豊島岡女子学園学校説明会レポート④(2019年9月18日)
本日は豊島岡女子学園へ、受験ドクター算数、理科講師のTS講師が行ってきました。
都心の立地でありながらテニスコートが2面入ってもあまりある広さの運動場、3つの体育館および校舎5階にプールを有している。その他の運動施設は入間総合グランド(埼玉県入間市)、運動会の実施や長期休暇中のクラブ合宿などに利用されている。
豊島岡女子の象徴とも思えるほど立派な二木記念講堂。いつ来ても圧倒されるこの講堂は808席を有する広さでとてもきれい。この講堂で生徒たちの活躍の成果を発表するなど様々な催しが行われ卒業しても学園生活とともに一生記憶に残る設備の1つではないでしょうか。
物理実験室、化学実験室、生物実験室をはじめ様々な特別教室を有している。地下にある食堂も広く清潔感があり、メニューの数も豊富です。パンなどの軽食が買えるコーナーもあります。
高い進学実績を誇る豊島岡女子ですが、大学進学実績のお話は全くなく、毎朝8時15分から行われる「運針」の意義に始まり、探究活動で生徒の活躍している様子や英語教育における「英語を使う機会」がどのように与えられるかなどの様々なプログラムによる仕掛けも学校の熱意のようなものが十分感じ取れるものでした。2018年度からSSH指定を受け、探究活動もより一層充実。探究活動の一環である「モノづくりプロジェクト」のお話もとても興味深いものでした。
東京メトロ有楽町線「東池袋駅」 徒歩2分
2019年9月18日に行われた豊島岡女子学園の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は豊島岡女子学園ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©豊島岡女子学園
校長ご挨拶
竹鼻志乃校長より、豊島岡女子学園の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
教育について
授業外での進学指導も充実している。今年の高3の夏期講習は全44講座。1人平均5講座を受講したことになる。
2022年度より高校募集停止。よりきめ細かな指導をめざし、中学校募集は240名のまま。
探究活動について
SSH推進委員長の根岸靖先生から探究活動についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
探究活動について
2018年度よりSSH指定を受け、探究型イベントと探究授業および英語教育と国際交流イベントのさらなる充実を図っている。探究型イベントの中で「モノづくりプロジェクト」についてのお話がありました。豊島岡女子から41チーム、他校から14チームが参加して開催されました。課題は飛ぶ生き物を模倣して飛行物体をチームで作成し、それを成果発表の場で実際に飛行させるといったものでした。どのチームも手を離れた直後には自由落下するような結果でしたが、そのなかで1チーム大学の先生に見込みがあると声をかけられ(そのチームもほかのチーム同様、自由落下状態で素人目にはどこに違いがあるかわかりませんでしたが)、成果発表が終わっても1か月間チームで課題に取り組みました。その結果、誰もが予想できないくらい、まるで生物が本当に羽ばたいているかのような美しい動きで飛んでいる飛翔体をつくりあげたのでした。この様子を映像で紹介していただいたのですが、課題をあきらめないで追及していく大切さ、それを実行した生徒たちの探究心の強さを感じました。またそれを熱心にお話されている根岸先生の情熱のようなものも感じられました。科学的思考力は文理問わず、社会で生きていくために必要な力であると考え、養成することに力を入れていくとのことでした。
入試について
入試広報部長の岸本行生先生より豊島岡女子学園の入試についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
入試について
受験手続はすべてWEBでの手続き。入学金の支払い手続きまですべてWEB上での手続き。簡単でスムーズに手続きが進み過ぎて逆に不安になったとの声もあったとのこと。
合格発表と同時に順位なしで繰上げ合格候補者が発表になる。繰上げ合格候補者は通知受け取りの際、第一希望であれば申し出ること。複数回受験者から優先的に繰上げを行う。実際に受験した回数を重視。昨年度の繰上げ合格者は全員3回とも受験した者だった。
2回目以降の受験当日は受験番号順に席につくのではなく、学校についた順に着席する。二木記念講堂は付き添いの保護者の待合室になる。
試験終了後、200人ずつ時間差をつけて下校。すべての受験生が30分以内に下校できる。
学校訪問を終えて