2019 芝浦工大附属中学| 学校説明会レポート①



芝浦工大附属中学校説明会レポート(2019年10月25日)


本日は芝浦工大附属中学校へ、受験ドクター東京校校長の澤田 重治が行ってきました。

▽ 2017年度に移転したばかりの新校舎
 ▼理科室も、「物理・地学実験室」「生物実験室」「化学実験室」に分かれている。
  また、教室ごとに机の形や配置が異なっている。
 ▼理工系教育校ならではの「ロボット技術室」
 ▼3階分が吹き抜けになっているメインアリーナは、バレーボール・バスケットボール・バドミントンの
  公式試合が行える仕様になっている。
 ▼コンピューター室が2室あり、合計で約100台のPCを設置。
 ▼合計120席の自習室あり。
 ▼1階に「しばうら鉄道工学ギャラリー」を設置。「東京鐡道中学」が前身という歴史が垣間見える。

電車を利用する場合
東京メトロ有楽町線「豊洲駅」6b出口より徒歩7分
新交通ゆりかもめ「新豊洲駅」南口より徒歩1分

豊洲駅・新豊洲駅を通る
主なバス路線(都営バス)
東16系統 東京駅八重洲口―月島駅―豊洲駅
海01系統 門前仲町駅―越中島駅―豊洲駅
業10系統 とうきょうスカイツリー駅―菊川駅―木場駅―豊洲駅
錦13系統 錦糸町駅―住吉駅―豊洲駅
都05系統 東京駅丸の内南口―有楽町駅―勝どき駅―新豊洲駅

2019年10月25日に行われた芝浦工大附属中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は芝浦工大附属中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©芝浦工大附属中学校

プログラム

STEAM教育

芝浦工大附属中学校の国語教員で入試広報室長の斎藤貢市先生より、芝浦工大附属中学校の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

2021年度入試(現小5生)から共学化

 ▼高校同様、2017年度の校地移転時からの共学化も検討していたが準備に時間を要した。
 ▼10年前には1人しかいなかった女性教員も現在では2桁になるなど機は熟した

▽教育方針

 ▼共学化しても、今までの教育方針は基本的に変わらない。
 ▼従来の方針に3つの要素をプラスしてバージョンアップするイメージ。
 ▼プラスするのは、G(グローバル)、I(インフォメーション)、D(デザイン)の要素
 ▼ものづくりマインドの育成→「敬愛・正義・自律」の校訓
 ▼STEAM教育を中心とする「理工系教育(理系ではない)」が特色
  S(Science),T(Technology),E(Engineering),A(Arts),M(Mathematics)

理工系教育

 ▼ショートテクノロジーアワー…国語も含めたすべての教科で科学技術との関りを授業
 ▼サイエンステクノロジーアワー…科学技術の面白さや深さを体感させる
 ▼プログラミング思考とロボット製作……当校監修の「ロボットキット」を使用

大学連携教育

 ▼芝浦工大での特別授業を各学年で実施

校長ご挨拶

芝浦工大附属中学校の英語教員の大坪 隆明先生よりお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

共学化について

 ▼高校は2017年度の校地移転に合わせて共学化したが、中学の方は準備が遅れていた。
 ▼社会や大学が女性の技術者・研究者を必要としていることが共学化の理由。

学校の特色

 ▼中学・高校・大学で一貫して技術者・研究者を育てている唯一の学校
 ▼理工系の学校だが、言語は大切にしている。日本語・英語・コンピューター言語を学習。

文系と理系

▽12才では適性が分からない→「当然のこと」と捉えている
 ▼「文理どちらのタイプか分からない」「理工系ではなく理系に進みたくなった」
  → 高2からは「一般理系」「特別理系(他大進学)」「文系コース」の3コース編成
 ▼手先が不器用→繰り返すことで上達するし、先輩がアシストするので問題ない

在校生インタビュー

在学中の生徒より海外教育旅行に関するお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

海外教育旅行について

 ▼基本的には「語学」が目的の教育旅行。
 ▼プログラムには必ず理工系の要素(ペットボトルロケットの作成など)が含まれる。
 ▼いくつかのコース(シアトル,セントジョージなど)が選べる。
 ▼休みに日にはホストファミリーがいろいろなところに連れて行ってくれることが多い。

学校教育と入試

入試広報室長の斎藤 貢市先生より学校教育と入試に関するお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

言語教育

4技能(読む・書く・聞く・話す)は日本語でも実践
 ▼ランゲージアワー……体系化されたプログラムによる日本語運用練習
 ▼2in1タブレットを全員購入し、授業に使っている。
 ▼話し方講座……外部より「話し方」のプロ講師を招聘して特別講座を開講
 ▼3つの言葉(日本語・英語・コンピューター言語)に強くなる

カリキュラム

足し算と引き算を実施
 ▼英語・数学・国語・理科・社会も各4単位しかない → 先取りカリキュラムにはしない
 ▼Self Development(自己成長=自習・アウトプット・アクティブラーニング)
 ▼探求型授業

学習支援

 ▼芝浦学習ノート……家庭学習の習慣化を支援し、ポートフォリオとしても活用する。
 ▼2019年度に「学習支援センター」を開設。

学習と進路

 ▼中学入学生(中高一貫生)と高校入学生は別クラス・別カリキュラム
 ▼高校2年次からは3コースに分かれる
   ◆理系コース……①一般理系 ②特別理系(※他大学理系)
   ◆文系コース
 ▼芝浦工大への推薦制度……卒業生の40~45%が推薦入学
りかもめ)は使用禁止→徒歩約8分
 ▼自転車通学は不可

学校生活

 ▼8:25登校、18:30完全下校
 ▼豊洲駅~新豊洲駅(ゆ

学校生活に関するQ&A

 ▼身だしなみなどの生活習慣については厳しく指導している
 ▼いじめについては、「あるはず」と考えて対処している
 ▼原則は弁当持参だが、校内にあるカフェテリアも使用できる
 ▼携帯電話は禁止。持ってくるのは構わないが、登校時電車を降りるときにOFFにして、
  下校時電車に乗ったときにONにする。

2021年度入試について

 ▼男女で合格基準は分けないので、当日の成績次第で男女の人数比が決まる。
 ▼第一志望入試は2020年度入試で終了。
 ▼2/1,2/2の入試では、国語と算数で聴解問題(リスニング)を実施
   (※来年4月にサンプル問題を公開予定)
 ▼2/1 定員を2020年度の男子70名から、2021年度は男女75名に変更
 ▼2/2 定員を2020年度の男子45名から、2021年度は男女40名に変更
 ▼2/3 「英語+算数」または「言語技術+算数」の選択特色入試
 ▼2/3 2020年度までの第一志望入試10名の定員を、特色入試定員15名に変更
 ▼2/4 国語・算数・理科の3科入試、2020年度の男子35名から男女25名に変更
 ▼10月にシンガポールでの帰国子女入試を予定(算数・面接)