2020 芝浦工大附属中学| 学校説明会レポート



芝浦工大附属中学校説明会レポート(2020年9月26日)


本日は芝浦工大附属中学校へ、受験ドクターのM.S講師が行ってきました。

教育目標
1. 科学技術立国たる我が国の発展に寄与するための多彩な資質を育む
2. 批判的精神、論理的思考、説得力ある表現を鍛える
3. 不断に自己成長できる学習習慣と向上心を育てる
4. 心と体を整え、世界と社会に貢献する気概を養う
を達成するため,ICT,GC教育を行う。
実験やものづくりする機会がが多く,自分で探求する力を磨いていくなど他校と比べて特色のある学校教育を行っている。

■電車を利用する場合
東京メトロ有楽町線「豊洲駅」6b出口より徒歩7分
新交通ゆりかもめ「新豊洲駅」南口より徒歩1分
豊洲駅・新豊洲駅を通る

■主なバス路線(都営バス)
東16系統 東京駅八重洲口―月島駅―豊洲駅
海01系統 門前仲町駅―越中島駅―豊洲駅
業10系統 とうきょうスカイツリー駅―菊川駅―木場駅―豊洲駅
錦13系統 錦糸町駅―住吉駅―豊洲駅
都05系統 東京駅丸の内南口―有楽町駅―勝どき駅―新豊洲駅

2020年9月26日に行われた芝浦工大附属中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は芝浦工大附属中学校ではなく、受験ドクターまでお願い致します。
©芝浦工大附属中学校

プログラム

校長ご挨拶

芝浦工大附属中学校の大坪校長よりお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

コロナ禍での対応

4,5月zoomでの授業(入学時全員に端末を購入)。6月になり,週1日登校で主に実験などの実技授業を実施。その他はzoomでの授業。7月から短縮授業での登校。9月より通常登校。夏休みは4週間で期末テストを9月にずらした。
校外学習に関して,1年生の蓼科登山合宿,2年生の芋生農村合宿は一部変更し実施。3年生の海外教育旅行について中止だが,代替行事を来年2月に実施予定。
文化祭は外部者の入場はなくオンラインで実施予定。
・来年度,男女共学になるにあたり,科学技術立国たる我が国の発展に寄与するための多彩な資質を育むなどの教育目標に変更はないが,女性の研究者が求めらえれていることに貢献していきたい。

学習の特色

芝浦工大附属中学校の広報室長の斎藤先生より、学習の特色に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

①理工系教育

・ショートテクノロジーアワー…全教科に科学技術を絡めた授業を設けている。
・サイエンス・テクノロジーアワー…3年生で隔週2時間,教科書から飛び出した科学技術の授業ある。
60の実験の時間があり,教科書で出てくる実験はすべて行い,それ以外にも天体望遠鏡つくるなどの実験がある。

②大学連携教育

・サイエンス・テクノロジーアワーなどで芝浦工業大学から先生を招いての授業がある。
(1年工学わくわく講座,2年ロボット入門講座,3年ものづくり体験講座)

③言語教育

日本語,英語,コンピューター言語の3つの言語教育
ランゲージアワー(1、2年),話し方講座(3年,4年(高1))…論理的に自分の考えを伝える力の習得。

④グローバル教育

2週間のアメリカ留学
高1ニュージーランド

⑤探求

2021年から始める教育。主要教科の時間を減らし,総合的な学習時間を増やす。
探求型の授業,1年では創造性,2年で主体性,3年で客観性を習得させ伸ばしく。
解決型の授業,問題の発見,協調性の育成,発信力の育成。
解決型の授業の例として,地元の企業と連携した授業。
社会課題を発見し,解決していく力を身につけていく。

学校生活

8時25分登校,18時30分下校。 授業は月~金6時間,土曜日は午前中授業。
自習室:高校生は20時。中学生は18時30分
      120席,3教室
施設に関してYouTube動画あり(教員作成) 生徒作成の動画も公開予定。
運動施設も充実している。また,コレクターなどから寄贈されたコレクションや資料がある『しばうら鉄道工学ギャラリー(ミニ博物館)』がある。

進路

45%が芝浦工業大学に内部進学。その他の生徒はいわゆる芝浦工業大学より偏差値の高い大学に行く。
現役合格が90%,ほとんどが理系であるが,文系の指導も行っている。
他大学を受験する場合は内部進学の推薦の権利はなくなる。他大学の受験指導も行っている。(質疑応答より)

入試情報

第1回,第2回,第3回の変更はない。
特色として,第1回,第2回の国語と算数にはリスニング問題がある。
特色入試で2月2日に午後入試がある。科目の英語と算数,もしくは,言語技術と算数を出願時に選択。
第一志望入試は廃止。
帰国子女枠5名(シンガポール入試)
リスニング問題,特色入試問題のサンプル問題はホームページにあり。

学校の特色

 ▼中学・高校・大学で一貫して技術者・研究者を育てている唯一の学校
 ▼理工系の学校だが、言語は大切にしている。日本語・英語・コンピューター言語を学習。

文系と理系

▽12才では適性が分からない→「当然のこと」と捉えている
 ▼「文理どちらのタイプか分からない」「理工系ではなく理系に進みたくなった」
  → 高2からは「一般理系」「特別理系(他大進学)」「文系コース」の3コース編成
 ▼手先が不器用→繰り返すことで上達するし、先輩がアシストするので問題ない

学校訪問を終えて

各教科に科学技術を絡めたたり,言語教育にコンピューター言語があったりと特色のある教育をしている。第一志望が75%を超えることがあることからも,学校研究をして受験すべき学校だと思いました。
受験科目が国語,算数,理科の3教科から,あまりないかもしれませんが,偏差値だけで受験することはお勧めできない学校で,受験生の中学,高校の生活をイメージすることが大事な学校だと思いました。