皆さんこんにちは!
受験Dr.の清水栄太です。
今回は、時事問題につながる緯度と経度についてお伝えします。
突然ですが、東京の緯度と経度答えられますか?
正解は…北緯およそ36°(35度41分)、東経およそ140°(139度41分)です!
秋田県の八郎潟干拓地は知っているけれど、東京となるとパッと浮かばないかもしれません。
この記事を通して入試につながる緯度と経度の基礎をおさらいしていきましょう!
日本編
東京や八郎潟の緯度と経度は確認したので、次の緯度経度を考えてみましょう!
〔問題①〕日本の端の島について、南端と北端の島は緯度、東端と西端の島は経度を答えなさい。
・北端:択捉島 北海道 北緯____度
・南端:沖ノ鳥島 東京都 北緯____度
・東端:南鳥島 東京都 東経___度
・西端:与那国島 沖縄県 東経___度
答えられましたか?
正解は、
・北端:択捉島 北海道 北緯46度
・南端:沖ノ鳥島 東京都 北緯20度
・東端:南鳥島 東京都 東経154度
・西端:与那国島 沖縄県 東経123度
日本は南北におよそ25°、東西におよそ30°に位置している点をおさえておきましょう!
〔問題②〕以下の都市や地形が通過する緯度は何度になるか答えなさい。
・房総半島、伊豆半島、豊田市、東海市、四日市市、大津市、京都市、江の川
このようにみると、中学受験社会でよく見かける都市や地形が豊富にありますね!
さて、答えられましたか?
正解は、北緯35°です!
先ほどの東京を参考にするとイメージしやすいですね!
模試などでもテーマになりやすい緯度ですので、これを機に一度地図帳を開いて確認してまとめてみるとよいでしょう。
そのほかにも、東経140°や東経130°なども注目してみてください!
さて、ここまでは、入試頻出の日本の緯度と経度に注目してきました。
少しでも迷う箇所があれば地図帳を確認してみましょう!
世界編
ここからは、テーマとなる時事につながる緯度と経度について確認していきます。
オリンピックが行われた今年は、緯度や経度を含めた世界の国々の出題が増加する傾向にありますので、チェックしていきましょう!
〔問題③〕
以下のA~Dの都市の緯度と経度として適切なものを次のア~エから選び記号で答えなさい。
A:フランス・パリ
B:ウクライナ・キーウ
C:イギリス・ロンドン
D:アメリカ:ワシントンD.C
ア.西経77°北緯39° イ.東経2°北緯49°
ウ.東経0°北緯51° エ.東経30°北緯51°
世界地図をイメージしながら考えてみましょう!
正解は…
A:フランス・パリ イ.東経2°北緯49°
B:ウクライナ・キーウ エ.東経30°北緯51°
C:イギリス・ロンドン ウ.東経0°北緯51°
D:アメリカ:ワシントンD.Cア.西経77°北緯39°
まずは、経度0°に注目しましょう!
本初子午線が通過する、イギリスのロンドンです。
アメリカは西経に位置していることは想像しやすいですね。
次に、パリとキーウですが、イギリスとフランスが距離として近いことを考えると、経度の小さいほうがパリになります。
経度は時差の問題でも多用しますので、本初子午線を軸とした地図をイメージできるようにしておきましょう!
今回取り上げた都市は、主要国となりますが、まだまだ注目したい国がたくさんあります。
そこで次回、第2弾として緯度経度の発展編をお届けします!
次回までに、地図帳でおさらいをしてみてください!
世界の国々に関するテーマを過去にも取り上げていますので、
ぜひこちら[【中学受験社会】オリンピックイヤー頻出!世界の国々~クロスワードパズル~]もチェックしてみてください!
毎回の記事でもお伝えしておりますが、時事問題の用語だけではなく、
これまでに学習してきた内容との関連性を考えることも大切です。
時事を学習するにあたっては以下の点を意識して学習を進めてみてください!
〇時事問題の学習を進めるにあたって「出題量」「※出題傾向」という2つの点について、志望校の過去問を分析して、時事問題の学習のバランスを整えると良いでしょう。
(※出題傾向についてはこちらの記事で紹介しています)
〇時事問題を学習している際には、関連する単元に意識を向ける。
〇時事として取り上げられる背景にある事柄に注目する。
今回はここまで。
それではまた次回お会いしましょう!
応援しています!