2020 鴎友学園中学 | 学校説明会レポート



鴎友学園中学校説明会レポート(2020年07月2日)

本日はオンライン開催された鴎友学園中学校の説明会を受験ドクター 成城学園校校長の大木講師がご紹介いたします。

主要教科だけでなく、すべての教科、すべての活動が大切という全人教育を実践している。
与えられる姿勢で学ぶのではなく、自ら進んで学ぶ方向に導いている。
生徒同士が幅広く人間関係を築けるよう、頻繁に席替えを実施。

小田急線経堂駅より徒歩8分、東急世田谷線宮の坂駅より徒歩4分

2020年07月2日に行われた鴎友学園中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は鴎友学園中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©鴎友学園中学校

プログラム

校長ご挨拶

鴎友学園中学校の大井 正智校長より、
学校紹介のお話がありました。

その中から一部を紹介いたします。

学校紹介

今年度のオンライン入学式より、中学校、高校の生徒代表挨拶を紹介。
学園の歴史。
全人教育。
主要5科という言葉を使わない。勉強はもちろん、友達、クラブ活動、全部大切。
本校の教育を端的に表現すると、最高の食材で丁寧に作り上げた幕の内弁当のような学校

進学実績について

学習指導部の鈴木先生より
進学実績のお話がありました。
その中からいくつかを紹介します。

進学

卒業生241名中113名が上大学(簡単にいうとMARCHより上)に進学している。
やみくもに主要教科をやらせた結果でなく、全人教育で自ら学ぶ姿勢を培った結果。

教育

コロナ対応。数学や国語以外に体育や園芸も楽しんでくれている。
オンラインでの園芸の授業を紹介。
ラディッシュ栽培キットを全生徒に送り、育てる。
学びとは与えられるものではなく、自ら行うもの。

その他

シラバス 今何を学ぶか。
ルーブリック どこまでできるうようになったか。

中高で先生を分けていない。
検定教科書以外のオリジナル教科書が充実している。
学びの姿勢を6年間で身に着けさせる。

学校生活について

入試広報部長の若井先生より学校生活についてのお話がありました。
その中からいくつかを紹介します。

授業

中1のみ30名の少人数編成、そのあとは40名。
3日に1度席替(中学) 週に1回(高校生)。
エンカウンタープログラム ゲームなどでコミュニケーションを図る。
アサーショントレーニング 中1中2 トラブル、価値観の違いに直面した時、方法を学んでおくと違う。
オンライン授業を苦労しながら実践する様子、生徒の笑いを引き出すための工夫、などが動画でリアルに伝わってきた。

入試について

大内教頭より入試についてのお話がありました。
その中からいくつかを紹介します。

入試全般

入試について
第1回 低い標準偏差で差がつかなかった。多めの合格者を発表。
第2回 は例年通り。

試験時間 今年度より50分→45分に。12:40終了ではハードだと考えた。
それに合わせて設問数や解答字数を調整した。その結果、
合格最低点 第1回239点、第2回286点となった。従前の得点率の低い問題が減ったため。
第1回は6割、第2回は7割を目安に目標設定してほしい。
第2回合格者107名のうち、再チャレンジ組は33名。
過去問に丁寧に取り組んできた結果と考えられる。
ポイント
1基本問題を確実に解く力
 やみくもに暗記には知らず、理解を重んじることが大切。
2問題文を正確に理解する力
 ここで大きく差がつく。まとまった文を読んで要点をまとめる練習、解く前に問題文を読み返す、表やグラフの見方に習熟する。
3自分の考えを分かりやすく表現する力。
大人や先生が内容をみて、工夫を重ねる。

国語

国語
全問記述式。要素加点方式:必要とする事柄が入っていれば加点していく。
1文学的文章 話の展開、変化に注意させる。
2説明的文章 傍線部が抽象的内容。具体的に説明している箇所を探す。
3漢字 四字熟語 記述について 幅広い知識を読書で得る。

算数

問題スペースに書かれた計算などの作業を採点の対象にする。
平行四辺形、速さなどの毎年定番の問題はしっかり対策を。
易しい順ではないため、時間配分の工夫が必要。

社会

地理 作図
歴史 因果関係
政治 日本国憲法
グラフや図の読み取り 選択肢やリード文にヒントあり。
用語を平仮名、漢字で書くと減点。漢字には意味があるので考えながらやるのも勉強。

理科

丸暗記でできない問題。
上方置換法の図を書け。
アンザン岩の説明を選択する。
設問を正確に読んで答えていくことが必要。

学校訪問を終えて

主要教科と言わない、すべてが大切ということばが印象に残る。
国公立大学に強いのもオールラウンドに力をつけている証拠だと言えるでしょう。

生徒に寄り添う姿勢 このような状況だからこそ、学校の姿勢、カラーがでるもの。
自宅待機期間の授業で生徒を笑顔にするために真剣に取り組んでいる様子が、鴎友学園の姿勢を象徴していると思いました。