大妻中学校説明会レポート①(2021年10月15日)
本日はオンラインで行われた大妻中学校の学校説明会を、受験ドクター講師の市村史帆先生がご紹介いたします。
・市ヶ谷 JR出口・ A3番出口 より徒歩10分
・半蔵門 5番出口より徒歩5分
・九段下 2番出口より徒歩12分
2021年10月15日に行われた大妻中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は大妻中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©大妻中学校
学校長ご挨拶
成島由美校長からご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。
ご挨拶
算数は、ひねった問題は少ないです。答えが合っていても途中式がなければ点数になりません。
国語は、塾の先生から「読ませる」文章が多いですね、とよく言われます。中学入試の問題には珍しく、韻文を必ず出題しています。
大妻中学では、「社会で50年輝ける女性を育てる」ことを目指して教育を行っています。
近年2月5日の入試は、最後の日まで頑張れる受験生と出会いたくて増設しました。
算数の入試問題について
数学科教員の先生より算数の入試問題についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試問題について
特徴:全問記述式 バランスよく出題 受験に向けて付けた力を全て見せてもらいたいという意図から
数式で表現する力、自分の考えを説明する力人に説明させることを意識させる入試
書き出して規則性確認、数え上げの問題 粘り強く問題を解決する姿勢を重視
部分点のつけ方について、
過去問と出題分野・形式の変更はなし。過去問の中に本年度の入試が隠されていると言っても過言ではない。
昨年度入試 平年と比べて平均点が低め。取りにくい問題が多くなってしまったのかもしれない。基本~標準レベルの問題で60点になる。基本~標準に近い問題をきちんと取れれば合格に近づいた。
解答上のアドバイスとして、解答用紙左側の問題は確実に得点、右側の問題の中で自分の得意な分野の問題を得点、と考えると良い。
場合の数や数え上げは図や表にまとめる。
国語の入試問題について
国語科教員の先生より国語の入試問題についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試問題について
➀国語の出題傾向
出題傾向は例年と
物事を筋道立てて考える論理的思考力・自分の考えを的確に伝えることができるための表現力を育みたいと考えている。
基本的な読む力を知るために、文章量・問題量ともに多いことが特徴。
記述問題 読み取った内容を、必要な情報を残して再構成する力が求められる。
近年、全体の半分近くを記述問題が占めるようになっている。合格に近づくために、日頃から記述問題の練習に取り組んでほしい。
社会科の入試問題について
社会科教員の先生より社会の入試問題についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試問題について
大妻中学の社会科の特色として、➀「地理・歴史・公民とも、教科書レベルの基本的な内容の定着を図る」 ②考える力、意見を伝える力を高める の2つがあります。
社会科というと得意不得意の分かれる科目です。しかし、大妻中学では、社会科の得意な生徒もそうでない生徒も皆が参加できる授業を展開しています。
用語の意味を正確に把握しているかどうか、なぜ? を説明できるかどうか、今の社会に関心を持っているかどうか、社会科の内容について、繋がりをつかむことができているかどうかを見ています。
用語については、漢字で正確に書くことができるようにしましょう。
例年、最後まで問題を解き切れない生徒が見られます。過去問を活用して、時間の感覚をつかむ練習をしてください。
時事問題については、2021年11月末までのことを出題します。
理科の入試問題について
理科教員の先生より理科の入試問題についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試問題について
大妻中学では、実験・観察・課題学習といった体験的な学習に力を入れています。そのために必要な、基礎的な知識や計算力をつけ、
受験生に求めることは、基礎・基本をおろそかにしないこと、時事や身のまわりの自然に関心をもつこと、図や文章の意味を読み取り、考えを組み立てることができること、言葉や図を使って、考えを伝えることができること、最後まであきらめずにやりとげることです。
各分野からまんべんなく出題しますので、苦手分野を作らないようにしましょう。
入試について
入試広報部部長の先生より入試概要についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
入試概要
2022年度の入試について、日程等の繰り上げ合格はの人数は、少ないです。複数日程試験一定を用意しており、そちらで合格を出しているためです。
複数回受験している生徒は、本年度の形式に慣れているという点で有利になります。
学校訪問を終えて
全体的に例年と同様の出題傾向で、中高での学びにつながる力を問うものになっています。
大妻中学が求める力は、各科目で共通しています。
図表や文章を読み取る力、自分の考えを言葉にして伝える力です。
入試までに積み上げてきた努力が評価されやすい入試、今後の社会でますます求められる力を問う入試であると感じました。