神奈川学園中学校説明会レポート(2021年12月8日)
本日は神奈川学園中学校へ、受験ドクターの横浜校校長の久米 光太郎が行ってきました。
塾に行かなくても学校が面倒を見て大学受験までの道筋を作ること、一人一人を大切にした教育を行う。理念「女子に自ら判断する力を与ふること」「女子に生活の力量を与ふること」の通り、生徒が自ら判断して自立し、生徒が学校を作る。
横浜駅西口より徒歩10分
横浜西口地下街ジョイナス(旧Theダイヤモンド)南12番出口より鶴屋町方面へ
東急東横線反町駅徒歩10分
泉町交差点を横浜方向へ
2021年12月8日に行われた神奈川学園中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は神奈川学園中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©神奈川学園中学校
校長ご挨拶
及川 正俊校長より神奈川学園中学校の概要と教育方針についてお話しがありました。
ご挨拶
今月SGH(スーパーグローバルハイスクール)ネットワークに参加した。全国フォーラムで生徒たちが英語でオンラインで発表して質疑のやりとりをする。学校という枠の中に収まらない学び、他校との他流試合で生徒を育む。
神奈川学園の教育概要
入試広報室長の藤澤先生より、神奈川学園の教育概要についてお話がありました。
教育概要
中学の二人担任制について。構成は女性+男性もしくは女性+女性。生徒たちを複数の先生が見る。先生たちにいろんな価値観があっていいと思っている。文系理系クラスなし、特進クラスなし、あえて作っていない。人間関係を固定させず誰とでも人間関係を作っていく。席替えも週1回、お弁当を食べるメンバーも毎週変えている。どの子とでも一緒にいられる安心感があり、自己実現に向けて頑張っていける。面談も頻繁に行う。学習計画ダイアリーを毎日提出して先生たちがコメントをつけて返す。中学1年生は生徒と先生の交流のためや心身の健康のために行っている。中学2年生以降は学習手帳、学習の予定を立てるために行っている。書くことで自分を客観視できる。中学3年間は重視してる。自分の生活を管理できるようになることが目的。
制服スラックス導入など校則についても生徒の考えが反映されている。校則厳しいですかと聞かれるときには生徒を見てくださいと答えている。校則でぎゅうぎゅう縛る必要はないと考えている。生徒が主体的に考えて行動することが大事。生徒からの提案があって制服にスラックスを導入した。髪は染めるのはダメだけど長さの規定はない、靴下は白のワンポイントであること以外の規定はない。
岩手宮城など五方面に高校フィールドワークを行っている。半年間かけて学んでから現地に行ってレポートを書く。図書委員会主催の講演会を毎年行っている。生徒が作家の方に声をかけて実現したもの。これまで重松清さん、あさのあつこさんが講演してくれた。今年度は辻村深月さんが講演してくれる。
神奈川学園の進路状況・教科教育について
入試広報委員の島先生より、進路状況・教科教育についてお話ありました。
進学
学年ごとの授業
中1・2はクラスベースの授業、中3高1は習熟度別の授業、高2高3は大幅選択制授業で入試演習を行う。神奈川学園の生徒は通塾率が低く学校でやり切っている、担任が塾をどう使うか指導している。 中学3年間の標準時間数に比べ、英語は+7時間、国語は+5時間、数学は+4時間と指導時間が多い。土曜も授業を行っている。習熟度別授業も英語特講5クラス、国語特講6クラスなど細かく分かれている。大学入試演習から基礎固めまで様々なことに対応している。
高3の英検取得状況
理科100実験について
数学的活動の充実
オンライン学習について
2022年度中学入試について
入試広報室長の藤澤先生より、中学入試についてお話がありました。
入試概要
★今年はA日程午前の定員を70→80名に増やした。
★帰国子女入試の要件は海外1年以上、帰国後3年以内だが、厳格に運用しているわけではない。少しずれている場合は相談してほしい。
入試について
国語、同音異義語など実際使えるレベルになることを重視している、ことばの意味も問われる。
算数、今年から出題形式を変えた。大問を一個減らし、対話形式の問題の配点と途中の考え方を書く問題の配点を上げた。これまでは時間が足りない受験生も多かったので、じっくり問題に取り組めるようにした。対話形式問題に重きを置くと発表したこともあり正答率がとても上がった。算数の途中点の採点は一行ずつで細かく刻んでいる。式なしで答えだけでも⚪︎にしているが、答えが×の場合には途中点をつけるので式を書いていて損はしない。
合格者の判定基準
複数回出願のメリット
午後入試の開始時間の違いについて
保護者の対応
今年の入試では保護者の控室を設けたい、塾の先生の応援については今後発信する。