2020 巣鴨中学|学校説明会レポート



巣鴨中学校説明会レポート①(2020年12月5日)


本日はオンラインで行われた巣鴨中学の学校説明会を、受験ドクターのM講師がご紹介いたします。

説明会では特に施設の説明はありませんでした。
説明会後授業の様子が見学できました。
体育館,屋上テニスコート,100m直線走路など施設は充実した印象です。

教育方針…伝統の『硬教育』
・個性と可能性を開花させる
・学力を大きく伸長させる
・『真の優しさ』を育む
国際教育に力が入っている
事例として,長期に留学し現地校との単位交換,そして現地校の指導により,オックスフォード大学に進学した例を紹介いただきました。

JR山手線 大塚駅(北口)
JR・西武・東武・地下鉄各線 池袋駅(東口)
JR埼京線 板橋駅(東口)

各最寄駅から約10分〜20分程かかります。

2020年12月5日に行われた巣鴨中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は巣鴨中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©巣鴨中学

プログラム

校長ご挨拶

堀内不二夫校長より、ご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。

受験生へ

受験生の参加可能なため,受験生,5年生へ激励
受験生に対して
受験まで2か月弱焦るかもしれないがこれからが勝負
本当の競争相手は自分 入試から逃げずに,自分の限界を決めずに挑戦していく
5年生に対して
1年はあっという間に過ぎる
毎日10分など短い時間でも集中しそれを続けると大きな力になる
僕はダメと線を引かず挑戦していく
一歩でも半歩でも踏み出し,なりたい自分をみつけ,最終目標にしてほしい

学校生活について

入試広報担当の大山先生から学校生活についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

学校生活

・3~6月 
参考書を配布し,スタディアプリ,youtube,Zoomを使用し学習。
8時と15時ホームルール
・6月
分散登校,この間も授業をネット配信
・6月28日以降
全員登校 

『硬教育』

・教育方針・・・『硬教育』
今の自分にとって少し難しいことに挑戦してみる。
『やればできるばす』→挑戦してみる→できた→達成感と成長を得る
(例)学校行事→山登り,合唱コンクール,マラソン大会など
巣鴨中学では挑戦する機会がたくさんあり,成功体験,失敗体験をして,成功すれば達成感,失敗すれば次に活かす力を得る機会がある。

授業

予習→授業→復習 小テストで定着度を確認し確実な学力をつける(塾に行く必要はない)

クラス編成

中1・2…均等クラス
中3・高1…数学選抜クラスと均等クラス
高2・高3…文理別均等クラス 英・数・国は習熟度別のクラス

国際教育について

国際教育担当の岡田先生より国際教育についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

言語学習

  • 中学,高校ともにネイティブと日本人の教師が担当
  • 英会話の授業にオンライン授業
  • イートン校(英国で20名の首相排出)サマースクール(3週間)
    40名の枠がある。首都圏の男子校では巣鴨中学だけ
  • 巣鴨サマースクール
    イートン校の先生が巣鴨中学に来て授業もある
  • 東京スプリングスクール
    巣鴨中学のサマースクールの上位版 巣鴨中学中心に他校も参加
    学びの機会を多く持っている
  • ウルサ・・・世界50校加盟(紹介制度で加盟可能)
    日本で初の加盟
    国際教育が充実
    中学からABCから始めても大丈夫。

入試について

入試広報室の大山先生より入試についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

<全体概要>

・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期 形式・難易度に差なし
・合否は4教科の合格点で判定
・科目ごとの足切りなし

<算数>

・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期…50分,100点満点 算数選抜…60分,100点満点
・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期
 大問1以外は式を書く欄あり→式も採点対象,部分点あり,要点をまとめる
                   考え方がない場合は減点あり
 方程式の使用可→何を『x』や『□』としたかを明確に
 計算用紙なし→問題冊子の余白に計算
 時間配分に注意して解く
・算数選抜
・考え方を文章で答える問題を出題→読解力がより必要

<国語>

・50分,100点満点 大問3問
・大問1 漢字10問 1問1点
 止め,はねなとあまり細かいところまでは見ない
・大問2 論説・説明文 2000~3000字
 筋道を追って文章を読む力 論理的に考える力
・大問3 随筆分(エッセイ) 2000~3000字
 気持ちや心情を読み取る
・小説・詩・短歌は出題なし
・記述 総字数100~200字 部分点あり

<社会>

・30分,50点満点 大問3問
①地理20点 ②歴史20点 ③公民10点
・全設問は30問程度(2019年度より増加)
 地図,グラフ,表の読み取り 知識を問う問題 短めの記述
・2019年度からの問題数・文章量増加
 リード文,選択肢などの文章量の増加 地図,グラフ,表などの増加
・人物・都道府県名などは漢字指定の問題あり
・漢字のトメ・ハネまでは見ないが丁寧に 記号も同様

<理科>

・30分 50点満点 大問4問・ほぼ均等配点
・生物…知識問題・思考力中心 地学…知識問題・時事問題中心
化学と物理…計算力・思考力中心
・30分以内で40問前後→知識問題の処理,計算速度・正確性 
・解答の書き方に注意→指示通りに答えて失点をなくす
 例)『四捨五入の位』,『漢字指定』など
・記号や数字を丁寧に

学校訪問を終えて

国際教育が充実していること印象です。各生徒に合わせた様々な挑戦ができることから6年間で大きく成長できるのではないかと思いました。学校選択に加えて,一度見学をしてみるのがよいと思います。