2021 東京農業大学第一高等学校|学校説明会レポート



東京農業大学第一高等学校校説明会レポート(2021年9月19日)


本日はオンラインで行われた東京農業大学第一高等学校の学校説明会を、受験ドクター講師の楠木 勝春がご紹介いたします。
・生物、物理、化学専門のそれぞれ専用の教室
・裏庭(植生観察用のもので、林、山のよう)ここで採れた食物を食べる機会もあり(タケノコ)
・廊下の幅がかなり広い
・食品から白衣まで売っている購買
・図書館(外向きの壁の大半がガラス張り、蔵書数5万3000冊)
・PCルーム
・体育館(全校生徒約1500人収容可能)

友達と成長させ合っていき、勉学だけでなく青春を楽しんでほしい。それに根差したカリキュラム作成が行われている。
知耕実学にもとづき、経験や体験を重視
大学と連携した理科の授業
PCやタブレットを多く活用した授業
行事やイベント、実験など参加型の授業が多い

■ 小田急線「経堂駅」より徒歩15分
■ 東急世田谷線「上町駅」より徒歩15分
■ 東急田園都市線「桜新町駅」より徒歩20分

2021年9月19日に行われた東京農業大学第一高等学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は東京農業大学第一高等学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©東京農業大学第一高等学校

プログラム

校長ご挨拶

田中越郎校長より学校についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

コロナ禍における方針

感染リスクを下げつつ生徒たちの学びはやめない→一日おきの登校、登校しない日はオンライン授業

教育の特徴

自由がある 夢がある
→東京農業大学第一高等学校での自由とは? わがままとの違い  自由とは選択肢が増えること
スキー教室でスキーができるようになれば選択肢が増える
自由を得るためには努力が必要

・夢は逃げない、逃げるのは自分→逃げないために友達の助けを借りる
→友達とは?一緒に成長できる人「成長のタネをくれる人」
ここまでを総合し教育理念である「知耕実学」

学校生活について

中学部教頭の紙谷知之先生より学校生活についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

学校生活について

・電子黒板機能付きプロジェクター搭載のホワイトボードを使用
・全館Wi-Fi完備 ・机の大きさは昨年度までより大きいものを導入 ・中学入学時にsurfaceを購入
・朝8時20分のチャイム以外のチャイムがない→生徒各自が時間の管理をするため
・ゴミ箱がない→コロナの感染拡大防止のため
・一昨年まで50分授業10分休憩 昨年から45分授業15分休憩(5分の換気・消毒追加のため)
→電子化により板書の時間が短縮されたため、授業スピードに問題はない

授業・施設の紹介

マスコットキャラクターのアグリン(Agrin)より授業・施設の紹介お話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

授業について

理科の授業 一人一台のタブレットを使用、自身で採集した土の中から生物をツルグレン装置で抽出、実態顕微鏡で観察→本物の経験を通して実学を実践  理科に力を入れており、大学と連携できることが強み(解剖・DNA抽出など)生物実験室の奥に小鳥の飼育、アルビノのアフリカツノガエルの飼育、昆虫標本のストックがある 金魚の研究がEテレに出演したこともある
美術の授業 PCを活用したアニメーション制作
英語の授業 ネイティブスピーカーによる習熟度別のクラス編成(all english)
英語の授業 電子機器を活用した映像を織り込んだ授業
音楽の授業 タブレットを用い、ボーカロイドによる楽曲制作
体育の授業 やり投げ

本校の教育について

大幡 雅先生より本校の教育についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

教育について

実学を大切にし、自分で考えたことを言葉にする
理科の授業は週4回のうち半分以上実験←答えが出ないまま時間をかけて試行錯誤(暗記は避ける)
数学での実学では、教科書だけでなく、実生活にどう応用されているかを考え、実際に作ってみる
ENAGEEMの導入
一中一高ゼミ…教員による放課後の学習教育
毎年合宿で英語を学ぶ機会を設けている
各学年5クラス編成一クラス35人前後 高校で高入生5クラスと合流し、10クラス編成へ
部活参加率95%

入試全般について

入試広報部長の川崎 剛先生より入試全般についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

入試概要

要綱に大きな変更点はなし
前回入試から算数・国語or算数・理科の選択ができるようになった
2回目入試は算数が50分150点満点になる(一回目は40分100点満点)
3回目入試は算数に記述力が問われる 3回目のみ四科受験
男女比に考慮なし、女子のが多少多いがあまり関係ない雰囲気
1回試験事前登録不要の時間選択制(14:15、15:15、16:15のいずれかまでに集合)
2回試験事前登録不要の時間選択制(14:30or15:30までに集合)
3回試験は8:30集合4科目
各回に特待生制度有(85%以上の得点で1年間の授業料支給)

学校訪問を終えて

・問いかけや例が多く、聞いていて飽きさせない工夫が見える
・校長先生の話の内容が分かりやすい。話し方もよいが見せ方が上手
・動画での説明会ということでマスコットキャラクターが解説する場面があった(Eテレのような)工夫の一つだと思う
・大学と連携した理科の授業は大変魅力的、一人一個のPCや顕微鏡など充実した環境で自分も勉強したくなった。
・生物は特に強みを生かしており、様々な実験用の飼育動物が用意されている
・電子機器を多く導入し、音楽の授業でボーカロイドを使うなど、学校教育としてはかなり革新的な印象を受けた