2024 佼成学園中学校|学校説明会レポート



佼成学園中学校 学校説明会レポート(2024年05月07日)


佼成学園中学校の学校説明会に、受験Dr. 吉祥寺校校長の久米 光太郎が行ってきました。

志願者数や新入生数の増加、大学進学実績の向上など、勢いを感じる学校です。国際キリスト教大学との高大連携や、総合的な探求学習への取り組みがアピールされました。
なお、立正佼成会の施設を使ってはいますが、宗教教育や宗教行事は一切ない学校です。

東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅出口1より徒歩5分
中野駅より京王バス永福町行「佼成会聖堂前」下車
笹塚駅より京王バス阿佐ヶ谷駅行「和田堀橋」下車
新宿駅西口より京王バス佼成会聖堂前行「佼成会聖堂前」下車
新宿駅西口より京王バス佼成病院行「佼成会聖堂前」下車
新宿駅西口より都営バス新代田駅行「和田堀橋」下車
永福町より京王バス中野駅行「佼成会聖堂前」下車
永福町より京王バス佼成会聖堂前行「佼成会聖堂前」下車
阿佐ヶ谷駅より京王バス渋谷駅行「和田堀橋」下車
新代田駅より都営バス新宿駅西口行「和田堀橋」下車

2024年05月07日に行われた佼成学園中学校の説明会の内容をまとめました。
この内容についてのご質問は佼成学園中学校ではなく、受験Dr.までお願いします。
©佼成学園中学校

プログラム

学校長ご挨拶

青木校長よりご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学校の特徴

校訓は「行学二道」で、未来に向かう心と力を育てることを重視している。問題を解決したり、新たな価値を創造する力が必要になると考え、学業のみならず研究活動も行う。男子校という環境を有効に使い、個性を伸ばし、自他ともに認める価値を育む。見通しが立たない世の中で、新たな価値を発見できる人がポジティブに過ごすことができる。

学校の取り組み

難関国公立コースとグローバルコースを3年前に設置した。国際キリスト教大学と高大連携を行っている。ICT教育を充実させ、1人1台iPadを使用している。創立70周年を迎え、校舎のリニューアルを行っている。入学式や卒業式は普門館という大きなコンサートホールを使用。6年前に比べ、中学入試の出願者が2.5倍、在籍生徒数が1.3倍に増えている。

入試報告

南井教頭より2023年度の入試報告がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

2023年度入試報告

各回ともに受験生が増えていて、実質倍率は高くなっている。10年前は6割とれれば合格とお伝えしていたが、今は65~75%に上がっている。今後は問題の難易度を変えていく予定(2学期以降にお伝え)。帰国生入試は11/10以降、回数を4回から3回に変更。帰国生の数は増えてきている。2015年から適性検査型入試を導入していたが、入学者が少ないため昨年で廃止に。2024年度は中学に206名入学、高校は例年並みの受験者数。グローバルコースへの期待感から2クラスに。

今春卒業生の3年間をふり返って

昨年度高3の学年主任を務められた内山先生より、3年間をふり返ってのお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

3年間をふり返って

コロナ禍で行事ができず楽しくないということがないよう、行事はできるだけやりたいと思っていた。ご父母の協力もあり、3年間行事を開催することができた。行事の開催は生徒に任せている。中学のときに修学旅行に行けなかった子がほとんどなので、高校ではぜひ行かせたかった。沖縄に行き、学生時代の楽しい思い出を作ることができた。
高3の5月に校外授業でディズニーランドに行った。勉強だけでなくメリハリをつけることが大切。高3の半数はアメフト部の応援に自主的に行った。
進路イベントとしては、高2のときに大学の説明会をした。高2の冬に学習合宿を行い、第1志望宣言書を校長に提出する。学外で環境を変えることで意識が高まる。
夏休みは職員室で総合型選抜の準備をし、8月から仮エントリー。共通テストのときは各会場に先生が激励に行く。
生徒たちと密に接した3年間で進学実績が出た。海外や医学部は過去最高。難関国立校クラスでは早稲田や東京理科大を蹴って浪人している子も。合格発表を教室で皆と一緒に見て盛り上がっている。
       

学校訪問を終えて

中学入試における偏差値と大学進学実績を比べると、「お買い得」な男子校としてお薦めできる学校です。
しかし、入試報告でもあった通り、実質倍率がかなり高くなっており、偏差値以上に入学が難しい学校と言えます。