桐朋中学校説明会レポート②(2020年6月30日)
本日はオンラインで行われた桐朋中学の学校説明会を、受験ドクター吉祥寺校校長の佐々木 裕子がご紹介いたします。
広大な敷地内に図書館、中学棟、高校棟がある。
中学棟と高校棟を結ぶ屋外テラスがあり、そこ毎年桐朋祭が開催されていた。
棟内には、多目的ラウンジもあり、皆が集う場所が備えられている。
図書館を囲むように武蔵野の広大な森ーみや林と呼んでいるーが広がっている。
理科室は全部で10個備えている。
【広大な敷地】
みや林と桐朋生や先生たちが読んでいる武蔵野の広大な森に囲まれ自然豊かであること。
鳥のさえずりを動画でも配信して自然豊かな中でも学びをアピール
【校長先生からのメッセージ】
2022年学習指導要領が変わり「国語教育」も大きく変わる
俵万智氏や、小川洋子氏、長田弘氏の文章などを引用し「文学作品」の大切さを校長先生自ら語っている。
「考え抜かれた言葉こそ、人間の本当の力です」という校長先生の言葉で締めくくっている。
JR中央線 国立駅南口下車大学通りを南へ徒歩15分
立川バス「矢川駅」方面行き5分バス停「桐朋」徒歩1分
JR南武線 谷保駅下車北へ徒歩15分
立川バス「国立駅南口」方面行き5分バス停「桐朋」徒歩1分
2020年6月30日に行われた桐朋中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は桐朋中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©桐朋中学
校長ご挨拶
片岡哲郎校長より、ご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。
桐朋での学習活動
本物に触れる、他者とのつながり、幅広い教養(文学、数学、自然科学、社会科学、IT社会を生き抜く力)
中1,2では、「私」を知る、目に見える世界の把握、隣にいる朋(友)の存在、国語では他者の読み方の違いや様々な解釈に触れる。数学では、直観で考え、論理的に説明する力を身に付けられるように指導。英語では英語でのスピーチ大会。社会では、裁判の傍聴や東京証券取引所見学、第5福竜丸見学。高校では、個の確立。抽象世界を論理で考え、結ぶ。
確かな学力を形成するために、英語、数学、国語の漢字は小テストを行っている。
夏期講習では、講座を設けハイレベルの講座を設けることもある。
卒業後の進路
私の将来という文章を課題にだします。OBや卒業生との懇談会などを開き、大学とは何か、何を学ぶのかなどを話してもらいます。
入学試験について
国語ー読解力、語彙力、作品全体から場面をとらえているか、設問で問われていることをふまえているかを見ていきます。
算数ー基礎から応用まで幅広く。基礎問題は確実に解いてほしい。手を動かして解いてみる。
社会ー教科書中心、図や表、グラフなどの読み取りができるように。読んで考えて分かったことを論理的に。
理科ー4分野から基礎から応用まで。身近な実験や現象を題材に基礎知識が身についているか、考察できるかを見たい。
試験日は2/1、120名、2/2 60名。詳細は2021年度入試要項をご覧ください。第1回、第2回は難易度、形式は同じ。
学校紹介
中学部長の村野英治先生から学校紹介のお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
ご挨拶
みや林に囲まれた図書館からお送りいたします。
6万5000冊の蔵書、貸出数も他の学校と比べて多いのではないでしょうか。
コロナ禍での取り組み
3月に突然休校となる。4月にオンラインでの質問受付、5月よりオンラインで双方授業開催。各教科からの課題やメールでのやり取りを実施しました。
卒業生からのメッセージ HR
西川基貴さん(第73期卒業生)アメリカのアマースト大学に留学中。コロナで帰国するもホテルで待機。そのホテルからオンラインでHRに参加。在校生へメッセージ。「どんなに考えても新しいフェーズになったわけだから、とにかく考えすぎず行動しよう」
二人目は、道井良樹さん(第52期卒業生)劇団でコメディアン、俳優。「情報に騙されないよう、自分の目や耳、体でちゃんと確かめることが大事」
3人目は、矢島知治さん(第39期卒業生)慶應医学部卒業、杏林大学医学部の先生。「社会貢献できる人材となっているために、自分自身を磨いていってもらえたらと思います」それに対して在校生は感想文を書いています。桐朋のHPにオンラインの卒業生座談会が公開されていますので、そちらもご覧ください。11月開催の学校説明会では、ご来場いただいて、施設をぜひ見ていただきたいと思います。図書室、家庭科室、理科教室、サッカー野球が同時にできる広大な校庭、プラネタリウム、ぜひ足を運んでみていただきたいと思っております。
学習活動について
教務主任の中山健一先生より教育方針についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
桐朋での学習活動
本物に触れる、他者とのつながり、幅広い教養(文学、数学、自然科学、社会科学、IT社会を生き抜く力)
中1,2では、「私」を知る、目に見える世界の把握、隣にいる朋(友)の存在、国語では他者の読み方の違いや様々な解釈に触れる。数学では、直観で考え、論理的に説明する力を身に付けられるように指導。英語では英語でのスピーチ大会。社会では、裁判の傍聴や東京証券取引所見学、第5福竜丸見学。高校では、個の確立。抽象世界を論理で考え、結ぶ。
確かな学力を形成するために、英語、数学、国語の漢字は小テストを行っている。
夏期講習では、講座を設けハイレベルの講座を設けることもある。
卒業後の進路
私の将来という文章を課題にだします。OBや卒業生との懇談会などを開き、大学とは何か、何を学ぶのかなどを話してもらいます。
入学試験について
国語ー読解力、語彙力、作品全体から場面をとらえているか、設問で問われていることをふまえているかを見ていきます。
算数ー基礎から応用まで幅広く。基礎問題は確実に解いてほしい。手を動かして解いてみる。
社会ー教科書中心、図や表、グラフなどの読み取りができるように。読んで考えて分かったことを論理的に。
理科ー4分野から基礎から応用まで。身近な実験や現象を題材に基礎知識が身についているか、考察できるかを見たい。
試験日は2/1、120名、2/2 60名。詳細は2021年度入試要項をご覧ください。第1回、第2回は難易度、形式は同じ。
学校生活について
生活指導部主任の富田類三先生より学校生活についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
コロナ禍での学校生活
長期的な休校 安心安全第一に指導
学校生活
遠足ー今年度は中止、社会科見学ー中止、秋に行うかは再度検討、スポーツ大会ーこちらも秋に行うか、行えなかった場合はミニスポーツ大会。
クラブ・委員会活動もステップ1,2,3を作成し、安全に取り組めるようにしている。
6月1日に入学式を行った。
桐朋祭は毎年地学部、生物学部が毎年盛り上がりどちらかが優勝している。
必ず一人1つ委員会か係につくようにクラスで調整する。
遠足委員は、下見をしコースや危険場所などをチェック。今年は残念ながら中止。
10月中旬、中学生は1泊2日でクラス単位で好きなところにいく。クラスで決める。
クラブ活動
入試概要について
竹内博之先生より入試概要についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
中学入試
長期的な休校 安心安全第一に指導【中学入試】 ▽A方式(書類選考入試) ▽試験のタイミング
▽入試形態
▼2/1,2/2,2/4の午前に4教科で行われる1次・2次・3次入試
▼2/1の午後に算数1科で行う「算数選抜入試」
▽複数回受験のメリット
▼繰り上げ合格の判定時に、各教科の最高得点を集計する
▼算数選抜単独では繰り上げ合格の対象にはならない
▼今年の入試では、10名の繰り上げ合格が出ている
高校入試
▼受験資格のハードルが少し高いがA方式がお勧め
▼受験資格をクリアできれば、実際の試験を受けなくても必ず合格できる
▽B方式(英数国の3教科のオープン入試)
▼3教科の合計得点
▽受験資格
▼募集要項に載っている受験資格はあくまで「原則」
▼疑問点は、桐朋中学入試対策部に遠慮なくメールで相談を転編入試験
▼原則、7・12・3月の3回実施する
▼帰国のタイミングに合わせて編入試験(英数国3教科)を受験することもできる
(入試対策部にメールで問い合わせを)
▽対象学年
▼学則定員に達している学年は実施できない
▽出願
▼インターネット出願を実施しているので、願書の取り寄せ不要、追加出願も容易
▼試験日当日まで来校不要
▼ペーパーレスで環境にも配慮
学校訪問を終えて
のびやかに学ぶことができるのではないかと感じました。
OBの方がコロナ禍期間、オンラインでHRに参加するなど、卒業生との繋がりも大事にされている様子でした。
生徒一人一人が自ら考えて行動し、探求していくということをもモットーとしており、実際に見る、体験するということを先生が手助けしながら体験させていくという教育方針が伝わってくる内容でした。