけでも十分。
・SGクラスの海外大学合格者実績は、高校でSGクラスがなくなるため一概には言えないものの、2018年~2020年で49校。
・AGクラスについてご興味を持たれた方は、8月以降のガイダンスにご参加ください。
・コース変更はその年にもよるが、本人の希望・学校の成績・模試の成績で判断する。
医進・サイエンスコースについての補足説明
・学ぶことを楽しみつつ本質を捉え、本物に触れ、本気で取り組む。研究テーマが複数あるので、その中から自分が研究したいものを突き詰めていく。
・教員の適切な指導により、生徒は「情報収集力」「信憑性」「検索ツール」「考え方」への理解を深めていく。
・どの学問でも広く浅くではなく、まず自分が興味を抱いた分野で研究し、学びを深めていく。その過程で必要になった他の能力や他分野の知識にも興味を広げ学びの幅を広げたい。そのために、必ず本物から学びに入るようにしている。