2025 開智所沢中等教育学校|学校説明会レポート



開智所沢中等教育学校説明会レポート(2025年2月26日)


本日はオンラインで行われた開智所沢中等教育学校説明会を、受験Dr.の川上 亮がご紹介いたします。

■学校からのアピールポイント
・第一志望とする生徒が増えてきたこと(約20%→33%)
・受験生の居住地が広がってきていること
・一から学校を作る生徒たちの活動
・国際生入試入学者によるグローバルな雰囲気
・斬新な入試制度

■ JR武蔵野線「東所沢駅」から徒歩12分

2025年2月26日に行われた開智所沢中等教育学校の入試報告会の内容をまとめました。
この内容についてのご質問は開智所沢中等教育学校、受験Dr.までお願いします。

プログラム

校長代理のご挨拶

小野正人校長代理より学校についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

2025年度入試について

国際性入試(インターナショナルスクールに通う子、外国籍の子向け)の入試によってグローバルな雰囲気が広がっている。
受験生の居住地は広がってきている。
開智所沢中を第一志望とする子が増加した。

一期生の今

インタビュー形式の映像が放映されました。
その中から一部を抜粋して紹介します。

インタビュー映像

・生徒会長 → 一から学校を作っていくことに魅力を感じ、校歌も作った。
・広報委員 → イベント等の企画、運営。個別相談会にも協力。
・社会貢献活動 → 社会貢献活動 → 保育園訪問。今年は交番を訪れ、地域の安全がどのように守られているのか学びたい。
・部活動(EA) → バドミントン部、生物部。週2回の活動。
・国際学級 → 取り残されることはない。SHRはすべて英語。
・探求クラス → 個別発表会に向けて準備をしている。角川武蔵野ミュージアムと一部提携。

入試広報部より

広報主任の太田 渓介先生より2025年度入試分析と2026年度への展望についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

2025年度入試の概要

・募集人数を240名→300名に増員。計6回の入試。のべ16496名が受験した。(昨年の2倍以上)
・受験者が大幅に増加した要因 → ①開智グループの実績と信頼②立地③生徒たちの母校愛④合同入試、加点措置
・1回の入試で最大4校の合格をもらえる(開智、開智所沢、開智日本橋、開智望)
・算数特待以外は各回の合格者増。実質倍率は1.20倍(昨年)→1.76倍(今年)。
・入学者の男女比は2:1。性別によって合格最低点に違いはない。
・2回目の受験で10点加点、3回目で20点加点、4回・5回目は30点の加点。加点措置を受けたことによる合格者は多かった。
・受験者の居住地 → 7割は東京からだが、神奈川からの受験者が増えた。立地によるものと推測。
・受験者の併願校は男子校・女子校・附属校が多かった。
・開智所沢を第一志望とする子は昨年の20%→33%に大幅増。

各回の合格点と教科のポイント

・合格最低点は昨年度より上昇した。(開智と同じ基準)開智日本橋併願の回のみ下降。
・1月10日入試 → 受験者平均と合格者平均の差は算数が4科目で一番大きい(15点程度)。
・1月10日入試にて差が付いたポイント → 国語:漢字の書き取り 算数:平面図形・速さと比 理科:桜の花の構造 社会:基礎的用語
・1月11日AM 特待入試 → さらに算数の差が顕著に(受験者平均41.5、合格者平均79.2)
・1月11日PM 算数1科特待 → 受験者平均42.3、合格者平均91.1。合格最低点は昨年度より高くなった。思考力と正確性が重要な入試だった。
・1月12日入試 → 受験者平均が高かった。どの科目も基礎を固めることが大切だった。
・1月15日 特待B → 特待入試ではあるが、国語の漢字や算数の小問など基本的な問題で差が付いた。
・2月4日 → 合格最低点が下がり、得点率55%で合格だった。4科だとダブルチャンス(2科でも見てもらえる)のでおすすめ。

2026年度入試

・合同併願は継続
・合格者は2025年度よりやや増やす予定
・募集人数は270~300名で検討中
・加点制度については検討中
・入試回の追加も検討中

説明会視聴を終えて

一期生の生徒たちが一から学校を作っていく(校歌まで!)姿勢に大変感銘を受けました。
皆、伸び伸びしており、自分のやりたい活動をめいっぱい行っている印象を受けました。
先生方の普段の取り組みが生徒さんたちの様子に現れているように思います。
また、2025年度入試の総括、2026年入試に向けたお話も大変有意義でした。
来年度の入試もたくさんの受験者を集めるだろうと感じました。