デイリー・サポート 510-24 「 時計算 」
速さの第3弾、時計算です。 時計算には大きく2パターンあります。
〇長針と短針の角速度の差に注目するパターン(最後に÷(6-0.5)する→×11分の2する)
〇長針と短針の角速度の和に注目するパターン(最後に÷(6+0.5)する→×13分の2する)
この2つのパターンは旅人算の”出会い・追い越し”と同じですね。
510-24では、角速度の差に注目するパターンから、 長針と短針が「重なる」「一直線」「直角」等になる時刻を求めていきます。
初めて学習する生徒にとってイメージしにくく、苦手に感じるのが時計算ですが、 解法は「池の周りで太郎君が次郎君を追いかける旅人算」となんら変わりません。 「1周360mの池の周りを分速6mの”長針君”が分速0.5mの”短針君”を追いかける」と考えましょう。 (B・Cプリントの問1は上記の考え方を用いた、旅人算から時計算に橋渡しする大切な問題です)
時計算の学習では以下の点に注意しましょう。
[1] 最初の長針と短針の位置関係を必ず図に書く。
[2] 仮分数の分子が10の倍数の場合、帯分数にすると”整数部分の1の位”と”分子”の和が10になる。
【分類表】
A 問題 | B 問題 | C 問題 | D 問題 | E 問題 | |
時計算の基本事項 | 1 | ||||
時刻から角度を求める | 2.3.4 | ||||
旅人算を用いた導入 | 1 | 1 | |||
重なる | 2.3.4 | ||||
一直線 | 2.3.4 | ||||
直角 | 1.2.3.4 | ||||
任意の角度 | 1.2.3.4 |
Aプリント
問1 | |
問2 | 角速度の差の5.5を用いても良いですが、イメージしにくいときは長針・短針別々に考えてみましょう。5時20分の場合は、まず5時の長針と短針をかき、その後5時20分の長針と短針をかいて、長針・短針がそれぞれ何度動いたか記入しましょう。 |
問3 | |
問4 |
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B プリント
問1 | |
問2 | 最初の角度÷ 5.5⇒最初の角度× |
問3 | |
問4 |
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C プリント
※ 最初の角度が180度より大きいか小さいかで解法が分かれます。
問1 | |
問2 | 最初の角度が180度より大きいので、180度まで追いつけばよい。 (最初の角度-180度)× |
問3 | 最初の角度が180度より小さいので、追い越して180度引き離せばよい。 (最初の角度+180度)× |
問4 |
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D プリント
問1 | 追いつく途中で90度になる&追い越して90度引き離す |
問2 | 追い越して90度引き離す&追い越して270度引き離す(270度引き離すと反対側の角度が90度になりますね) |
問3 | まず引き離して90度にする(長針が短針の前方にいると考える)&追いつく途中で90度になる |
問4 | 追いつく途中で90度になる&追い越して90度引き離す |
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E プリント
問1 | 追いつく途中で30度になる&追い越して30度引き離す |
問2 | 44度後方から追い越して、44度引き離す |
問3 |
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最初の長針と短針の位置関係を必ず図に書く |
「4時から5時までの間で」と問題文にあれば、4時の状況をまず書く。 |
仮分数の分子が10の倍数の場合”整数部分の1の位”と”分子”の和が10になることを確認する |
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