2019 豊島岡女子学園②|学校説明会レポート



豊島岡女子学園学校説明会レポート②(2019年9月18日)


本日は豊島岡女子学園へ、受験ドクター三軒茶屋・池尻大橋校校長清水 栄太が行ってきました。
入口は豪華な装飾で、創設者の銅像が飾られています。
記念講堂は広く、大人数が収容できます。
食堂は、軽食販売の他、栄養を考えた色とりどりの美味しいランチを味わえる食堂「ポッポ」があります。

・見学の精神を受け継ぐ教育
毎朝5分間の運針により、無心になり、集中力を向上させ、基礎の大切さや努力の積み重ねの大切さを学んでいます。
・2018年度よりSSHの指定を受ける
これまでの郊外イベントに加えて、探求活動や国際交流がさらに充実しました。
・充実したキャリア教育
中学2年生では、企業インターンを行い、中学3年生にかけては、卒業生の先輩たちにインタビューを行います。
高校からは進路懇談会などを実施しています。
・2022年度より高校の募集停止
3年後より高校からの募集を停止し、6年間お預かりした生徒をしっかり大切に育てていきたい。
募集人数は変更ありません。
・探究活動の一貫として「モノづくりプロジェクト」「Academic Day」を実施
参加者希望型で、材料のみ配布して答えを教えず、自分たち自ら考えて探究していく

JR・東京メトロ・西武線・東上線・都バス・私バス「池袋駅」 徒歩7分
東京メトロ有楽町線「東池袋駅」 徒歩2分

2019年9月18日に行われた豊島岡女子学園の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は豊島岡女子学園ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©豊島岡女子学園

プログラム

校長ご挨拶

竹鼻志乃校長より、豊島岡女子学園の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学園の歴史

明治25年、女子裁縫専門学校として創設、戦後池袋に移転し豊島岡女子学園として創立

教育方針

「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」真面目な生徒が多く、自らの能力を見つけ、磨き育てていきます。

建学の精神を受け継ぐ教育

毎朝5分間の運針を行うことで、無心になり、基礎の大切さを知り、努力の積み重ねの大切さを学び、特技を持つことができます。また、運針は生徒観察のためでもあり、小さな変化に気がつくことができます。

「学力」と「人間力」を磨き育てる

授業を第一に、中学ではキャリア教育、高校では進学指導を行います。また、クラブ活動は一能専念の考えに基づき、49クラブで全員参加します。学校行事は融資の委員が行います。

キャリア教育

社会とどのように関わっていくかを考える機会。企業インターンでは、6社の中から1社が参加。また、ミッションとしてグループで「働く」を考えます。また、先輩に学んだり、卒業生にインタビューを行っています。

授業外での進路指導

実力養成講座や季節講習など、44講座を開講しており、1人あたり5講座という高い利用率となっています。

進学通信

高校2年生、高校3年生では、毎週進路に役立つ情報を発行しています。

有志の委員による活動

新入生応援スタッフを設けています。世話好きの先輩が多いことも特徴です。
10月には運動会が開かれ、赤組と白組に分かれ高校3年生が中心となって学年全体をリードしています。

「未来を創る力」の育成

「主体性・協働性」「課題発見・解決力」「国際性」を軸に、探究型イベントと探究授業が行われている。2018年よりはSSH指定を受け充実しています。

「英語教育」

4技能を高めるため、基礎力を高めアウトプットの機会を設ける。オンライン英会話やディベート英語、GTEC・TEAPなどの試験など。

「2022年度より完全中高一貫教育へ

2022年度より高校募集を中止し、しっかりと大切に育てていきたいと考えます。

探究活動について

SSH推進委員長の根岸靖先生から探究活動についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

探究活動のイメージ

「学外イベント」「探究活動」「海外・国内の研修」を柱としてSSHとして取り組んでいます。

答えのない問への取り組み

「モノづくりプロジェクト」「Academic Day」を実施。答えのない問題を粘り強く考えることを実践しています。

中高連携探究活動のスパイラル

「科学的思考で人類が抱える問題解決に貢献ができる女性のプログラム」によって文理問わず科学的思考力を養成すること。高校1・2年では、リサーチクエスチョンを設定し、グループ探究や個人探究を行います。そして、成果発表会を行います。外部のイベントにも参加します。

入試について

入試広報部長の岸本行生先生より豊島岡女子学園の入試についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

中学入試結果

2019年入試は2・3回が多くなりました。合格者平均は75%で推移しています。

中学入試募集について

出願はすべてWEBのみです。決済などもWEBで行います。出願は1月10日から。
第3回の入試については、第1回の結果を見てから出願できます。3回受けた際の加点などはありませんが、補欠合格の際に回数を見ます。第1志望の生徒に来てほしいです。併願は桜蔭・女子学院が半数です。補欠合格の繰り上げ合格者は、全員3回受験をしています。

学校訪問を終えて

自ら探究活動を行うことで、6年間を通して主体性が身につき、よく学び考える姿勢が自然と身につく教育をされていると感じました。面倒見の良い先輩が多く、そういった先輩たちの背中をみて育った後輩が、また次の後輩たちへと伝統を受け継いで、共に刺激しあいながら成長する様子が印象的でした。
SSHに指定されたことで、より充実した教育、知識や既存の学習にとらわれない教育に魅力を感じました。