東京農業大学第一高等学校校説明会レポート(2024年6月6日)
本日はオンラインで行われた東京農業大学第一高等学校の学校説明会を、受験Dr.の川上 亮がご紹介いたします。
新校舎建設予定:本物に触れる「実学」を充実させるため。2023年に芸術棟、2026年に理科棟完成予定。
※パンフレットより
上質の人工芝を敷き詰めたグラウンドやナンバーロック式の個人ロッカー、図書館の蔵書数6万冊。放課後は自習室としても利用可。広い体育室、アリーナ。最新のトレーニングマシンが設置されているトレーニングルームも。
完全中高一貫校へ移行するため、6年間かけてより深い教育を実践できる。生徒の多様性と様々な講座、生徒主導の探求・研究。
右肩上がりの大学合格実績。
来年度から小学生が初の持ち上がりに。学校の理念を理解し、中心となる生徒たちの増加。
募集人数の増加。
内部進学権保有したまま他大受験できるシステムの導入。
■ 小田急線「経堂駅」より徒歩15分
■ 東急世田谷線「上町駅」より徒歩15分
■ 東急田園都市線「桜新町駅」より徒歩20分
2024年6月6日に行われた東京農業大学第一高等学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は東京農業大学第一高等学校ではなく、受験Dr.までお願いします。
東京農大一中のご紹介
幸田論昭校長より学校についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
教育理念とスローガン
スローガン「共創し、新たなステージへ」。生徒主導の行事、イベント、探求など。
今後の展望
「一中一高ゼミ」→「東急線を語る」「数学を目で見よう」などの多様な講座。多角的な視点を養うため、教科や学年を横断して行っている。世界的なチェリストを呼び、演奏してもらい、生徒の質問に様々答えてもらった。
今後の展望その2:課題研究発表
2年間の研究と発表。「電気自動車って本当に地球にやさしい?」では、生徒がテーマをみつけ、データを自分で調べ、細かく研究した。中高一貫化したことで、ますます深く探求できると考えている。
今後の展望その3:国際教育
世界と中高大連携。世界中の教育機関と共創。カナダへの修学旅行、交流会、アフリカからの留学生受け入れなど。
入試広報部より
入試広報部長の川﨑剛先生より教育についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
大学進学実績について
自習室には卒業生のチューターがおり、質問対応等行っている。
文系が45%、理系が55%。
2024年度中学入試結果、2025年度入試について
過去最高の受験者数。1回:2.3倍。2回:3.8倍。3回 8.0倍。
算国と算理のそれぞれの合格者数は、受験者比率と算数の得点を考慮して決めている。生徒にどう受けるか相談されたら、過去問を解いたうえで得意な形で受けるよう促してほしい。
駒東、早稲田、麻布の併願校としての受験生が増加。
◎2025年度入試について
2月1日午前入試を新設→算国各100点(50分)、理社各80点(40分)の4科目。定員40名。合格発表は19:00。志望度が高く、総合的な力を持ち、学校の中心となって活躍する生徒に来てほしい。
2月1日PMの集合時間は2回(事前登録不要)。15:10と16:00のどちらか。ただし、1科目目開始時までに入室できればその回の試験が受けられる。理と国の選択は出願時。出願後の変更はできない。
2月2日PMの集合時間も2回(事前登録不要)。14:30と15:30のどちらか。ただし、1科目目開始時までに入室できればその回の試験が受けられる。理と国の選択は出願時。出願後の変更はできない。算数が50分150点。
教科の出題傾向について
4日AMは記述あり。
算数:2月1日AMは例年の1日PMの問題を参考にしてほしい。基本的な問題を正確に素早く処理できるか。大問5~6題、答えのみ(グラフ記入問題など含む)。2月1日PMは例年より全体的な難易度上がる。
問題数に変更は無し。2月2日PMは例年より問題数を増やす。また、思考系の問題を増やす。2月4日は例年通り。一部記述式で、理解してきたことを運用して表現できるかがカギ。
理科:2月1日AMは例年の1日PMの問題を参考にしてほしい。4科満遍なく出題する。分野による穴が無いようにしてほしい。表、グラフの読み取り、計算問題、選択問題が中心。記述あり。1日PM、2日PM、4日は例年通り。
社会:2月1日AMは全ての分野から出題。説明問題も出す。地理・歴史では1行程度の記述あり。2月4日は例年通り。
特待生合格について→85%以上の得点が目安。1年間の授業料相当を支給。2年時以降は1年時の成績等により決定。
全体の定員は175名→200名へ増加。1日AMでは合格者を60名前後出す予定。
東京農大一中に「入ってから何がしたい」という目標を持つ子に入ってきてほしい。
2025年より、併設校の稲花小学校の卒業生も入学。1学年250名共の体制で運営。小学校から71名、2月1日AMの合格者と併せて半数以上が志望順位が高かったり、理念の理解が深い子、という状態になる。この子達が学校の中心となるように。ゆくゆくは1日AMの定員を増やしていきたい。
東京農大一中の取り組み
中学部教頭の熊谷知行先生より東京農業大学第一高等学校の生活についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
本校の取り組み
教室の廊下側には大きな窓がある。先生は「いつみられても恥ずかしくない授業を」運営している。生徒もいつ見られても良い状態。
10時~17時までいつでも校内見学可能。
学校訪問を終えて
学校の普段の様子の説明は少なめでしたが、教頭先生から「受験生、保護者の方に一度来て、生徒を生で見てほしい」というお話がありました。わずかでしたが生徒の様子を見ることが出来たのですが、皆いい意味で素朴な、純な印象を受けました。非常に明るく活気のある雰囲気で、実際に見に行くと気付く魅力がたくさんありました。入試情報についてかなり細かく教えてくださり、大変参考になりました。