2017頌栄女子学院|学校説明会レポート



頌栄女子学院中学校説明会レポート(2017年10月10日)


本日は頌栄女子学院中学校へ、受験ドクター 東京校校長澤田重治が行ってきました。
国道1号線沿いとは思えない、緑豊かで広い敷地でした。
また、頌栄山荘(南志賀高原)、頌栄学荘(軽井沢)など学外施設も充実しています。

キリスト教に基づいた、女子のための品性・情操教育。
2割強在籍する帰国生によって、自然に備わる国際感覚。
重複のある合格者数ではなく、国公立早慶上智大に毎年約50%が進学している。

地下鉄浅草線 高輪台駅 徒歩1分
JR・東急池上線 五反田駅 徒歩10分
JR・京浜急行線 品川駅 徒歩12分
地下鉄南北線・三田線 白金台駅 徒歩10分

平成29年10月10日に行われた頌栄女子学院中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は頌栄女子学院中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©頌栄女子学院

プログラム

教頭ご挨拶

頌栄女子学院中学校 山本 貴代子 教頭より、
頌栄女子学院生活に関するお話ありました。

その中から一部を紹介いたします。

品性の向上

・中1のオリエンテーションキャンプの時より、スリッパを脱ぐ向きから指導している。
・高3では、礼法の授業もある。
・国際感覚…帰国生の存在が大きい。
・人格形成…特別なことをしなくても、通常の学校生活だけで身につく環境。

部活動紹介

・全部で35のクラブがある。中学生・高校生が一緒に活動している。

行事紹介

・中1…オリエンテーションキャンプ,中2…修学旅行,中3…修学旅行,
高1…天城キャンプ,高2…修学旅行  ※高3は勉強。

生徒のフォロー

・思春期の悩み…保健室・相談室で対応。教員にも相談しやすい雰囲気づくり。
・子どもは神様からの預かりもの→「授かった」のではなく「預かった」のだから、大切に育てる。

教育課程・指導方針

教務部長の小島 和夫 先生より
教育課程・指導方針についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

進学実績・進路指導

・合格者数は重複があるので重視していない。入学者数に注目を。
・国公立早慶上智に、安定して50%程度の進学。
・他校受験ができなくなるため、指定校推薦はほとんど使われていない。(昨年は全部で5名)
・AO入試なども推奨していない。仮に推薦で早く決まっても、学力で合格できるレベルを目指し、
最後まで受験勉強をさせるようにしている。

教育課程

・考える力を育てる→ライフデザイン教育
・英語教育…週4回に見えるが、総合的学習2回も英会話に充てているため、実質6回。
・入学後の塾は不要。普段の試験ができるように学習していれば受験も問題ない。
・クラブ活動…強制ではないが95%以上の生徒が参加している。

入試について

広報部長の湯原 和則 先生より
入学試験についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

第1回試験

・およそ2.5~3倍弱の倍率で推移。(サンデーショックの年はやや増加傾向。)
・昨年は2割減少。得点分布から、原因はチャレンジ受験の減少と分析。
  (模試の志望校調査などを見る限りでは、今年は昨年より志願者が増えると予想。)
・平均点
  受験者平均 4科:199.4 国語:58.2 算数:32.4 理科:50.1 社会:58.7
  合格者平均 4科:228.5 国語:64.0 算数:40.3 理科:58.8 社会:65.4

第2回試験

・およそ4倍弱の応募者。その中で、実際の受験率は、約7割
・平均点
  受験者平均 4科:185.4 国語:48.7 算数:29.7 理科:55.4 社会:51.7
  合格者平均 4科:224.1 国語:53.5 算数:41.8 理科:65.5 社会:63.3

※ いずれも、差がついている科目は、やはり圧倒的に「算数」であると言える。

学校訪問を終えて

かなり色濃くキリスト教教育を取り入れている印象です。
授業としても、「聖書の時間」が1時限ありますので、抵抗感を持つ人もいるかもしれません。
単に学校のレベルや進学率だけでなく、教育内容がご家族の方針にあっているか、しっかりと見極めてから
受験・入学するべき学校だと思いました。

一方で、品川駅からは多少距離があるものの、高輪台駅のすぐ横、国道1号線沿いという立地とは思え
ないほど緑豊かな校地は、とても羨ましい環境です。
おしゃれな制服と相まって、人気の理由を実感しました。