芝中学校説明会レポート(2017年10月18日)
本日は芝中学校へ、受験ドクター 国語講師N講師が行ってきました。
校長が変わったことにより「学校が若返った」!「元気になった!」とのことです。
パンフレットで「動画」が楽しめる。
東京メトロ 日比谷線「神谷町駅」3番出口徒歩5分
都営地下鉄 三田線「御成門駅」A5出口 徒歩7分
平成29年10月18日に行われた芝中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は芝中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©芝中学校
校長ご挨拶
芝中学校武藤校長より、芝中学校の教育に関するお話ありました。
その中から一部を紹介いたします。
沿革・建学の精神
浄土宗5校のうのひとつ。1906(明治33年)に創立。港区増上寺は大本山。
「共生(ともいき)」、「遵法自治」を校訓とする。
指導方針
「楽しくなければ学校じゃない」 進学実績のアピールはしたくない。あくまでも生徒の努力の成果。
「苦労」「遠まわり」をあえてさせる。
「高みを目指して研鑽を積む」
⇒中学生には「伸びしろいっぱい頑張れ」、高校生には「欲張って伸びしろ広げよ」
「『はい』・『ありがとう』・『ごめんなさい』が言えることが大切」
「芝に来れば、塾に通わなくて済む!」
「芝の教員は『男子を育てるプロ』である!」 私学なら「男子校を選択するメリットを」
芝中学校の数学について
数学科教員の岡田 憲治先生より芝中学校の数学の教育方針と授業についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。
カリキュラム・教材
・前提
①「算数が得意」で入学してきた生徒が多い
②「数学を大学入試科目にする」生徒が多い
・中3から高校の内容に入る
・「数量」と「図形」は別の教員が担当
・春夏冬の休み明けにテストを実施
・教材は「体系数学」(数研出版)とオリジナルプリントを使用
日頃の授業の様子
・生徒どうしが教え合う。コメントし合う。
・試験は合格するまで何度でも。「再々再試験」などというのもあり。
・「知る」より「使える」ほうが大事。 ⇒たとえば「三平方の定理を使って、東京タワーとスカイツリーの電波の届く範囲を算出する」
「数学っておもろいなあ」と生徒が感じてくれる授業
教材は「体系数学プリントを使用
臨海学校について
英語科教員の堤 眞幸先生より臨海学校についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
中1臨海学校
・千葉県竹岡にある学校寮にて ⇒最悪「何かがあって」も、学校の中。
・7月下旬から8月上旬にかけて ⇒学校生活に慣れてきた頃。
・各クラスごと(約40名)で2泊3日 ⇒担任&指導教員で目が行き届く。
・芝にはプールがない。 ⇒泳ぐのはこの臨海学校だけ。水泳が苦手な子は安心してほしい。
・〔1日目〕 泳力テストを実施 → A~Dの4つのグループに分ける
〔2日目〕 ひたすら水泳実習
臨海学校の意義
・①精神的にも肉体的にも強化される
・②周囲への気遣いと距離感をもてるようになる
・③「誰かがやるだろう」という意識が「自分からやる」という意識に変わる
⇒「『男の子』を『男』に変えるプログラム!
入試について
入試広報部長の荒久保先生生より入試要項についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
入試概要
〔一回目〕 2/1試験 定員150名 受験者555 合格194 ⇒倍率2.9倍
〔二回目〕 2/4試験 定員130名 受験者1046 合格272 ⇒倍率3.8倍
合格最低点は210点/350点 ⇒おおよそ6割。 算数で差がつく傾向!
出題
<算数>大問は9。
<国語>すべて記述。書く練習を。抽象と具体の区別が問われる。
<社会>事件や人物は漢字で解答を。「120字の論述」は文章の要約。指定語句に線を引く。
<理科>小問数は35。スピードが必要。実験・観察の結果について問われる。
入試前後の流れ
①出願 ⇒願書を直接提出。 ②発表 ⇒講堂にパネルで掲示。HPナシ。電話不可。
③手続 ⇒入学金振込の明細を提出。 ④召集日 ⇒2/12 ⑤ガイダンス ⇒3/10
⑤加点 ⇒二回目ボーダーで「一回目受験」の生徒に。※10~15点か?
⑥繰上 ⇒2/13~14で電話にて告知される可能性あり。
「よくある質問」について
・補習 ⇒英数を中心に頻繁に実施。夏期講習もあり。
・留学 ⇒制度あり。1年間。ニュージーランド・カナダ・ベトナム
・海外移住 ⇒芝に「最低3年在籍」が条件。
・昼食 ⇒売店あり。
・携帯電話 ⇒所持は認めるが、校内では「電源off」。
・カウンセリング ⇒相談室あり。
・部活動の場所 ⇒野球部・サッカー部・テニス部・水泳部は「外部施設」を使用。
学校訪問を終えて
今春に着任された武藤校長先生が明るく笑顔を絶やさずにお話しされているのがとても印象的でした。
ときおりユーモアをまじえて芝の魅力を熱く語るご様子に、多くの保護者が魅了されたのではないでしょうか。
教科の具体的なお話は「数学」のみでしたが、講演された先生の「数学愛」が強く伝わってきました。