本郷中学校説明会レポート(2019年11月7日)
本日は本郷中学校へ、受験ドクター 算数、国語講師のI.Sが行ってきました。
建学の精神:個性を重視した教育を通して、国家有為の人材を輩出すること。
学内の縦のつながりを重視している。数学の学年合同授業等。後輩にアドバイスしてもらう。
部活動で活躍が目立つ(囲碁将棋部の新人戦などの結果が新たに加わった)
ラグビー部が今度、名門の國學院久我山と当たる。
学校とは、安全に失敗できる場所である。男子校の特徴かもしれないが、本人が「恥ずかしい!」と思う失敗をしても、周りは意外と気づいていない。
体力テストについて。中一では全国平均を大きく下回っているが、高校一年では平均に追いつく。
以前は補習を沢山行い、「与える」教育をしていたが、うまくいかなかった。生徒が自ら動けるように仕向ける。「教えられる」よりも「学ぶ」こと。
「これをやりたい!」という目的意識を持った子は、自ら勉強する。
高校募集は、今度の入試で最後。停止する。大学入試改革も理由の一つ。6年間かけた教育をしていく。
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2019年11月7日に行われた本郷中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は本郷中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©本郷中学校
入試について
各教員の先生より、入試に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試について
出願は前日の23:59まで。
入試当日の解散は、受験番号順(厳密に番号順ではなく、部屋ごと)
受験者の多い2月2日の入試の際は、教室を出るまでに、最初の受験生と最後の受験生の間に20分程度の差がある。
保護者向けに解答を配布している。
点数を開示している(合格者は除く)。受付は当日の19:00~19:30、翌日の09:00~10:00
繰り上げ合格は、複数回受験者から声をかける。同じ1点差でも、繰り上げになる場合とならない場合がある。複数回の点数を総合的に判断するため。
第三回入試の合格人数は、第一回と第二回の手続き者数によって変える。
第三回入試の倍率、昨年は約12倍と高かったが、過去3年で見ると、隔年現象が起きている。
過去問について、在校生の声に、過去問が大切との声が多い。(生徒の声という形式で、「過去問」というワードを強調していた)
入試について<国語>
文章は、小学生にはやや歯ごたえのあるものを選んでいる。
記述は計2題。答案が文の途中で終わっている場合はゼロ点。
問題作成は毎年同じメンバー。大きく傾向が変わることはない。
入試について<算数>
「第一回入試については、数年連続で会話形式の問題を出題している」と言及していた。この傾向は変わらないものと思われる。
例えば、角度の問題。そのまま出題すると、難しすぎることと、また勘で解かれかねないという恐れがある。解答に至る道筋を会話文を通して誘導している。
形式については例年通り。
字の丁寧さは重視している。判読不能な字はバツとする。
入試について<社会>
地形図は必ず出題する。
問題用紙の表紙に、感じでかくようにという指定をしている。
漢字でかくべき語句は全て漢字で書く。一文字でもひらがなが入っていた場合は、ゼロ点。△1点とはならない。
入試について<理科>
記述をきちんと書けているかのの方を重視する。
グラフや表、長い文章の問題は、問題文が何を言っているのかをきちんと読み取る。
「巨人の肩の上に立つ」という考え方。
ノーベル賞の、リチウムイオン電池のことなど、トピックとして知っているか?
学校訪問を終えて
体力面の説明の割合が大きかった。マラソン大会などを通じて、将来に向けて役立つ身体づくり。体力の向上についても取り組んでいることをアピールしていた。
校門の警備員さんが、「お気をつけて」のように爽やかに声掛けして保護者を送り出していた。雰囲気の良い環境であることがうかがえた。