2018 吉祥女子④|学校説明会レポート



吉祥女子中学校説明会レポート(2018年11月21日)


本日は吉祥女子中学校へ、受験ドクター 清水 栄太が行ってきました。

今年9月に新五号館が完成しました。
創立80周年を記念して建設されています。

8号館のカフェテリアをはじめ、生徒の憩いの場となる施設が敷地内多く見受けられます。

生徒の自主性を重んじ、「最低限度の校則」を反映した充実の設備であることが印象的でした。
キャンパス内には大理石とラテン語でモットーが刻まれています。

「建学の精神」を繰り返し強調されていたのが印象的でした。

・社会に貢献する自立した女性の育成
「グローバル社会」に適した人材になるよう英語には熱心に力を入れており、ネイティブスピーカーによる授業を行うとともに、中学3年生ではカナダ語学体験ツアーを行い高校生では1年留学制度を取り入れています。
また、日々変化するIT化社会にも対応していくため、ICT教育を積極的に取り入れています。
さらに、理科では多くの授業で本格的な実験を行っていて、現高校3年生では理系志望者が増加傾向にあります。
医学部志望の生徒が近年増加しています。
  
・6年間での成長
多くの卒業生たちが吉祥女子を自分たちの「ホーム」ととらえています。
その理由は、吉祥女子の「自由闊達な空気」、「多様性を認める文化」にあるようです。
6年間でじっくりと物事を考えることができ、生徒同士が互いに刺激を受け合いながらチャレンジできる空間や仲間との一体感が成長していく土台となっています。
そして、吉祥女子を卒業された生徒さんは、社会にでても「信頼できる人材」として捉えられています。

「吉祥祭」の映像から、吉祥女子の生徒1人1人が目標に向かい一丸となって協力し、学校生活を楽しんでいる様子が印象的でした。
生徒1人1人が主体性をもって行動し、互いの価値観を尊重しながら6年間を過ごすことができるとてもよい学校だと感じました。

JR中央線・総武線・地下鉄東西線 直通 西荻窪 下車 徒歩8分
西武新宿線 上石神井 から「西荻窪駅」行バスにて15分
地蔵坂上バス停下車 徒歩8分

平成30年11月21日に行われた吉祥中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は吉祥女子中学校ではなく、受験ドクターまでお願い致します。
©吉祥女子中学・高等学校

プログラム

校長ご挨拶

吉祥女子中学校 藤本 典子校長よりご挨拶がありました。

Ⅰ.冒頭の挨拶

(1)今年で創立79年、来年80年を迎える
●創立80年を記念して5号館が新しく建設されました。
カフェテリアなどを併設した新校舎が設立しました。  

(2)創設の歴史~創設者 守屋荒美雄~
●創立者 守屋荒美雄は社会科の教諭であるとともに、自ら教科書の執筆や編集に打ち込み、帝国書院を設立し大きな成功を収めました。守屋荒美雄は出版によって得た利益を社会に教育で貢献するという決意を持ち、吉祥女子の前身である帝国第一女学校をつくり、女性の教育機会を広げていきました。

(3)創設の歴史~設立者 守屋美賀雄~
●創立者守屋荒美雄が亡くなり、ご子息であり数学者であった守屋美賀雄が父の遺志を受け継ぎ現在の吉祥女子設立しました。
生涯にわたって研究者・教育者であった守屋美賀雄の物事を真摯に学ぶ姿勢は今も受け継がれています。

(4)宗教
●創設者の守屋荒美雄、設立者の守屋美賀雄は共にカトリックの信者でしたが、学校教育に「宗教色は持ち込まない」という理念から宗教を取り入れず、多様な価値観を尊重する校風となりました。

Ⅱ.吉祥女子の基本概念

(1)建学の精神……「社会に貢献する自立した女性の活躍」
●「知的探求心を育む」地学者であった創設者守屋荒美雄、数学者であった設立者守屋美賀雄の二人の研究者によって作られた学校であるため、二人の真摯かつ継続的に学ぶという姿勢が学校の根幹に流れています。

●「言葉と行動に責任を持つ」
創設者守屋荒美雄は「自分の意見や行動を決める際、他人と同調して決定図けてしまうことは日本人の欠点である」ということを語っていたため、吉祥女子では自分で自立し、自らの言動と行動に責任を持つことを教育目標としています。

●「お互いの価値観を尊重する」
自分の価値観と相手の価値観が時として衝突することがあります。
そのときに大切なことは、相手との対話を重ねることです。
その対話を通して新たな視点を考え方を持つことができます。
このようにお互いの価値観を尊重していくことで、社会性や国際性が身についていきます。

文化祭の様子

吉祥祭実行委員より、2017年度の文化祭の様子を撮影した映像が上映されました。

年度ごとにテーマを決め、そのテーマに沿った内容で文化祭を進めます。
文化部が主体となって運営を担当しています。
テーマを決める際には文化部の生徒同士が議論を重ねて決定し、9月の開催に向けて全生徒が一丸となって活動を進めています。
合宿を行って実施方針を決めるなど生徒が主体となって熱心に活動をしている点が印象的でした。

教育方針

広報部長 綾部 香先生より、教育方針に関してお話がありました。

社会で必要とされる資質の形成を行う6年間

(1)知的探求心を育む授業

●教科分割を実施して、各教科を集中して学ぶ。
●独自教材の活用して学習を進めている。
●理科の授業では実験を頻繁に行っている。
●グループ学習を取り入れている。
●講習を実施しており、特に夏期講習では114講座を開設し、1日4時間、計5日間行っている。教科の内容だけではなく、プログラミングや生命倫理学などの講座も開設。
●著名人を招き学問に関する講演会を開催している。